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原発危機と「東大話法」
本体1,600円+税
ISBN 9784750335162
判型・ページ数 4-6・276ページ
出版年月日 2012/01/06

原発危機と「東大話法」

傍観者の論理・欺瞞の言語

原発を推進してきたのも、原発事故を引き起こしたのも、欺瞞的な言葉を使ってきたからだ! この最悪の事態を好転させるためにはまず、事実を正確に言葉にすること。だが、あのような大事故のあとも相変わらず、欺瞞的な言葉を手放さない人たちがいる。欺瞞的言語体系の中心に位置する「東大話法」の分析と批判を通じて、日本社会の再生を願う現役東大教授、渾身の作。

 

【関連Webサイト】

マイケル・ジャクソンの思想(著者Webサイト) 
マイケル・ジャクソンの思想(と私が解釈するもの)著者:安冨歩※引越し中(著者旧Webサイト:アメーバブログ)

 はじめに

 東大話法一覧

第1章 事実からの逃走
 燃焼と核反応と
 魔法のヤカン
 名を正す
 学者による欺瞞の蔓延――経済学の場合
 名を正した学者の系譜
 武谷三男の「がまん量」
 高木仁三郎・市民科学者
 小出裕章と「熊取六人組」
 玄海原発プルサーマル計画をめぐる詭弁との闘い

第2章 香山リカ氏の「小出現象」論
 香山氏の記事の出現
 原発をネットで論じている人々の像
 ニートや引きこもりの「神」
 仮面ライダー・小出裕章
 小出裕章=「ネオむぎ茶」説
 「原発問題=新世紀エヴァンゲリオン」説
 インターネットの意味
 関所資本主義の終焉
 お詫びのフリ
 真理の探求へ
 真理の探求からの逃避
 香山氏はなぜこの文章を書いてしまったのか

第3章 「東大文化」と「東大話法」
 不誠実・バランス感覚・高速事務処理能力
 東大関係者の「東大話法」
 東大工学部の『震災後の工学は何をめざすのか』
 東大原子力の「我が国は」思想
 工学研究の「計画立案」
 東大原子力の中期計画
 東大原子力の野望
 東大原子力の長期計画
 東大原子力文書の東大話法規則による解釈
 傍観者
 池田信夫氏の原発についての見解
 池田信夫氏の「東大話法」
 鈴木篤之氏の「東大話法」
 「東大話法」の一般性

第4章 「役」と「立場」の日本社会
 「東大話法」を見抜くことの意味
 「立場」の歴史
 夏目漱石の「立場」
 沖縄戦死者の「立場」
 日本版プラトニズムとしての「立場」
 職→役→立場
 原子力御用学者の「役」と「立場」
 天下りのための原子力
 福島の人々が逃げない理由

第5章 不条理から解き放たれるために
 原発に反対する人がオカルトに惹かれる理由
 槌田敦のエントロピー論
 化石燃料と原子力
 地球温暖化
 出してはならないもの
 人間活動の生態系
 人間の破壊
 熱力学第二法則と人類の未来
 原子力のオカルト性
 「日本ブランド」の回復へ

 あとがき

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