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高齢社会日本の働き方改革
本体3,500円+税
ISBN 9784750349701
判型・ページ数 A5・160ページ
出版年月日 2020/03/04

高齢社会日本の働き方改革

生涯を通じたより良い働き方に向けて

急速な高齢化と労働力人口の減少に日本社会はどう対処すればよいのか。生涯現役社会の実現に向け、OECD調査研究が、高齢者の就労促進に向けた対策と、スキル開発や労働条件の改善等の働き方の「質」に着目した労働市場改革の必要性とその方策を提言する。
 序文
 要約

評価・提言
 日本の人口は高齢化が急速に進み、労働力人口は減少していく
 日本の高齢者はそれぞれに応じた政策対応が必要となる多様なニーズを抱えている
 伝統的な雇用慣行は良質で生産的な仕事ができる職業生涯を延長する努力を損ねる
 労働市場の変化に対応するとともに、生産性を高めるためにはスキルへの投資が不可欠
 質の低い仕事や労働条件は職業生涯をより長くするための改革を阻む

第1章 変革期にある日本の高齢者雇用
 第1節 変革期にある日本の高齢者雇用
 第2節 急速な人口高齢化を背景に、高齢期における就労の促進はこれまで以上に重要なものとなっている
 第3節 高齢労働者が直面する特有の状況に応じた政策の必要性

第2章 高齢者の雇用を維持し、新規に雇う事業主への支援策
 第1節 雇用慣行と高齢者雇用のコスト
 第2節 年功要素による賃金上昇が他国よりも日本は大きい
 第3節 雇用慣行の見直しによって高齢者の採用や雇用維持が増える可能性がある
 第4節 エイジ・マネジメントと年齢差別
 第5節 まとめと提言

第3章 スキル開発と就労化対策
 第1節 職業生涯を通じた訓練の促進
 第2節 就労支援の効率化
 第3節 まとめと提言

第4章 長期化する職業生涯に応じたより良い仕事の質
 第1節 日本の仕事の質と労働条件
 第2節 高齢労働者の労働条件強化に向けた取組
 第3節 より良いワーク・ライフ・バランスの確保
 第4節 自営という形での高齢労働者の潜在力が多くある
 第5節 まとめと提言

 高齢社会日本におけるさらなる働き方改革に向けた課題――日本語版への訳者あとがき

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