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朝鮮民主主義人民共和国の人口変動
本体8,000円+税
ISBN 9784750333267
判型・ページ数 A5・416ページ
出版年月日 2011/09/25

朝鮮民主主義人民共和国の人口変動

人口学から読み解く朝鮮社会主義

1948年に建国された北朝鮮の人口は、建国から60年あまりで2.5倍に増えた。朝鮮戦争や飢餓の発生など人口が大きく変動する要因も多いが、国際的平均値に近い伸び率を示している。人口変動の様相を数量的に解明し、その要因をあわせて分析する労作。

序章 本書の課題
 1.北朝鮮人口変動の特徴
 2.公表統計の概要
 3.既存研究の概要
 4.本書の特徴
 5.本書の構成

第I部 人口学研究と統計調査事情

第1章 朝鮮社会主義と人口学
 1.人口学不在の時期における「人口論」
 2.国連人口基金(UNFPA)との協力と人口学探究の始まり

第2章 人口調査体系
 1.登記人口調査制度(付論:初期の登記人口調査)
 2.センサス
 3.登記人口調査統計とセンサス統計との整合性検証

第II部 出生の諸問題

第3章 出生転換
 1.時期区分と分析方法
 2.出生転換の要因分析
 3.出生転換の理論的分析の枠組み

第4章 男児選好意識の低下とその要因
 1.出生性比統計の検証
 2.男児選好要因の先行研究
 3.歴史的観点からみる朝鮮半島における男児選好要因
 4.南北分断後の北朝鮮と韓国の相異

第III部 死亡の諸問題

第5章 生命表
 1.センサスの評価・補正
 2.生命表の作成
 3.死亡パターンの検証:モデル生命表との比較

第6章 体位の成長鈍化とその要因
 1.体位と死亡率の相関
 2.計測データ
 3.資料の補充
 4.体位成長鈍化の要因
 5.含意

第IV部 人口推計

第7章 平時の人口推計(1953~1993年)
 1.推計対象の定義
 2.公表統計の吟味(推計内容検証のための4つの条件)
 3.既存研究
 4.各期生命表の推計
 5.逆進推計
 6.推計結果の含意

第8章 飢饉推計(1994~2000年)
 1.1990年代飢饉の背景
 2.既存研究
 3.統計情報
 4.推計作業
 5.推計結果の含意

終章 北朝鮮人口研究の意義
 1.人口転換の長期観察
 2.「人口学」からみる北朝鮮の民衆

付表・資料・付録

[付表]公表人口統計
 1.1993年の年齢別生存数と年齢別死亡数(1993年センサス調査)
 2.1993年基準TFR(1993年センサス調査)
 3.1986年末基準年齢別人口(登記人口調査)
 4.各期の普通出生率=CBR(登記人口調査)
 5.各期の普通死亡率=CDR(登記人口調査)
 6.各期の乳児死亡率=IMR(登記人口調査)
 7.各期の「平均寿命」
 8.北朝鮮の公表総人口(1946~2008年)

[資料]『金日成著作集』からの人口問題関連部分の抜粋(1970~1980年)

[付録]2008年センサス
 はじめに
 1.2008年センサスの概要
 2.主要結果
 3.調査用語の概念と定義
 4.調査票
 5.2008年センサス主要表

 参考文献
 索引

 おわりに(10年間の研究生活を振り返って)

