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お知らせ(重版情報)

読者の皆様のご要望にお応えして、重版となりました!

 

ミシェル・ヴィヴィオルカ 著 森千香子 訳
レイシズムの変貌――グローバル化がまねいた社会の人種化、文化の断片化

杉田聡 編
福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集――「国権拡張」「脱亜」の果て

板垣竜太 著
朝鮮近代の歴史民族誌――慶北尚州の植民地経験

鈴井江三子 著
超音波診断と妊婦――出産の医学的管理が身体感覚・胎児への愛着におよぼす影響

 

※オンデマンド形式での増刷のため、上製から並製へ変更しております。

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7月末に重版(5刷)予定です。

 

ジョージ・J.デュポール、トーマス・J.パワー、アーサー・D.アナストポウロス、ロバート・リード 著
市川宏伸、田中康雄 監修 坂本律 訳
診断・対応のためのADHD評価スケール ADHD-RS【DSM準拠】――チェックリスト,標準値とその臨床的解釈(2008年5月)

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重版(3刷)ができました。

 

イマニュエル・ウォーラーステイン 著 山下範久 訳
ヨーロッパ的普遍主義――近代世界システムにおける構造的暴力と権力の修辞学(2008年8月)

 

人権や民主主義、市場や競争の正当性、科学的実証性など、現代社会において自明とされる概念は、不平等の構造を拡大・深化させる「普遍主義」という暴力に支えられている――16世紀から現在までを世界システム論に基づいて検証、その臨界性を指し示す新たな展開。

 

【内容構成】

謝辞/Acknowledgments

 はじめに/Introduction:
 ――今日における普遍主義の政治学/The Politics of Universalism Today


第I章 干渉の権利はだれのものか/ Whose Right to Intervene?
  ――野蛮に対する普遍的価値/Universal Values Against Barbarism
   「非文明」的地域への干渉は正当か
   ラス・カサスの反干渉論
   伝道、文明化の使命、そして人権
   人道的干渉の矛盾――ラス・カサスの原則と現代

第II章 ひとは非東洋学者になりうるか/Can One Be a Non-Orientalist?
  ――本質主義的個別主義/Essentialist Particularism
   『ペルシア人の手紙』
   アブデル=マレクとサイードのオリエンタリズム批判
   オリエンタリズム批判の射程――サイードの批判の三つの宛先
   個別性の普遍化と普遍性の個別化

第III章 真理はいかにして知られるか/How Do We Know the Truth?
  ――科学的普遍主義/Scientific Universalism
   科学的普遍主義の勝利
   近代世界システムの構造的危機
   「二つの文化」の制度化
   大学システムの変容と知の社会科学化

第IV章 観念のパワー、パワーの観念/The Power of Ideas, the Ideas of Power:
  ――与えることと受け取ること?/To Give and to Receive?
   ヨーロッパ的普遍主義1 「野蛮」に対する干渉の権利
   ヨーロッパ的普遍主義2 オリエンタリズムの本質主義的個別主義
   ヨーロッパ的普遍主義3 科学的普遍主義
   「与えることと受け取ることが一致する場」

 文献一覧/Bibliography
 訳者あとがき
 索引

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