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子どもと福祉 Vol.12
本体1,700円+税
ISBN 9784750348551
判型・ページ数 B5・136ページ
出版年月日 2019/07/01

子どもと福祉 Vol.12

特集は「社会的養護における多職種連携」と題して、今後求められる施設の高機能化・多機能化に向け、多職種が連携・協働できる職員集団をどのように築いていくかを考える。ほかに「児童相談所の未来」と題して、一時保護の司法関与など法改正後の実情を取り上げる。
特集 社会的養護における多職種連携と高機能化・多機能化

特集にあたって[吉村美由紀(本誌編集委員)]
事例1 つながりを作る営み――児童養護施設における多職種連携の実践[大野遙(児童養護施設若草寮治療指導担当職員)]
事例2 地域小規模児童養護施設における連携[肥後敬(児童養護施設名古屋文化キンダーホルト地域小規模児童養護施設ログ・カメリアの丘主任)]
事例3 児童心理治療施設における多職種連携[安田まゆ美(児童心理治療施設ももの木学園主任)・吉岡詩乃(児童養護施設つばさ園主任)・石塚かおる(つばさ園・ももの木学園統括施設長)]
事例4 乳児院における里親養育支援と多機能化[浅野しのぶ(二葉乳児院家庭支援専門相談員)]
事例5 里親と施設の連携と協働[藤井康弘(東京養育家庭の会理事)]
事例6 越前市と児童家庭支援センター一陽による「官民連携」の実際と今後の展望[長屋恵子(越前市子ども福祉課子ども・子育て総合相談室相談員)・明石秀美(児童家庭支援センター一陽副センター長)]
まとめ1 社会的養護における高機能・多機能化に向けた多職種連携[山口薫(児童心理治療施設桜学館施設長)]
まとめ2 社会的養護の現場における多職種連携について考える[吉村譲(岡崎女子大学子ども教育学部教授)]


特集 児童相談所の未来

特集にあたって[二宮直樹(本誌編集委員)]
事例1 要保護児童の通告と初期対応の課題を中心に[野坂聡(横浜市中央児童相談所相談調査員)]
事例2 児童相談所の専門性を保証するもの[安邨啓子(京都府宇治児童相談所京田辺支所判定指導グループ課長補佐)]
事例3 兼務福祉司として配置されて[前田ちひろ(名古屋市西部児童相談所(港区役所南陽支所保護・子ども係)兼務)]
事例4 人が育つ職場となるために――人材育成の視点から考える[永山友里江(川崎市中部児童相談所児童福祉司)]
事例5 児童相談所の未来を考えるカギ――「ケースの見立て」と「一時保護」[岡﨑秋香(川崎市北部児童相談所児童福祉司)]
事例6 これからの児童相談所とは[三阪芳史(久留米児童相談所児童福祉司)]
まとめ 虐待の保護者指導を考える――まとめにかえて[二宮直樹(本誌編集員)]


クローズアップ
 誌上事例検討・東京都目黒区女児死亡事件[佐藤隆司]

当事者の語り
 生い立ちの木ができるまで[鈴村祐介]
 当事者からみた施設[田中健]
 私の十九年間[多田七海]

海外の社会福祉事情
 イタリアトスカーナ州:フィレンツェの捨て子養育院[塩崎美穂]

現場実習レポート
 児童養護施設で暮らす外国籍の子どもへの支援[長棟李奈]
 被虐待体験者から学ぶ[仲根泰子]

研究報告
 「健康なこころ」と「病んだこころ」[稲葉啓通]
 地域で困難を抱える子どもと家族を支えるために――米国ラップアラウンドの実践を通して[久保樹里]
 児童養護施設における養育のいとなみとしての学習支援――自分を支えてくれる大人と「できる自分」に出会える場[杉本美苗]

エッセイ
 子どもが贈ってくれた人生の指針[河野博明]
 新米スクールソーシャルワーカーになって[堀善一]

大森信也さんを偲んで
 愛と正義の応援団[日永純治]
 大森信也さんを追悼する[武藤素明]
 一緒に歩んできた道を[黒田邦夫]
 若草寮 大森信也さんを偲んで[早川悟司]

書評
 『ルドルフとイッパイアッテナ』[飛松義豪]
 『スティーブ・ジョブズ 神の遺言』[倉橋幸彦]
 『〈施設養護か里親制度か〉の対立軸を超えて』[藤田哲也]
 『ソーシャルペダゴジーから考える施設養育の新たな挑戦』[堀場純矢]
 『5つの問題行動別「手に負えない思春期の子」への関わり方』[野村絵里奈]
 『ネガティブ・ケイパビリティ答えの出ない事態に耐える力』[浅川裕子]
 『児童相談所改革と協働の道のり』[黒水宣行]

 『子どもと福祉』投稿規定
 読者のひろば
 編集後記
ペアレント・ネイション
3000万語の格差

3000万語の格差(電子書籍)

世界の保育の質評価
 

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