本体1,800円+税
ISBN | 9784750334271 |
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判型・ページ数 | 4-6・224ページ |
出版年月日 | 2011/07/15 |
仲間とともに治すアルコール依存症
断酒会活動とはなにか
中本 新一 著
アルコール依存症を断酒会活動で克服し、『脱「アルコール依存社会」をめざして』などの著書で政策提言を行う著者が、断酒会についてわかりやすく語る書。アルコール依存症は治せる、という前提で、当事者・支援者がとるべき姿勢や具体的な方法を詳述する。
プロローグ 私もひどい酒飲みだった
第1部 客観的事実として
第1章 9人の酒害者の人生と転機
・松野陽一:「静かなるアル中」、多発性神経炎
・西脇ひろ子:摂食障害とアルコール依存症の若い女
・高橋鉄平:酒乱、連続飲酒の単身者
・越前屋太郎:高血圧、アルコール性心筋症、遺伝不安
・浮橋健太:若年アルコール依存症、寝汗
・大前庄之助:高齢アルコール依存症と認知症
・青木美智子:女性酒害者、ブラックアウト、膵炎
・鬼道秀一郎:糖尿病
・茂木草介:後期高齢者の酒害、胃腸障害、栄養失調
第2章 断酒会の創設と酒害者
第1節 通院か入院か
第2節 断酒会の創設
第3節 セルフヘルプ・グループの要件
第4節 アルコール医療への注文
第5節 アルコール依存症者が酒をやめる
第6節 アルコール依存症は治せる
第3章 アルコール依存症と断酒会に関する8つの法則
法則1「死ぬほどの苦痛を味わいつくすまで、アルコール依存症であることを認めることができない」
法則2「断酒継続で死ぬほど苦しみつづけるなかで、断酒ができていく」
法則3「断酒会員には周期的に離れたくなるときが襲ってくる」
法則4「アルコール依存症は、どんどん死んでいく病気である」
法則5「断酒会には成功の秘訣がある」
法則6「アルコール依存症は断酒会活動で治せる病気だが、活動のなかで飲んでいたころよりも人間的にりっぱになる」
法則7「アルコール依存症者が酒を断ちつづけられるのは、断酒会の集団性の賜物である」
法則8「断酒会は豊かさをもたらしてくれる」
第2部 個人の生き方として
第4章 偏見をどう乗りこえるか――社会と断酒会における友好関係の構築
第1節 調査内容と断酒会員の意識
第2節 道徳的モデルから医学的モデルへ
第3節 日本の現実――国はアルコール依存症をどう位置づけているのか
第4節 アルコール問題を個人の問題と矮小化する文化と偏見
第5節 偏見が生み出すものと偏見の緩和・解消法
第6節 社会的モデルが確立できるか――日本の21世紀
第5章 家族が心得ておくべきこと
第1節 多くの酒害家庭を見た
第2節 酒害家族のタイプ
第3節 アルコール依存症の基礎部分
第4節 アルコール依存症に対する誤まった考え方と酒害を悪化させる対応
1 「アルコール依存症者は意志が弱い」という誤まった考え
2 「アルコール依存症者は人格面がダメである」とする誤まった考え
3 「アルコール依存症者は酒好きだから飲む」という誤まった考え
4 「適量で切りあげる飲み方をしてほしい」という誤まり
5 「アルコール依存症の人は酒をやめたい気持ちがない」という誤まり
6 酒を鍵のかかる部屋に隠したりする
7 酒害者に説教して治そうとする
8 内科にかかって治そうとする
9 「離婚する」と脅して治そうとする
第5節 ここというときに治療を勧める
第6節 自分からすすんで治療を受けた人
第6章 アルコール依存症を治していく心
第1節 アルコール依存症は治せる病気である
第2節 反省する心
第3節 実践する心
第4節 償う心
第5節 感謝する心
第6節 求める心
第7節 ゆるす心
終章 アルコール依存症が治っていく
第1節 アルコール依存症を治す基本事項
第2節 アルコール依存症が治っていく
第1ステージ:入院10日目
第2ステージ:退院直前
第3ステージ:やはり酒が切れない
第4ステージ:酒をやめたい
第5ステージ:断酒6カ月
第6ステージ:また飲酒
