本体3,800円+税
ISBN | 9784750322322 |
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判型・ページ数 | 4-6・328ページ |
出版年月日 | 2005/12/01 |
英語帝国主義に抗する理念
「思想」論としての「英語」論
大石 俊一 著
グローバル化のなかで「普遍言語」として振る舞う英語の欺瞞性を暴き、「英語帝国主義」をラディカルに問う。強大言語間の言語ナショナリズムにもとづく言語戦争を否定し、思想問題として「英語支配」に対峙する言語ユートピアニズムの可能性を探る。
まえがき
〈主題の明確化のために〉
第一部 英語帝国主義の批判
第一章 英語帝国主義は実在する
第一節 「帝国」「帝国主義」「英語帝国主義」
第二節 「言語の消滅」と英語帝国主義
第三節 物事は逆さにしてみれば、本質が見えてくる─言語の非対称性
第四節 言葉は単なる基軸ではない─岩井克人批判
第五節 文化帝国主義について英語で論じることの文化帝国主義─その一
第六節 文化帝国主義について英語で論じることの文化帝国主義─その二
第七節 「世界文明戦争」における言語戦争の一端─その熾烈さ
第八節 「世界文明戦争」における言語と文化と倫理と─「卑屈支配(humiliocracy)」
第二章 言語の〈有用性・経済性〉と英語帝国主義
第三章 西欧言説の問題から西欧言語の問題へ―英語帝国主義の克服にむけて
第四章 酒井直樹の英語帝国主義論
第五章 いくつかの英語論―フィリップスン、ペニークック、クリスタル、グラッドル、立川健二の場合
第六章 英語帝国主義の憂鬱
第七章 船橋洋一の反英語帝国主義論について―『あえて英語公用語論』の場合
第二部 言語ユートピアニズム
第八章 序言―言語ユートピアニズムの必要性
第九章 世界-なき-世界性、故郷-としての-故郷喪失―言語ユートピアニズムの断想
第十章 言語における〈無・故郷〉論―反言語帝国主義的思念のための覚書き
第十一章 ジェイムズ・ジョイスの言語ユートピアニズム―インターナショナリズムにむけての断想
第十二章 ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』の英語について―根源からの言語平等主義にむけて
結び
あとがき
主要参考文献
〈主題の明確化のために〉
第一部 英語帝国主義の批判
第一章 英語帝国主義は実在する
第一節 「帝国」「帝国主義」「英語帝国主義」
第二節 「言語の消滅」と英語帝国主義
第三節 物事は逆さにしてみれば、本質が見えてくる─言語の非対称性
第四節 言葉は単なる基軸ではない─岩井克人批判
第五節 文化帝国主義について英語で論じることの文化帝国主義─その一
第六節 文化帝国主義について英語で論じることの文化帝国主義─その二
第七節 「世界文明戦争」における言語戦争の一端─その熾烈さ
第八節 「世界文明戦争」における言語と文化と倫理と─「卑屈支配(humiliocracy)」
第二章 言語の〈有用性・経済性〉と英語帝国主義
第三章 西欧言説の問題から西欧言語の問題へ―英語帝国主義の克服にむけて
第四章 酒井直樹の英語帝国主義論
第五章 いくつかの英語論―フィリップスン、ペニークック、クリスタル、グラッドル、立川健二の場合
第六章 英語帝国主義の憂鬱
第七章 船橋洋一の反英語帝国主義論について―『あえて英語公用語論』の場合
第二部 言語ユートピアニズム
第八章 序言―言語ユートピアニズムの必要性
第九章 世界-なき-世界性、故郷-としての-故郷喪失―言語ユートピアニズムの断想
第十章 言語における〈無・故郷〉論―反言語帝国主義的思念のための覚書き
第十一章 ジェイムズ・ジョイスの言語ユートピアニズム―インターナショナリズムにむけての断想
第十二章 ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』の英語について―根源からの言語平等主義にむけて
結び
あとがき
主要参考文献