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家族と教育
本体4,800円+税
ISBN 9784750335100
判型・ページ数 A5・312ページ
出版年月日 2011/12/10

家族と教育

家族と教育の場は、次世代と労働力の再生産に直接関わる領域であり、ジェンダー規範が最も集約的に出現する場である。本巻では、近年の家族史・女性史研究が明らかにした「近代家族」「ポスト近代家族」という家族形態と教育にまつわるトピックを取り上げる。

 『ジェンダー史叢書』刊行にあたって
 はじめに(高橋裕子/石川照子)

第1部 「家族」という規範とジェンダー

第1章 性モラルと家族像――イタリア近代の場合(菊川麻里)
第2章 情愛的な父親はどこにいる?――近代社会における情愛の重視と家族国家観の形成(海妻径子)
第3章 〈母の日〉が政治に現れるとき、消えるとき――昭和二三年の「祝祭日の改正」の議論から(小玉亮子)
第4章 シティズンシップの最前線――人種、シティズンシップ、そして同性婚(グレッグ・ロビンソン/浅井理恵子訳)
 ■コラム
  烈婦の父、貞女の兄――家父長制と家族愛のあいだ(野村鮎子)
  アメリカの消費文明と家族(有賀夏紀)

第2部 教育空間とジェンダー

第1章 江戸における庶民のリテラシーとジェンダー――御殿奉公と庶民の教育熱(市川寛明)
第2章 一九世紀後半のイギリスのパブリック・スクールにおける「男らしさ」(井上美雪)
第3章 津田梅子と「婦人参政権」――回顧録・伝記に省かれた事項とジェンダー規範/秩序(高橋裕子)
第4章 一九三〇年代植民地朝鮮の教育とジェンダー規範の変容――「良妻賢母」から「皇国女性」へ(金富子)
第5章 インドネシアにおけるイスラーム女子教育とジェンダー(服部美奈)
 ■コラム
  イギリスの家庭雑誌と「女性らしさ」の表象(菅靖子)
  家族国家観とジェンダー(牟田和恵)

第3部 コミュニティとジェンダー

第1章 ジェーン・アダムズはいかにしてセツルメント事業を発見・選択したのか?――女性の公的役割論の具体化過程とこれを支える思想構造に焦点をあてて(米澤正雄)
第2章 中国YWCAの家族・女性規範(石川照子)
第3章 「麻薬戦争」と女性・家族─合衆国における排除型社会の深化(大辻千恵子)
第4章 育児をめぐるジェンダー秩序――フランス、スウェーデン、日本の比較社会学的変動論(舩橋惠子)
 ■コラム
  アメリカ合衆国南部社会におけるリンチ事件とジェンダー(佐々木孝弘)
  ドキュメンタリー映画にみる、占領下パレスチナのさまざまな家族の形(岡真理)

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