〔表一覧〕
 表i 公表資料から調査された北朝鮮の総人口
 表ii 北朝鮮訪問期間と面談者一覧
 表1-1 北朝鮮の人口研究機関一覧
 表2-1 1993年センサスの調査票
 表2-2 北朝鮮の世帯数および世帯人員数
 表2-3 北朝鮮の国内移動数
 表2-4 重複カウントを考慮にいれた総人口推計
 表2-5 登記人口調査とセンサス統計との整合性検証
 表3-1-1 韓国の平均初婚年齢(1)
 表3-1-2 韓国の平均初婚年齢(2)
 表3-2 韓国の平均初婚年齢および出生順位別母の年齢
 表3-3 北朝鮮の結婚・離婚件数
 表3-4 北朝鮮の生産年齢人口の推移
 表3-5 北朝鮮の就業人口の推移
 表3-6 北朝鮮の労働力の産業別構成
 表3-7 北朝鮮の労働力の性別推移
 表3-8 北朝鮮の労働力の産業別構成(1993年センサス)
 表4-1 韓国の出生順位別性比
 表4-2 中国の出生順位別性比
 表4-3 植民地期朝鮮および韓国の性比の推移
 表4-4 北朝鮮の女性就業者比率の推移
 表4-5 男児選好理由に関する韓国の意識調査
 表5-1 1993年センサスの選好指数=MI(全国)
 表5-2 1993年センサスの集中指数=WI(地域別)
 表5-3-1 国連指標の計算(補正前)
 表5-3-2 国連指標の計算(補正後)
 表5-4 北朝鮮の年齢別人口と死亡数、死亡率(1993年センサス)
 表5-5-1 1993年簡略生命表(総人口)
 表5-5-2 1993年簡略生命表(男性)
 表5-5-3 1993年簡略生命表(女性)
 表5-6 1993年センサスの諸指標と国連統計との比較
 表5-7 主要モデル生命表の概略
 表5-8 モデル生命表による北朝鮮男性死亡確率の補間推計とIRD
 表5-9 モデル生命表レベル=75と北朝鮮女性死亡確率とのIRD
 表5-10 ロジット推計のための基礎資料
 表5-11 ロジット推計によるαとβの値
 表5-12 ロジット推計による北朝鮮男性死亡確率
 表5-13 ロジット推計による北朝鮮女性死亡確率
 表5-14 ロジット推計による男女IRD
 表5-15 モデル生命表による推計乳児死亡率
 表6-1 脱北者の出生年別平均身長
 表6-2-1 脱北者と韓国人の年齢別平均身長(男性)
 表6-2-2 脱北者と韓国人の年齢別平均身長(女性)
 表6-3 人口1万人当たりの急性感染症の罹患率
 表6-4 北朝鮮の死因構造の変化(1960~1991年)
 表6-5 北朝鮮の食糧供給基準量
 表7-1 北朝鮮の出生と死亡の登記(1980~1987年)
 表7-2 国連による北朝鮮人口推計(1950~1990年)
 表7-3 国連による北朝鮮人口推計と北朝鮮の公表統計との比較
 表7-4 韓国統計庁による北朝鮮人口推計と北朝鮮の公表統計との比較
 表7-5 北朝鮮人口推計に関する既存研究の検証結果
 表7-6-1 植民地期朝鮮の1942年生命表(男性)
 表7-6-2 植民地期朝鮮の1942年生命表(女性)
 表7-7-1 北朝鮮人口推計I 戦争考慮
 表7-7-2 北朝鮮人口推計II 戦前・戦後の連続=戦争考慮せず
 表7-8 女性人口推計結果の検証(移動人口を考慮した公表人口との比較)
 表7-9 修正推計(死亡率の性差考慮)
 表7-10 1953~1993年の北朝鮮人口推計結果
 表8-1 社会主義圏崩壊後の北朝鮮経済動向
 表8-2 北朝鮮の飢饉規模に関する各推計値
 表8-3 飢饉前後の公表人口統計
 表8-4 北朝鮮の行政区域別人口(1993年および2000年)
 表8-5 北朝鮮の乳幼児の登録状況
 表8-6 乳幼児死亡率(IMR)に関するサンプル調査
 表8-7 飢饉の規模推計
 表8-8 直線補間による年齢構造推計(1993~2000年)
 表8-9 飢饉時の平均寿命推計(1994~2000年)
 表8-10 飢饉時の普通死亡率(CDR)推計(1994~2000年)
 表8-11-1 第一パターンにもとづく2000年の年齢構造比較
 表8-11-2 第二パターンにもとづく2000年の年齢構造比較
 表8-12 穀物需給バランス(1995~2005年)
 表8-13 行政区域別人口増加率(1993年対2000年)
 表8-14 行政区域別都市化率(1993年センサス)
 表8-15 行政区域別発育不良の子どもの比率(2002年)
 表(1) 植民地期の人口動態(出生率と死亡率)

〔図一覧〕
 図2-1 北朝鮮の経済計画の推移
 図3-1 普通出生率の推移
 図3-2 北朝鮮の人口ピラミッド(1993年基準)
 図5-1 年齢別性比分布(1993年センサス)
 図5-2-1 補間推計による生命表死亡パターンの比較(男性)
 図5-2-2 補間推計による生命表死亡パターンの比較(女性)
 図5-3-1 ロジット推計による生命表死亡パターンの比較(男性)
 図5-3-2 ロジット推計による生命表死亡パターンの比較(女性)
 図7-1 年齢別死亡率の変遷過程(女性の場合)
 図7-2 推計のための死亡率の性差の修正
 図8-1-1 死亡数の配分イメージ(第一パターン)
 図8-1-2 死亡数の配分イメージ(第三パターン)
 図8-3 北朝鮮の行政区域
 図8-4 行政区域別の人口成長率の偏差
 図(1) 北朝鮮の人口転換の様相

〔写真一覧〕
 写真2-1 北朝鮮の新旧公民証
 写真2-2 1993年センサスの調査票

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