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結婚と離婚
本体2,500円+税
ISBN 9784750349381
判型・ページ数 4-6・272ページ
出版年月日 2019/11/30
フォーマット 価格
単行本 2,500円+税
電子書籍 2,000円+税

結婚と離婚 (単行本)

「結婚相手は親が決めるの?」「女性から離婚することができないって本当?」世界のイスラーム教徒の様々な結婚・離婚事情を、実際のエピソードも交えつつわかりやすく紹介。イスラーム法の伝統と、時代とともに変わりゆく慣習が織りなす多彩な世界を活写する。
 「イスラーム・ジェンダー・スタディーズ」シリーズ刊行にあたって
 序――「変わるもの」と「変わらないもの」

第Ⅰ部 結婚・離婚をめぐる法と手続き、慣習

第1章 結婚までのプロセス――エジプトの例[竹村和朗]

第2章 ムスリムの離婚――エジプトの例[嶺崎寛子]
 コラム1 離婚しなかった姉、離婚した妹――エジプト[嶺崎寛子]

第3章 多民族社会シンガポールにおけるムスリムの宗教間結婚[市岡卓]
 コラム2 花婿の誓い――インドネシアの「条件付き離婚」「離婚への取り決め」[小林寧子]

第4章 旧ソ連ムスリムの結婚と離婚――ウズベキスタンの例[和崎聖日]
 コラム3 越境する花嫁――パキスタン系移民のグローカルな結婚ネットワーク[嶺崎寛子]
 コラム4 日本におけるイラン法解釈の一例[浦野修平]

第Ⅱ部 歴史の中の婚姻とイスラーム法

第5章 古典イスラーム法の結婚と離婚[小野仁美]
 コラム5 シャリーアとイスラーム法[小野仁美]

特論1 歴史に見るムスリムの婚姻契約――19世紀から20世紀初頭にかけての結婚
 1 20世紀初頭のシリアの結婚[大河原知樹]
 2 19世紀イランの婚姻契約文書に見える婚資[阿部尚史]
 3 19世紀から20世紀初頭のロシアにおけるムスリムの婚姻と法[磯貝真澄]
 コラム6 「カイラワーン式婚姻」――チュニジアの伝統的な一夫一婦制[小野仁美]

特論2 近代家族法の誕生
 1 トルコの家族法[村上薫]
 2 エジプトの「家族法」[後藤絵美]
 3 イランの家族保護法[森田豊子]
 コラム7 アタテュルクの離婚[宇野陽子]
 コラム8 カッザーフィー体制下の女性と結婚[田中友紀]

第Ⅲ部 現代社会の変化と多様な結婚の形

第6章 インドネシアにおける結婚――一夫多妻婚、秘密婚、異教徒間の婚姻[大形里美]
 コラム9 エジプトのウルフィー婚――個人的経験から見た信仰心のジレンマ[鳥山純子]

第7章 映画に見る現代の結婚事情――『エジプトの二人の娘』から[後藤絵美]
 コラム10 変化する一時婚制度[森田豊子]

第8章 現代イランにおける様々な「結婚」――女性の高学歴化に伴う晩婚化と若者に広がる「白い結婚」[山﨑和美]

第9章 イトコ婚と遺伝病[細谷幸子]

 参考文献
 用語解説

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