お知らせ(書籍案内)
『ウクライナを知るための65章』特別公開のお知らせ - 2022.04.28
ウクライナへの時事的な関心が高まっている今だからこそ、
多角的にウクライナという国を理解する必要があります。
メディアではいろいろな情報が錯綜していますが、
そもそもウクライナとはどのような国なのでしょうか?
さまざまな専門家が自然、歴史、民族、言語、宗教、文化などの面からウクライナを紹介する
『ウクライナを知るための65章』(2018年刊行)は、そうした疑問に答える格好の1冊です。
今般の関心の高まりから注目を集めている本書の一部を、このたび特別公開。
ウクライナを知り、今何が起きているのかを冷静に考えるためにお役立ていただき、是非書籍も手に取ってみてください。
※ 『ウクライナを知るための65章』特別公開は こちら
※ 【ウクライナ情勢を考えるための30冊】は こちら
◆公開記事一覧
重版に寄せて 『ウクライナを知るための65章』重版に寄せて(服部倫卓)
Ⅰ ウクライナのシンボルと風景 から
第1章 「ウクライナ」とは何か――国名の由来とその解釈(原田義也)
第2章 青と黄のシンボリカ――ウクライナの国旗・国章・国歌(原田義也)
第8章 ウクライナ文化揺籃の地となった北東部――シーヴェルシチナ・スロボジャンシチナ・ポルタウシチナ(イーホル・ダツェンコ/訳:原田義也)
Ⅱ ウクライナの民族・言語・宗教 から
第12章 民族・言語構成――スラヴ、ゲルマン、ロマンスからテュルクまで(イーホル・ダツェンコ/訳:原田義也)
第17章 ウクライナ語、ロシア語、スールジク――進展するウクライナ語の国語化 (中澤英彦)
第20章 ウクライナ人ディアスポラ――遠い祖国への熱き想い(光吉淑江)
Ⅲ ウクライナの歴史 から
第22章 キエフ・ルーシとビザンツ帝国――ウクライナの前史(三浦清美)
第25章 ロシア帝国下のウクライナ――「小ロシア人」から「ウクライナ人」へ(光吉淑江)
第32章 あの人もウクライナ出身――文学者、芸術家、政治家(光吉淑江)
Ⅳ ウクライナの芸術と文化 から
第36章 ロシア文学とウクライナ――言語、民族、トポスの錯綜 (中村唯史)
第42章 現代ウクライナにおける日本文化の受容――ステレオタイプを超え(セルゲイ・ゲラシコフ/訳:原田義也)
Ⅴ 現代ウクライナの諸問題 から
第46章 独立ウクライナの歩みの概観――東西の狭間で苦悩(藤森信吉)
【ウクライナ情勢を考えるための30冊】 - 2022.03.18
ウクライナ軍の戦闘が各地で続くなか、多くの市民が国内外への避難を迫られ、
病院や学校などへの空爆により多くの死傷者が出続けています。
多くのメディアが連日この状況を報道していますが、このような事態がなぜ起きたのか、
両国はどのような歴史的背景をもち、近隣諸国とはどのような関係を築いてきたのか、
なぜならば、人々が築いてきた歴史には、政治であれ経済であれ文化であれ、
彼の地が平和を取り戻すための、何らかの手がかりが残されているかもしれないと
思うからです。
ウクライナの歴史は、どこの国でもそうであるように、普通の人々が築いてきました。
私たちがその歴史を共有するとき、私たちもまた、微力ではありつつも、この地の
未来の参画者となるのかもしれません。
――――――――――
明石書店では、この度の情勢変動を受けて『ウクライナを知るための65章』を緊急重版し、
それに伴って【ウクライナ情勢を考えるための30冊】を選書いたしました。
また、今回は選書の対象外としましたが、弊社では今後の課題として表面化するであろう、
安全保障や難民問題等の書籍も取り扱っております。
併せてご用命いただき、深い学びにお役立ていただけましたら幸いです。
※ 『ウクライナを知るための65章』重版に寄せて(服部倫卓先生のご寄稿)は こちら
※ 『ウクライナを知るための65章』特別公開は こちら
第36回大平正芳記念賞を『幸運を探すフィリピンの移民たち』が受賞しました - 2020.06.24
第41回発展途上国研究奨励賞を弊社刊行書籍が受賞いたしました - 2020.06.22
ジェトロ・アジア経済研究所が主催する第41回(2020年度)「発展途上国研究奨励賞」に弊社刊行書籍が選ばれました。
【受賞作品】
澤井充生 著
『現代中国における「イスラーム復興」の民族誌――変貌するジャマーアの伝統秩序と民族自治』(2018年12月刊行)
細田尚美 著
『幸運を探すフィリピンの移民たち――冒険・犠牲・祝福の民族誌』(2019年2月刊行)
○第41回「発展途上国研究奨励賞」(2020年度)受賞作品決定について(ジェトロWebサイト)
○第41回発展途上国研究奨励賞 表彰式・受賞講演のお知らせ[2020/7/1 開催](ジェトロWebサイト)
イスラーム情勢、イスラーム世界を知るための本 - 2015.11.10
2015/2/2 更新
イスラーム情勢、イスラーム世界を知るための本
