お知らせ(重版情報)
読者の皆様のご要望にお応えして、重版となりました! - 2017.07.12
読者の皆様のご要望にお応えして、重版となりました!
ミシェル・ヴィヴィオルカ 著 森千香子 訳
『レイシズムの変貌――グローバル化がまねいた社会の人種化、文化の断片化』
杉田聡 編
『福沢諭吉 朝鮮・中国・台湾論集――「国権拡張」「脱亜」の果て』
板垣竜太 著
『朝鮮近代の歴史民族誌――慶北尚州の植民地経験』
鈴井江三子 著
『超音波診断と妊婦――出産の医学的管理が身体感覚・胎児への愛着におよぼす影響』
※オンデマンド形式での増刷のため、上製から並製へ変更しております。
【重版予定】『診断・対応のためのADHD評価スケール』 - 2016.07.12
7月末に重版(5刷)予定です。
ジョージ・J.デュポール、トーマス・J.パワー、アーサー・D.アナストポウロス、ロバート・リード 著
市川宏伸、田中康雄 監修 坂本律 訳
『診断・対応のためのADHD評価スケール ADHD-RS【DSM準拠】――チェックリスト,標準値とその臨床的解釈』(2008年5月)
【重版出来】イマニュエル・ウォーラーステイン『ヨーロッパ的普遍主義』 - 2016.07.05
重版(3刷)ができました。
イマニュエル・ウォーラーステイン 著 山下範久 訳
『ヨーロッパ的普遍主義――近代世界システムにおける構造的暴力と権力の修辞学』(2008年8月)
人権や民主主義、市場や競争の正当性、科学的実証性など、現代社会において自明とされる概念は、不平等の構造を拡大・深化させる「普遍主義」という暴力に支えられている――16世紀から現在までを世界システム論に基づいて検証、その臨界性を指し示す新たな展開。
【内容構成】
謝辞/Acknowledgments
はじめに/Introduction:
――今日における普遍主義の政治学/The Politics of Universalism Today
第I章 干渉の権利はだれのものか/ Whose Right to Intervene?
――野蛮に対する普遍的価値/Universal Values Against Barbarism
「非文明」的地域への干渉は正当か
ラス・カサスの反干渉論
伝道、文明化の使命、そして人権
人道的干渉の矛盾――ラス・カサスの原則と現代
第II章 ひとは非東洋学者になりうるか/Can One Be a Non-Orientalist?
――本質主義的個別主義/Essentialist Particularism
『ペルシア人の手紙』
アブデル=マレクとサイードのオリエンタリズム批判
オリエンタリズム批判の射程――サイードの批判の三つの宛先
個別性の普遍化と普遍性の個別化
第III章 真理はいかにして知られるか/How Do We Know the Truth?
――科学的普遍主義/Scientific Universalism
科学的普遍主義の勝利
近代世界システムの構造的危機
「二つの文化」の制度化
大学システムの変容と知の社会科学化
第IV章 観念のパワー、パワーの観念/The Power of Ideas, the Ideas of Power:
――与えることと受け取ること?/To Give and to Receive?
ヨーロッパ的普遍主義1 「野蛮」に対する干渉の権利
ヨーロッパ的普遍主義2 オリエンタリズムの本質主義的個別主義
ヨーロッパ的普遍主義3 科学的普遍主義
「与えることと受け取ることが一致する場」
文献一覧/Bibliography
訳者あとがき
索引