本体2,000円+税
ISBN | 9784750335223 |
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判型・ページ数 | 4-6・376ページ |
出版年月日 | 2012/01/15 |
ケルトを旅する52章
イギリス・アイルランド
永田 喜文 著
音楽と旅を通じてイギリス、アイルランドに現代も生きるケルト文化を浮き彫りにする。音楽では伝統音楽からポピュラー音楽まで縦横に紹介し、各地の遺跡・史跡を巡る旅では土着宗教、伝説、伝承の名残りを伝えて、現代の表層に隠れたケルトの世界へ案内する。
序にかえて現代に生きるケルト
第1部 ケルト・ミュージックから見たアイルランド
1 ダニー・ボーイとロンドンデリーの歌
2 「血の日曜日」を忘れられるか――U2とデリー市民の温度差
3 ブリティッシュかアイリッシュか――プロテスタントとカトリック
4 アイリッシュダンス――なぜ足だけで踊るのか
[コラム01]イギリスおよびアイルランドという“国”――連合王国の成立
5 夜毎繰り広げられるパブでのセッション――アイルランド伝統音楽(1)
6 ショーン・オ・リアダとザ・チーフタンズ――アイルランド伝統音楽(2)
7 酔いどれ天使ポーグス
8 クホリンに憧れて――ケルト神話の英雄になりたかった男フィル・ライノット
9 アイルランド伝統音楽の懐の深さ――クラナド
10 エンヤ――ヒーリングという新しいアイルランド伝統音楽
[コラム02]流浪の民ケルト――その民族と言語
第2部 ケルト・ミュージックから見たウェールズ
11 ウェールズとカムリ、ふたつの国名、ふたつの言葉――「ハルレッフの男たち」と「わが父祖の国」
12 「歌の国」ウェールズの誕生――力強い低音の魅力、男声合唱団
13 中世ウェールズと音楽――職業詩人バルズと民謡
14 ウェルッシュ・ハープ――伝統から前衛まで ロードリ・デイヴィス
15 ウェールズの歌姫たち――メアリー・ホプキン、シャルロット・チャーチ、シアン・ジェームス
[コラム03]No Vacancies !?――宿を取ろう 現代宿泊施設事情
16 現代ウェールズ、ふたつの文化圏――ダヴィズ・イワンとカール・ジェンキンス
17 サッチャリズムの光と影――80年代という時代の節目に
18 「国旗」を掲げて――ジ・アラームの『Changes.』と『Newid.』
19 炭鉱の消えた「丘」――閉山後のコミュニティ崩壊とロック
20 北、そして、南――“バイリンガル”ウェールズ
[コラム04]ヴァーチャル・トラベルVS観光案内所――情報収集あれこれ
第3部 ケルト・ミュージックから見たスコットランド
21 「蛍の光」と「故郷」の作者は人気詩人――ロバート・バーンズを歌う人々
22 王国スコットランドと「国歌」
23 バラッドとフォーク・リバイバル
24 渓谷に響け!――バグパイプとコールドパイプ
25 クラン(氏族)とバグパイプ――「口三味線」が伝えた伝統文化
[コラム05]当代交通事情――空路、海路、陸路の公共交通機関の利点と欠点
26 16世紀、変革の時――吟遊詩人、労働歌、そして賛美歌
27 ロウランドとスコットランド啓蒙――エディンバラとグラスゴー
28 管楽器がなくとも――伝統的なハープとフィドル
29 マン島――失われし言葉、失われし音楽
30 スコティッシュ・ゲール語で歌おう――遅れてきたケルト語復興運動
[コラム06]イギリス・アイルランドを走ろう――レンタカーと運転
第4部 アイルランドに残るケルト文化
31 ここがケルトの生きる道――ケルト土着信仰と聖パトリックの伝道
32 修道院はケルト・タイム・カプセル
33 背の高い十字架の変種(ハイ・クロス・ヴァリエーション)――ケルト土着宗教の呪縛
34 太古の民、太古の神々――神話の島アイルランド
35 スコティッシュ・コネクション――北アイルランド海岸通り駆け足紀行
36 壁画に思いをぶつけて――北アイルランド、対立と悲劇の歴史
37 ケルトに惹かれ、ケルトを離れ――ダブリンとコークの今
[コラム07]イギリス・アイルランドを食らう(1)――朝食から軽食まで腹ごしらえはこれで十分
第5部 ウェールズに残るケルト文化
38 古代に思いを馳せて――アングルシー島の三つの呼び名
39 聖なる“囲い”スラン――初期キリスト教の跡
40 アイリッシュ・コネクション――アイルランドからの移住者の痕跡
41 民族の祭典アイステズヴォッド――詩人の“王国”ウェールズ
42 アルスルって知っていますか?――ウェールズ・アーサー王列伝
43 伝説の息づく土地――異界、水、そして言葉
44 ウェールズの王子と「反骨精神」――歴史の陰で独立を求め
45 英語か? ウェールズ語か?!――北、南、そして中部国境地帯
[コラム08]イギリス・アイルランドを食らう(2)――主菜に舌鼓
第6部 ブリテン島他の地域に残るケルト文化とその周辺
46 スコットランド独立の象徴――スターリングを見守る2人の英雄
47 高地行きの列車に乗って――ジャコバイトと高地の中心都市インヴァネス
48 クランとハイランド西部――スカイ島と悲しみのグレンコー
49 ロウランド――エディンバラとグラスゴーから見たケルト
50 霧に囲まれた神秘の島――マン島
51 ローマ軍駐留とケルト――チェスターとヨーク、ハドリアヌスの長城
