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自閉症の人の死別経験とソーシャルワーク
本体3,800円+税
ISBN 9784750334561
判型・ページ数 A5・296ページ
出版年月日 2011/09/01

自閉症の人の死別経験とソーシャルワーク

親なきあとの生活を支えるために

自閉症のある人の高齢化に伴い、親との死別は避けることのできない経験となっている。親との死別を経験した自閉症者の家族や支援者へのインタビューの分析から、「親なきあと」の生活に必要な支援方法、社会資源の構築を図る手がかりを提供する。

 はじめに

第1章 自閉症の人の死別経験をとらえることの意味
 第1節 死別の経験を支えるということ
 第2節 自閉症とはどのような障害か
 第3節 自閉症をめぐって
 第4節 自閉症の人を取り巻く現状と課題
 第5節 自閉症の人の死別研究の必要性
  *資料1 ICD-10「小児自閉症」の診断基準

第2章 1人ひとりの経験からみえてきたもの――調査方法と調査結果
 第1節 調査の概要と分析手法
 第2節 質的研究方法によるデータ分析の手法
 第3節 調査結果

第3章 悲しみを経験するということ――死別による自閉症の人の反応
 第1節 自閉症の人の反応の特徴
 第2節 障害特性に固有の反応
 第3節 考察

第4章 遺された家族の対応――親なきあとのヒントを得る
 第1節 自閉症の人の死別を支える家族の対応
 第2節 ケアの社会化に向けて――直接的ケアから間接的対応の増加
 第3節 考察

第5章 自閉症の人の死別の経験を保障するために
 第1節 自閉症の人の反応と家族等の対応の「関係性」
 第2節 家族が気づくこと
 第3節 考察

第6章 自閉症の人へのサポートシステムとソーシャルワーカーの役割
 第1節 死別後の生活を再構成していくにあたって
 第2節 家族がケア役割を委託できるのか
 第3節 考察

終章 自閉症の人の死別ケアに向けての提言
 第1節 「生活モデル」に主眼をおいた当事者理解と支援のあり方
 第2節 自閉症の人の「親なきあと」の生活が可能となるための支援方法について
 第3節 ストレングス視点を導入した死別経験への支援に向けて

 引用・参考文献
 あとがき

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