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言語・情報・文化の英語支配
本体2,200円+税
ISBN 9784750320861
判型・ページ数 4-6・192ページ
出版年月日 2005/03/01

言語・情報・文化の英語支配

地球市民社会のコミュニケーションのあり方を模索する

2004年11月6日に筑波大学で開催された同名の国際シンポジウムの報告書を軸に、その他の論文などを加え、言語学、文学、コミュニケーション論、文化人類学など多角的視点から、英語支配=英語帝国主義の問題点を訴える。
はしがき(津田幸男)
国際シンポジウム【挨拶】
第1部 言語・情報・文化の英語支配 ―― 英語支配研究の位置づけ
【挨拶1】比較市民社会・国家・文化研究と英語支配研究の意義(辻中 豊)
【挨拶2】ことばの壁とコミュニケーション(川那部保明)
国際シンポジウム【講演と討論】
第2部 言語・情報・文化の英語支配 ―― 英語支配への多角的視点
【講演1】言語・情報・文化における英語支配 ―― その実態と問題点(津田幸男)
【講演2】英語支配とセルフ・オリエンタリズム ―― 文化人類学者の立場から(別府春海)
【講演3】韓国の言語・情報・文化における英語支配(イ・スンヨル)〔日本語通訳・金仁和〕
【講演4】情報の国際流通に見る英語支配 ―― 統計的実態分析と日本にとっての諸問題(伊藤陽一)
【討論・質疑応答】英語支配にどう対処したらよいのか?
紙上シンポジウム
第3部 英語支配の未来を探る ―― 4つのエッセイとコメント
1 英語ができなくても幸せに暮らせる世界をめざそう! ――「脱英語言説」の創造(津田幸男)
2 英語支配の将来(別府春海)
3 英語支配の未来を考える ――「古代的未来」への回帰(イ・スンヨル)
4 「英語支配」の未来についての雑感(伊藤陽一)
[コメント]英語支配は精神支配を生み出している(津田幸男)
第4部 英語支配論の新たな展開 ――「英語支配システム」の検討
1 同化と排除のシステムとしての英語支配 ―― 関係性の貧困を生み出す「国際語としての英語」(津田幸男)
2 グローバリゼーション、英語支配、ことばのエコロジー(津田幸男)
3 英語支配論小史(津田幸男)
付録:英語支配研究基礎文献
あとがき――感謝にかえて(津田幸男)

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