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LGBTQの子どもへの学校ソーシャルワーク
本体3,300円+税
ISBN 9784750350479
判型・ページ数 A5・216ページ
出版年月日 2020/07/06
フォーマット 価格
単行本 3,300円+税
電子書籍 2,640円+税

LGBTQの子どもへの学校ソーシャルワーク (単行本)

エンパワメント視点からの実践モデル

日本の学校現場において性的マイノリティの子どもの権利は保障されているのか。小・中・高校の養護教諭へのアンケート調査、当事者学生への聞き取りを行い、エンパワメントの視点から学校ソーシャルワークによるLGBTQ支援の道すじを探る貴重な研究成果。
序章 LGBTQの子ども達の学校生活の困難とは何か
 1.本研究の研究課題
 2.研究方法及び論文の構成
 3.用語解説
  1)セクシュアリティの概念
  2)セクシュアリティの構成要素
  3)LGBTQの概念
  4)SOGIの概念
 4.本研究におけるLGBTQの定義

第1章 LGBTQの子どもへの支援に関する先行研究
 はじめに
 1.わが国の学校教育現場を中心としたLGBTQの子どもへの支援に関する研究領域
  1)精神医学に関する領域
  2)心理的支援に関する領域
  3)人権に関する領域
  4)学校教育に関する領域
  5)わが国における先行研究の到達点と課題
 2.北米における学校ソーシャルワーク実践に関する研究
 3.小括

第2章 学校教育現場におけるLGBTQの子ども達の相談・支援に関する量的把握
 はじめに
 1.研究目的
 2.量的調査の方法
 3.養護教諭へのアンケート調査の概要
  1)調査目的
  2)調査対象
  3)調査時期
  4)回収状況
  5)調査項目
  6)倫理的配慮
 4.調査結果
  1)基本情報
  2)LGBTQに関して養護教諭が取り組んでいる内容
  3)所属する学校でのLGBTQに関する教員研修の実施状況
  4)LGBTQ(と思われる)の子どもからの相談受理経験とその内容
  5)相談に対して実際に行われた支援内容
  6)所属する学校のLGBTQへの理解状況
  7)今後学校教育現場に求められる支援
 5.考察
  1)LGBTQの子どもの相談の状況について
  2)学校教育現場での対応の実際について
  3)学校教育現場での理解促進を阻む要因について
  4)養護教諭の取り組みの実態と早期取り組みの必要性について
  5)今後の学校教育現場に求められる支援の内容について
  6)学校ソーシャルワークの有効性と支援の担い手としてのSSWr
 6.小括

第3章 LGBTQ当事者の学校教育現場での潜在的ニーズの質的把握
 はじめに
 1.研究目的
 2.研究方法
  1)調査協力者
  2)調査方法
  3)分析枠組
  4)分析方法
  5)倫理的配慮
 3.研究結果
  1)対象者の基本属性
  2)対象者ごとのインタビュー概要
  3)当事者のパワーの減退につながる要因
  4)当事者のエンパワーを促す要因
 4.考察
  1)パワーの欠如をもたらす構図
  2)エンパワーをもたらす構図
 5.小括

第4章 エンパワメント視点の学校ソーシャルワーク支援の必要性
 はじめに
 1.エンパワメントの概念整理
  1)グティエレスのエンパワメント概念
  2)パワーの概念
  3)LGBTQへのエンパワメント実践
 2.LGBTQの子ども達を取り巻くパワーの構造
  1)パワーの欠如につながる構造
  2)パワーの働きかけの方向
 3.LGBTQに関して学校教育現場の抱える課題
 4.学校ソーシャルワークの目的
 5.エンパワメント視点に基づく学校ソーシャルワーク実践の必要性
 6.小括

終章 エンパワメント視点に基づく学校ソーシャルワーク実践について
 はじめに
 1.エンパワメント視点に基づく学校ソーシャルワーク実践におけるSSWrの役割
  1)学校教育現場においてLGBTQの子ども達のアドボカシーを行う実践者としての役割
  2)子ども達が相談しやすい環境を作る実践者としての役割
  3)子ども達の居場所づくりを行う実践者としての役割
  4)校内外の支援体制を構築する実践者としての役割
  5)教員に対する支援を行う実践者としての役割
 2.学校ソーシャルワーク実践に必要な技術や知識
 3.エンパワメント視点での学校ソーシャルワーク実践モデル
  1)小学校での実践視点
  2)中学校での実践視点
  3)高等学校での実践視点
 4.実践の評価
 5.実践モデルの課題

 おわりに
 参考文献

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