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メディアとサバルタニティ
本体3,200円+税
ISBN 9784750354163
判型・ページ数 4-6・352ページ
出版年月日 2022/06/27
フォーマット 価格
単行本 3,200円+税
電子書籍 2,560円+税

メディアとサバルタニティ (単行本)

東日本大震災における言説的弱者と〈あわい〉

被災者=サバルタンは語ることができるか? カルチュラルスタディーズ、メディア論、当事者研究、現代思想などを横断しつつ、〈私〉自身の迷いや葛藤、ワークショップやフィールドワークでの実践を踏まえ、〈あわい〉を軸に東日本大震災によって創出された言説的弱者の語りの可能性を希求する。
序章 研究の背景と目的――東日本大震災における歴史と語り
 第1節 被災地にて
 第2節 「個人的な痛み」と「社会的な苦しみ」
 第3節 ヘテロトピアとしての〈あわい〉――誰もが語れる場所
 第4節 本書の構成

第1章 理論および方法論
 第1節 理論――サバルタン・スタディーズ再考
 第2節 方法論――研究者としての〈私〉

第2章 〈私〉の東日本大震災
 第1節 発災直後――母として、被災者として
 第2節 メディア――研究者として

第3章 東日本大震災におけるサバルタニティ
 第1節 メディアにおけるサバルタニティ
 第2節 コミュニティにおけるサバルタニティ
 第3節 ポスト三・一一におけるサバルタニティ

第4章 サバルタン・スタディーズ×メディア論
 第1節 多層化・複雑化するサバルタニティ――東日本大震災の事例より
 第2節 サバルタンのためのメディア論
 第3節 サバルタンが語る場所

第5章 事例1『語りと記憶のプロジェクト』
 第1節 『語りと記憶のプロジェクト』概略
 第2節 エピソード記述――語り出しから共有へ
 第3節 テクスト分析――断片としての語り
 第4節 考察――語りの伝わり方

第6章 事例2『Bridge! Media 311』
 第1節 概略――『Bridge! Media 311(BM311)』
 第2節 発話分析――ワークショップ参加者のボジショナリティの変化
 第3節 考察1――つながるリアリティとイメージ
 第4節 考察2――対話のための回路

第7章 〈あわい〉を創るメディア
 第1節 「中間」――媒体としてのメディア
 第2節 「人間」――他者としてのメディア
 第3節 「空間」――〈あわい〉としてのメディア
 第4節 「時間」――記憶としてのメディア
 第5節 実践としてのメディア

終章 〈私〉というメディアについて
 第1節 本書のまとめ
 第2節 本書における課題と限界
 第3節 本書の展望
 第4節 〈私〉というメディアについて

 引用・参考文献
 あとがき

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