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障害学研究14
本体3,000円+税
ISBN 9784750347493
判型・ページ数 A5・360ページ
出版年月日 2018/11/10

障害学研究14

障害学会第13回大会及び第14回大会シンポジウムの議論を踏まえ、特集Ⅰ「障害者イメージの流通と消費――2020年パラリンピック東京大会を見据えて、今考える」、特集Ⅱ「自立生活と多様性」について、様々な観点から論ずる。
特集Ⅰ シンポジウム 障害者イメージの流通と消費――2020年パラリンピック東京大会を見据えて、今考える

 開催趣旨[星加良司]
 パラリンピックの歴史と現状と課題[河合純一]
 インクルージョンは実現したか――パラリンピックを斜めから見る[玉木幸則]
 ディスカッション[星加良司・河合純一・玉木幸則]


特集Ⅱ 特集論文 自立生活の多様性

 特集趣旨[星加良司]
 「自立生活の多様性」試論――重症心身障害者の事例を通して[田中恵美子]
 生活に焦点化する――知的障害のある人の自立生活とその介助から[寺本晃久]
 支援付き意思決定――その法理・実践研究・当事者性について[熊谷晋一郎]
 周縁化からの解放としての脱施設化[麦倉泰子]
 障害学は知的障害とどのように向き合えるのか――他者化への抗いのために[田中耕一郎]


論文

 ヒルコとは如何なる存在であったか――その肉体的特徴と社会的意味付け[牧田俊樹]
 府中療育センター闘争が残したもう一つの障害者運動――入居者自治会による施設改革運動[須田真介]
 1909年『少数派報告』における「就業不能者」[高森明]
 ダイレクト・ペイメントにおけるリスクへの対応について――カナダ・オーストラリア・日本の取り組みから[木口恵美子]
 途上国における障害者運動史の分析視角――タイ障害者運動を事例として[千葉寿夫]
 「合理的配慮」は人々にいかに理解されているか――意識調査における自由記述回答の分析を通じて[後藤悠里・佐藤剛介]


エッセイ

 選評[冠野文、倉本智明、渡部沙織(大野更紗)、木村航]
 先天性の難聴者が口話をコミュニケーション手段として聴者社会で生きるということ――ひたすら文字にして話す友人との会話をきっかけとして[押元麻美]
 障害女性の妊娠・出産・育児[奈良里紗]


書評

 書評/榊原賢二郎著『社会的包摂と身体――障害者差別禁止法制後の障害定義と異別処遇を巡って』[立岩真也]
 リプライ 『社会的包摂と身体』の論理――立岩真也氏の書評への応答[榊原賢二郎]

 書評/矢吹康夫著『私がアルビノについて調べ考えて書いた本――当事者から始める社会学』[渡辺克典]
 リプライ それじゃあ、どうすれば社会を変えられるのか(渡辺氏の書評に応えて)[矢吹康夫]


 障害学会会則
 『障害学研究』編集規程
 『障害学研究』自由投稿論文・投稿規程
 『障害学研究』エッセイ投稿規程
 『障害学研究』エッセイ審査規程
 障害学会第14回大会プログラム

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