第7ステージ:断酒1年達成
第8ステージ:同窓会
第9ステージ:断酒歴1年表彰
第10ステージ:またも飲む
第11ステージ:断酒5年なれど、のめり込み治らず
第12ステージ:深い井戸の底にいる感じ
第13ステージ:ゆるしつづけて
第14ステージ:償い
第15ステージ:日日是好日
あとがき
各地の断酒会連絡先
第1部 客観的事実として
第1章 9人の酒害者の人生と転機
・松野陽一:「静かなるアル中」、多発性神経炎
・西脇ひろ子:摂食障害とアルコール依存症の若い女
・高橋鉄平:酒乱、連続飲酒の単身者
・越前屋太郎:高血圧、アルコール性心筋症、遺伝不安
・浮橋健太:若年アルコール依存症、寝汗
・大前庄之助:高齢アルコール依存症と認知症
・青木美智子:女性酒害者、ブラックアウト、膵炎
・鬼道秀一郎:糖尿病
・茂木草介:後期高齢者の酒害、胃腸障害、栄養失調
第2章 断酒会の創設と酒害者
第1節 通院か入院か
第2節 断酒会の創設
第3節 セルフヘルプ・グループの要件
第4節 アルコール医療への注文
第5節 アルコール依存症者が酒をやめる
第6節 アルコール依存症は治せる
第3章 アルコール依存症と断酒会に関する8つの法則
法則1「死ぬほどの苦痛を味わいつくすまで、アルコール依存症であることを認めることができない」
法則2「断酒継続で死ぬほど苦しみつづけるなかで、断酒ができていく」
法則3「断酒会員には周期的に離れたくなるときが襲ってくる」
法則4「アルコール依存症は、どんどん死んでいく病気である」
法則5「断酒会には成功の秘訣がある」
法則6「アルコール依存症は断酒会活動で治せる病気だが、活動のなかで飲んでいたころよりも人間的にりっぱになる」
法則7「アルコール依存症者が酒を断ちつづけられるのは、断酒会の集団性の賜物である」
法則8「断酒会は豊かさをもたらしてくれる」
第2部 個人の生き方として
第4章 偏見をどう乗りこえるか――社会と断酒会における友好関係の構築
第1節 調査内容と断酒会員の意識
第2節 道徳的モデルから医学的モデルへ
第3節 日本の現実――国はアルコール依存症をどう位置づけているのか
第4節 アルコール問題を個人の問題と矮小化する文化と偏見
第5節 偏見が生み出すものと偏見の緩和・解消法
第6節 社会的モデルが確立できるか――日本の21世紀
第5章 家族が心得ておくべきこと
第1節 多くの酒害家庭を見た
第2節 酒害家族のタイプ
第3節 アルコール依存症の基礎部分
第4節 アルコール依存症に対する誤まった考え方と酒害を悪化させる対応
1 「アルコール依存症者は意志が弱い」という誤まった考え
2 「アルコール依存症者は人格面がダメである」とする誤まった考え
3 「アルコール依存症者は酒好きだから飲む」という誤まった考え
4 「適量で切りあげる飲み方をしてほしい」という誤まり
5 「アルコール依存症の人は酒をやめたい気持ちがない」という誤まり
6 酒を鍵のかかる部屋に隠したりする
7 酒害者に説教して治そうとする
8 内科にかかって治そうとする
9 「離婚する」と脅して治そうとする
第5節 ここというときに治療を勧める
第6節 自分からすすんで治療を受けた人
第6章 アルコール依存症を治していく心
第1節 アルコール依存症は治せる病気である
第2節 反省する心
第3節 実践する心
第4節 償う心
第5節 感謝する心
第6節 求める心
第7節 ゆるす心
終章 アルコール依存症が治っていく
第1節 アルコール依存症を治す基本事項
第2節 アルコール依存症が治っていく
第1ステージ:入院10日目
第2ステージ:退院直前
第3ステージ:やはり酒が切れない
第4ステージ:酒をやめたい
第5ステージ:断酒6カ月
第6ステージ:また飲酒
第7ステージ:断酒1年達成
第8ステージ:同窓会
第9ステージ:断酒歴1年表彰
第10ステージ:またも飲む
第11ステージ:断酒5年なれど、のめり込み治らず
第12ステージ:深い井戸の底にいる感じ
第13ステージ:ゆるしつづけて
第14ステージ:償い
第15ステージ:日日是好日
あとがき
各地の断酒会連絡先