日々揺れ動くイスラーム情勢を捉えるために、小社がお薦めする書籍を集めました。
イスラーム世界の歴史・文化から最新情勢までを網羅しています。
『チャイニーズ・ライフ』が文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞しました - 2014.11.28
『チャイニーズ・ライフ』が第18回文化庁メディア芸術祭、マンガ部門・優秀賞を受賞いたしました。
詳細はこちらから
○第18回文化庁メディア芸術祭公式ウェブサイト マンガ部門(優秀賞)受賞作品情報
【受賞書籍】
李昆武、フィリップ・オティエ 著 野嶋剛 訳
震災・原発事故から学ぶ - 2014.05.23
あのとき、なにが起きたのか。そして今、なにが問われているのか。
独自の視点で、3・11以後の世界を見つめます。
人権・差別の歴史と現在 - 2014.05.22
「多数だから正統」なのか。歴史に痕跡を残し、現在を生きるマイノリティの声を聞く。
~を知るための…章 エリア・スタディーズ - 2014.05.22
世界各国(地域)の概要をわかりやすく解説した入門書のシリーズです。
OECDで世界を測る - 2014.05.22
「世界最大のシンクタンク」であるOECD報告書の日本語版です。経済分野はもとより、社会政策、保健医療、環境、教育、科学技術、農業等の分野で、客観的な統計及び指標に基づく審査、調査報告書を数多く網羅しています。
格差・貧困をなくすために - 2014.05.01
日本および世界各国に広がる格差と貧困の実態を探り、その構造を掘り起こします。
子どもの育ちをみつめる - 2014.05.01
子どもがそだつとはどういうことなのだろう。子どものしあわせとはなんだろう。
そんな問いにこたえてくれる本をセレクトしました。
離婚後300日問題を理解するために - 2012.07.17
書籍のご案内
『離婚後300日問題 無戸籍児を救え!』
(毎日新聞社会部 著 2008年8月刊行)
離婚後300日問題――離婚後300日以内に生まれた子は前夫の子と推定されるためにそれを避けるために戸籍上の手続きがなされず子どもが無戸籍となる、という問題をおった毎日新聞の一年半にもおよぶキャンペーン報道、それを一冊にまとめてあります。
7月10日(火)からフジテレビで放送されている「息もできない夏」(主演:武井咲)はこのテーマをとりあげたドラマです。ドラマをみてもっと知りたいという方は是非どうぞ。
ブルース・カミングス、邦訳のお知らせ - 2012.04.10
2012年4月にブルース・カミングスの著書『The Origins of the Korean War Vol.1 and Vol.2』の邦訳を刊行いたします。
ブルース・カミングス著
鄭敬謨、林哲、加地永都子、山岡由美 訳
『朝鮮戦争の起源』 全2巻(第2巻は上下分冊の全3冊)
第1巻 1945年‐1947年 解放と南北分断体制の出現
第2巻 1947年‐1950年 「革命的」内戦とアメリカの覇権 (上下二分冊)
A5判/上製/定価 各冊7350円(本体7000円+税)
頁数 1巻:644頁 第2巻【上】:484頁 第2巻【下】:560頁
刊行いたしました。書誌情報は以下の[関連書籍](あるいは[関連書籍はこちら])からご覧いただけます。
フィデル・カストロ自伝、邦訳のお知らせ - 2011.06.16
キューバ革命の指導者、エルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラ)氏の未公開日記がオーストラリアで刊行されたというニュースが、6月15日に配信されました。その『戦闘員の日記』にもつづられている人物で、後の国家評議会議長になるフィデル・カストロ氏の自伝の邦訳を、弊社より刊行することになりました。
フィデル・カストロ・ルス
『戦略的勝利〈仮〉(原題:La victoria estrategica)』
山岡加奈子、田中高ほか訳
原著はフィデル・カストロ氏が自ら綴った初の自伝で、邦訳は2012年春刊行を予定しております。
民主化に揺れる中東・アラブ諸国を理解する - 2011.02.03
2011/06/29更新
民主化に揺れる中東・アラブ諸国を理解する
チュニジアの政変(ジャスミン革命)を端緒に、エジプト・アルジェリアをはじめとする北アフリカのアラブ圏で拡大する反政府デモ。
――その背景と内因を探るために。
山口直彦氏より今後の中東情勢の論考をご寄稿いただきました。 ●『中東情勢(エジプト情勢)の分析と今後の展望』(PDF:650KB) |
【新刊案内】
松本弘編著『中東・イスラーム諸国 民主化ハンドブック』
細井長編著『アラブ首長国連邦(UAE)を知るための60章』(エリア・スタディーズ)
【近刊案内】
バンジャマン・ストラ著 小山田紀子、渡邊司訳『アルジェリア近現代史』(世界歴史叢書)[7月刊行予定]