52 ロンドン、ケルト巡り――テムズ川、大英博物館、ボグ・マン
[コラム09]イギリス・アイルランドを飲みつくす!――イギリス流ビール・エールと飲料水
ケルト(イギリス・アイルランド)を知るための文献・情報ガイド
終わりに――終章にかえて
索引
第1部 ケルト・ミュージックから見たアイルランド
1 ダニー・ボーイとロンドンデリーの歌
2 「血の日曜日」を忘れられるか――U2とデリー市民の温度差
3 ブリティッシュかアイリッシュか――プロテスタントとカトリック
4 アイリッシュダンス――なぜ足だけで踊るのか
[コラム01]イギリスおよびアイルランドという“国”――連合王国の成立
5 夜毎繰り広げられるパブでのセッション――アイルランド伝統音楽(1)
6 ショーン・オ・リアダとザ・チーフタンズ――アイルランド伝統音楽(2)
7 酔いどれ天使ポーグス
8 クホリンに憧れて――ケルト神話の英雄になりたかった男フィル・ライノット
9 アイルランド伝統音楽の懐の深さ――クラナド
10 エンヤ――ヒーリングという新しいアイルランド伝統音楽
[コラム02]流浪の民ケルト――その民族と言語
第2部 ケルト・ミュージックから見たウェールズ
11 ウェールズとカムリ、ふたつの国名、ふたつの言葉――「ハルレッフの男たち」と「わが父祖の国」
12 「歌の国」ウェールズの誕生――力強い低音の魅力、男声合唱団
13 中世ウェールズと音楽――職業詩人バルズと民謡
14 ウェルッシュ・ハープ――伝統から前衛まで ロードリ・デイヴィス
15 ウェールズの歌姫たち――メアリー・ホプキン、シャルロット・チャーチ、シアン・ジェームス
[コラム03]No Vacancies !?――宿を取ろう 現代宿泊施設事情
16 現代ウェールズ、ふたつの文化圏――ダヴィズ・イワンとカール・ジェンキンス
17 サッチャリズムの光と影――80年代という時代の節目に
18 「国旗」を掲げて――ジ・アラームの『Changes.』と『Newid.』
19 炭鉱の消えた「丘」――閉山後のコミュニティ崩壊とロック
20 北、そして、南――“バイリンガル”ウェールズ
[コラム04]ヴァーチャル・トラベルVS観光案内所――情報収集あれこれ
第3部 ケルト・ミュージックから見たスコットランド
21 「蛍の光」と「故郷」の作者は人気詩人――ロバート・バーンズを歌う人々
22 王国スコットランドと「国歌」
23 バラッドとフォーク・リバイバル
24 渓谷に響け!――バグパイプとコールドパイプ
25 クラン(氏族)とバグパイプ――「口三味線」が伝えた伝統文化
[コラム05]当代交通事情――空路、海路、陸路の公共交通機関の利点と欠点
26 16世紀、変革の時――吟遊詩人、労働歌、そして賛美歌
27 ロウランドとスコットランド啓蒙――エディンバラとグラスゴー
28 管楽器がなくとも――伝統的なハープとフィドル
29 マン島――失われし言葉、失われし音楽
30 スコティッシュ・ゲール語で歌おう――遅れてきたケルト語復興運動
[コラム06]イギリス・アイルランドを走ろう――レンタカーと運転
第4部 アイルランドに残るケルト文化
31 ここがケルトの生きる道――ケルト土着信仰と聖パトリックの伝道
32 修道院はケルト・タイム・カプセル
33 背の高い十字架の変種(ハイ・クロス・ヴァリエーション)――ケルト土着宗教の呪縛
34 太古の民、太古の神々――神話の島アイルランド
35 スコティッシュ・コネクション――北アイルランド海岸通り駆け足紀行
36 壁画に思いをぶつけて――北アイルランド、対立と悲劇の歴史
37 ケルトに惹かれ、ケルトを離れ――ダブリンとコークの今
[コラム07]イギリス・アイルランドを食らう(1)――朝食から軽食まで腹ごしらえはこれで十分
第5部 ウェールズに残るケルト文化
38 古代に思いを馳せて――アングルシー島の三つの呼び名
39 聖なる“囲い”スラン――初期キリスト教の跡
40 アイリッシュ・コネクション――アイルランドからの移住者の痕跡
41 民族の祭典アイステズヴォッド――詩人の“王国”ウェールズ
42 アルスルって知っていますか?――ウェールズ・アーサー王列伝
43 伝説の息づく土地――異界、水、そして言葉
44 ウェールズの王子と「反骨精神」――歴史の陰で独立を求め
45 英語か? ウェールズ語か?!――北、南、そして中部国境地帯
[コラム08]イギリス・アイルランドを食らう(2)――主菜に舌鼓
第6部 ブリテン島他の地域に残るケルト文化とその周辺
46 スコットランド独立の象徴――スターリングを見守る2人の英雄
47 高地行きの列車に乗って――ジャコバイトと高地の中心都市インヴァネス
48 クランとハイランド西部――スカイ島と悲しみのグレンコー
49 ロウランド――エディンバラとグラスゴーから見たケルト
50 霧に囲まれた神秘の島――マン島
51 ローマ軍駐留とケルト――チェスターとヨーク、ハドリアヌスの長城
52 ロンドン、ケルト巡り――テムズ川、大英博物館、ボグ・マン
[コラム09]イギリス・アイルランドを飲みつくす!――イギリス流ビール・エールと飲料水
ケルト(イギリス・アイルランド)を知るための文献・情報ガイド
終わりに――終章にかえて
索引
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