本体2,900円+税
ISBN | 9784750334998 |
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判型・ページ数 | 4-6・240ページ |
出版年月日 | 2011/11/30 |
アメリカ人種問題のジレンマ
オバマのカラー・ブラインド戦略のゆくえ
人種問題を巧みに避けるレトリックとユニバーサルな公共政策によって、オバマ大統領は白人の支持をとりつけた。しかしオバマ政権下で人種差別と不平等は是正されていない。人種問題の回避が引き起こすジレンマを、雇用、住宅、教育、医療の分野から分析する。
序
第1章 ポスト・レイシャル・リベラリズムの誕生と勝利
カラー・ブラインド・ユニバーサリズムと公共政策
バラク・オバマと人種超越レトリック
第2章 ポスト・レイシャル・リベラリズムの問題点
人種間格差の現実
人種に基づく不当な扱い――継承された不利な立場と現行差別
○過去の影響の認知
○現在の人種的偏見の認知、偏見の執拗さ
○単なる偏見ですまない――新世紀の人種差別
○レイシズム、差別、雇用
○レイシズム、差別、住宅
○レイシズム、差別、教育
○レイシズム、差別、医療
被害者への責任転嫁――貧困の文化的思考法の不適切性
カラー・ブラインドによる人種差別の悪化
ポスト・レイシャル・リベラリズムは社会階級を語るが、白人の耳には人種が聞こえる――なぜポスト・レイシャル・リベラリズムは自分で自分の首を絞めることになるのか
○社会政策のレイシズム化
○使徒――どのみちオバマは人種的再分配の使者と見られる
○右派の攻撃を前にしたポスト・レイシャル姿勢は一方的武装解除
第3章 啓発された個人主義――進歩的に肌の色の違いを意識するアプローチのための一つのパラダイム
公正と平等へのキーワードとしての啓発された個人主義
啓発された個人主義実践
○早期に、しかも何度も、人種的自覚を高める
○組織生活におけるカラー意識化
○カラー意識化と公共政策
原注
訳者あとがき
索引
第1章 ポスト・レイシャル・リベラリズムの誕生と勝利
カラー・ブラインド・ユニバーサリズムと公共政策
バラク・オバマと人種超越レトリック
第2章 ポスト・レイシャル・リベラリズムの問題点
人種間格差の現実
人種に基づく不当な扱い――継承された不利な立場と現行差別
○過去の影響の認知
○現在の人種的偏見の認知、偏見の執拗さ
○単なる偏見ですまない――新世紀の人種差別
○レイシズム、差別、雇用
○レイシズム、差別、住宅
○レイシズム、差別、教育
○レイシズム、差別、医療
被害者への責任転嫁――貧困の文化的思考法の不適切性
カラー・ブラインドによる人種差別の悪化
ポスト・レイシャル・リベラリズムは社会階級を語るが、白人の耳には人種が聞こえる――なぜポスト・レイシャル・リベラリズムは自分で自分の首を絞めることになるのか
○社会政策のレイシズム化
○使徒――どのみちオバマは人種的再分配の使者と見られる
○右派の攻撃を前にしたポスト・レイシャル姿勢は一方的武装解除
第3章 啓発された個人主義――進歩的に肌の色の違いを意識するアプローチのための一つのパラダイム
公正と平等へのキーワードとしての啓発された個人主義
啓発された個人主義実践
○早期に、しかも何度も、人種的自覚を高める
○組織生活におけるカラー意識化
○カラー意識化と公共政策
原注
訳者あとがき
索引