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ブラック・ディアスポラ
本体5,000円+税
ISBN 9784750334097
判型・ページ数 A5・264ページ
出版年月日 2011/05/30

ブラック・ディアスポラ

駒井 洋 監修・編著
小倉 充夫 編著

奴隷貿易という近代西欧の歴史的罪過によってアフリカ大陸から離散した黒人たち。しかも強制的に連行された地からもさらに離散をくり返し、拡散したブラック・ディアスポラ。様々な離散の足跡を掘り起こし、同時に根付いた土地で開花した豊かな文化を記録する。

 「叢書グローバル・ディアスポラ」刊行にあたって
 序論(小倉充夫・駒井洋)

第I部 アフリカ大陸

第1章 サハラ以南アフリカにおける黒人取引――フランス・インド会社の活動(大峰真理)
第2章 西アフリカにおける移動・移民――コートジボワールを事例として(原口武彦)
第3章 南部アフリカにおける植民地支配と移民労働――モザンビーク農村社会の変容と南アフリカ金鉱業の発展(網中昭世)
第4章 民族の離散と回帰――ソニンケ商人の移動の歴史と現在(三島禎子)
第5章 サハラ以南アフリカの難民と定住化――ウガンダの事例から(杉木明子)

第II部 新大陸

第1章 英語圏カリブ海知識人にみるラディカルな知の遺産と実践――M・ガーヴェイ、C・L・R・ジェームズ、R・ネトルフォード、W・ロドニーの軌跡(柴田佳子)
第2章 ネグリチュード、民族主義、汎カリブ海性――フランス語圏カリブ海地域のディアスポラ知識人群像(一九三〇~一九七〇年代)(中村隆之)
第3章 アメリカ合衆国のアフリカン・ディアスポラ――反人種主義の連携を求めて(江成幸)
第4章 ブラジルのブラック・ディアスポラ――リオデジャネイロのファンキにみる言説と身体の政治学(北森絵里)
第5章 カナダのブラック・ディアスポラ――ポピュラー音楽、多文化主義、観光、インターネット空間との関わりから(粟谷佳司)

 索引

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