本体2,500円+税
ISBN | 9784750337890 |
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判型・ページ数 | A5・144ページ |
出版年月日 | 2013/03/29 |
東日本大震災後の持続可能な社会
世界の識者が語る診断から治療まで
シンポジウム「地球にやさしい資源・エネルギー利用へ~東日本大震災から1年」をもとに、3・11東日本大震災以降の社会をどう構想するかを論じる。真鍋淑郎、エルンスト・フォン・ワイツゼッカー、ハンス=ペーター・デュール、米本昌平ら世界的識者による論考。
【お知らせ・内容紹介】
プリンストン大学大気海洋科学プログラム上席研究員の真鍋淑郎先生に、2021年ノーベル物理学賞の受賞が決定しました。真鍋先生の受賞を心からお慶び申し上げるとともに、数々の業績に心より敬意を表します。
第1章冒頭部分を公開いたしますので、ご参照ください。
〇 特別講演「地球温暖化と水――基礎科学から臨床環境学へ」(真鍋淑郎)【PDF:1.0MB】
【書評情報・関連記事】
○2021年ノーベル賞受賞者・真鍋淑郎先生の論考が読める希少な本 『東日本大震災後の持続可能な社会』(じんぶん堂)
序文(林良嗣)
第1部 特別講演
第1章 地球温暖化と水――基礎科学から臨床環境学へ(真鍋淑郎)
温暖化と水
1900年以降の急速な温度上昇
温度上昇をもたらしたCO2の上昇
温暖化を予測する
グローバル・グリッド・システムモデルによる乾燥地帯の再現
モデルから算出した全球平均気温の上昇
大気の循環と水蒸気の輸送
温暖化が起きるとどうなるか
温暖化による土壌水分の変化
深刻化する水不足
水問題の診断、そして治療
エコラボトーク(1) 科学的好奇心と社会的使命の遭遇(真鍋淑郎×神沢博)
第2章 ファクター5――資源消費最小の豊かな社会の実現に向けて(エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー)
持続可能な条件を満たす国とは
資源効率を5倍に高める
グリーンランドで起きていること
今必要な、脱炭素のクズネッツカーブ
脱炭素のための3つの方法
再生可能エネルギーで達成できることとは
1人当たり排出権を平等にするという考え方
豊かさとCO2の排出を切り離すチャレンジ
エネルギー価格を上げる必要性
勝つのは誰か
エコラボトーク(2) 技術効率×社会システム=転換(エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー×井村秀文)
第3章 エネルギーと原子力利用(ハンス=ペーター・デュール)
地球上の物質、エネルギーは有限
化石燃料は太陽がくれたエネルギーの蓄積
生命、物質は不安定な存在
持続可能性とは何か
我々の現実と直面する問題とは
エネルギースレイブとCO2の排出
なぜ原子力の使用に反対するのか
頼るべきは太陽のエネルギー
エコラボトーク(3) 多様性×協調性=地球環境の持続(ハンス=ペーター・デュール×林良嗣)
第4章 地球変動のポリティクス――温暖化という脅威(米本昌平)
冷戦後の理想主義の終焉と温暖化問題
核の脅威に替わる温暖化の脅威
3・11後の日本がなすべきこと
環境外交――科学政策と外交の合体
東アジアにおける国際共同研究の必要性
エコラボトーク(4) 問題を志向し、垣根をはずして、領域をつなぐように、地球環境問題を考えよう(米本昌平×安成哲三)
第2部 パネルディスカッション
「東日本大震災後に考える持続可能な社会」
《モデレーター》飯尾歩×林良嗣
《パネリスト》真鍋淑郎×エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー×ハンス=ペーター・デュール×米本昌平
3・11後の持続可能な社会へ向けた論点整理
巨大地震を前提にした国際協力のフレームワークを
エネルギーソースの多様性と原子力
原発事故がドイツに与えた影響
日本は何を選択していくのか
合意、そして、診断と治療に向けて
第1部 特別講演
第1章 地球温暖化と水――基礎科学から臨床環境学へ(真鍋淑郎)
温暖化と水
1900年以降の急速な温度上昇
温度上昇をもたらしたCO2の上昇
温暖化を予測する
グローバル・グリッド・システムモデルによる乾燥地帯の再現
モデルから算出した全球平均気温の上昇
大気の循環と水蒸気の輸送
温暖化が起きるとどうなるか
温暖化による土壌水分の変化
深刻化する水不足
水問題の診断、そして治療
エコラボトーク(1) 科学的好奇心と社会的使命の遭遇(真鍋淑郎×神沢博)
第2章 ファクター5――資源消費最小の豊かな社会の実現に向けて(エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー)
持続可能な条件を満たす国とは
資源効率を5倍に高める
グリーンランドで起きていること
今必要な、脱炭素のクズネッツカーブ
脱炭素のための3つの方法
再生可能エネルギーで達成できることとは
1人当たり排出権を平等にするという考え方
豊かさとCO2の排出を切り離すチャレンジ
エネルギー価格を上げる必要性
勝つのは誰か
エコラボトーク(2) 技術効率×社会システム=転換(エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー×井村秀文)
第3章 エネルギーと原子力利用(ハンス=ペーター・デュール)
地球上の物質、エネルギーは有限
化石燃料は太陽がくれたエネルギーの蓄積
生命、物質は不安定な存在
持続可能性とは何か
我々の現実と直面する問題とは
エネルギースレイブとCO2の排出
なぜ原子力の使用に反対するのか
頼るべきは太陽のエネルギー
エコラボトーク(3) 多様性×協調性=地球環境の持続(ハンス=ペーター・デュール×林良嗣)
第4章 地球変動のポリティクス――温暖化という脅威(米本昌平)
冷戦後の理想主義の終焉と温暖化問題
核の脅威に替わる温暖化の脅威
3・11後の日本がなすべきこと
環境外交――科学政策と外交の合体
東アジアにおける国際共同研究の必要性
エコラボトーク(4) 問題を志向し、垣根をはずして、領域をつなぐように、地球環境問題を考えよう(米本昌平×安成哲三)
第2部 パネルディスカッション
「東日本大震災後に考える持続可能な社会」
《モデレーター》飯尾歩×林良嗣
《パネリスト》真鍋淑郎×エルンスト・ウルリッヒ・フォン・ワイツゼッカー×ハンス=ペーター・デュール×米本昌平
3・11後の持続可能な社会へ向けた論点整理
巨大地震を前提にした国際協力のフレームワークを
エネルギーソースの多様性と原子力
原発事故がドイツに与えた影響
日本は何を選択していくのか
合意、そして、診断と治療に向けて
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