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インドネシア・改革闘争記
本体4,800円+税
ISBN 9784750316727
判型・ページ数 4-6・440ページ
出版年月日 2003/01/01

インドネシア・改革闘争記

21世紀市民社会への挑戦

社会科学者15人が、1997年7月~98年8月の自国の全面的危機とスハルト退陣・改革初期段階までの動きを分析。暴動の特質、経済危機、学生運動、大統領後継の正当性、国軍やメディアの動向など、改革過程の諸側面にわたり客観的なデータから検証する。
まえがき(セロ・スマルジャン)
第一章 暴動と改革(M・イクバル・ジャヤディ)
第二章 通貨危機から経済危機へ(アリ・ウイノト・スバンドロ)
第三章 改革のための学生による運動
   (リカルディ・S・アドナン/アルファン・プラディアンシャー)
第四章 「王の退位」
 1 王国の崩壊
 2 スハルト大統領の辞任と副大統領ハビビの大統領昇任は合憲か違憲かという問題
 3 インドネシア大統領という地位(ハルーン・アルラシッド)
第五章 改革の衝撃
 はじめに(イワン・ガルドノ・スジャトミコ)
 1 改革後のスハルト(イワン・ガルドノ・スジャトミコ)
 2 ハビビ政権の正当性
  (イワン・ガルドノ・スジャトミコ/フリッツ・E・シマンジュタック)
 3 国軍に対する改革の衝撃(イワン・ガルドノ・スジャトミコ/アリ・S・スシロ)
 4 官僚システムに対する改革の衝撃(ドディ・プラヨゴ)
 5 ゴルカルに対する改革の衝撃(サルジョノ・ジャティマン/リザル・ヒクマット)
第六章 改革闘争におけるインドネシア国軍の役割(A・ハスナン・ハビブ)
第七章 スハルト政権崩壊を導いた報道、インターネット、そして噂
   (デディ・ヒダヤット)
エピローグ――日本の読者の皆さんに(セロ・スマルジャン)
監訳者あとがき(中村光男)