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ファミリーグループ・カンファレンス入門
本体2,500円+税
ISBN 9784750335025
判型・ページ数 A5・208ページ
出版年月日 2011/12/02

ファミリーグループ・カンファレンス入門

子ども虐待における「家族」が主役の支援

子ども虐待問題が深刻化するなか、介入・統制型のアプローチから、家族再統合までを視野に入れた〈親・子ども支援〉の重要性が高まっている。本書はそうした「ファミリーグループ・カンファレンス」の手法を現場でどう生かすかを実践に即したかたちで解説する。

 はじめに

第I部 ファミリーグループ・カンファレンスと親族里親

第1章 ファミリーグループ・カンファレンスの基本的理解
 1.はじめに
 2.ファミリーグループ・カンファレンス(FGC)の基本的内容
 3.FGCの根底にある理念
 4.家族を「ひらく」ことへの着目とFGC
 5.導入背景
 6.子どもの参画支援のあり方
 7.FGCの構成要件と評価
 8.FGCがソーシャルワーク実践に与えた影響
 9.日本への示唆

第2章 諸外国における親族里親の評価と日本への示唆
 1.はじめに
 2.親族養育の社会化と意思決定過程への当事者参画
 3.親族里親の評価
 4.日本への示唆
 5.おわりに


第II部 日本におけるファミリーグループ・カンファレンスの実践

第3章 児童相談所におけるファミリーグループ・カンファレンスの実際

I 家族との出会い
 1.通告、そして対立から始まらざるを得ないことが多い出会い
 2.児童福祉司による家族との対話
 3.家族と創る安全 サインズ・オブ・セイフティ・アプローチ(SoSA)による安全プランの構築

II ファミリーグループ・カンファレンスの準備
 1.コーディネーターとしての親子支援チーム職員からファミリーグループ・カンファレンスの提案
 2.子どもの気持ちとファミリーグループ・カンファレンスの提案
 3.家族をひらく ジェノグラムインタビュー
 4.ファミリーグループを選ぶ

III ファミリーグループ・カンファレンスの展開
 1.ファミリーグループ・カンファレンスのはじまり
 (1)アイスブレイク
 (2)ファミリーグループ・カンファレンス開催の目的について参加者への説明と参加者のあいさつ
 (3)情報共有
 (4)ファミリータイム
 (5)合意段階
 (6)終結(クロージング)

第4章 事例から考えるファミリーグループ・カンファレンス
 事例1 親族の話し合いで子どもの養育者を決めたケース
 事例2 SBS(乳幼児揺さぶられ症候群)が疑われたが、親族を含めたFGCを実施し在宅支援を展開したケース
 事例3 生後1ヶ月の乳児に対する身体的虐待が疑われたケース
 事例4 継続的な実施を予定したFGCが立ち消えとなり、「家族の決定」が実現しなかったケース

 おわりに

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