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ヨーロッパ・ジェンダー文化論
本体2,400円+税
ISBN 9784750333687
判型・ページ数 4-6・288ページ
出版年月日 2011/04/15

ヨーロッパ・ジェンダー文化論

女神信仰・社会風俗・結婚観の軌跡

男性史観が主流のヨーロッパ史研究において、ジェンダーの問題は一部の女性史観学者を除きほとんど無視されるか排除されてきた。本書は、古代から現代までのヨーロッパ史における男女のあり方をジェンダーの視点から通史的に再検討する。

序章 ジェンダー論の視点(浜本隆志)

第一章 古代の女神信仰と女性祭司たち(森貴史)
 1-1 古代メソポタミアの女神信仰と「神殿娼婦」
 1-2 オシリスのファルス信仰とイシス崇拝
 1-3 ギリシア・ローマの地母神と豊穣の儀式
 1-4 『ギルガメシュ叙事詩』が語りかけるもの
 1-5 母権的シンボルの失墜

第二章 女神像のデフォルメと魔女迫害(浜本隆志)
 2-1 デフォルメされる女神たち
 2-2 「マグダラのマリア」の虚像と実像
 2-3 聖母マリア信仰の興隆
 2-4 黒いマリアの謎
 2-5 魔女狩りとジェンダー

第三章 近代ヨーロッパの結婚と非婚、社会風俗(浜本隆志)
 3-1 近代における上流階級の結婚(伊藤誠宏)
 3-2 農村における結婚の習俗
 3-3 女性の非婚・修道女
 3-4 娼婦の世界
 3-5 嬰児殺しの悲劇

第四章 近代メルヘンにおけるジェンダーの問題(溝井裕一)
 4-1 グリム・メルヘンのなかの男と女
 4-2 美しい姫――メルヘンにおける男性の「まなざし」
 4-3 衣服とジェンダー
 4-4 結婚というハッピーエンド

第五章 植民地における結婚と同棲(柏木治)
 5-1 送り込まれた白人女性
 5-2 黒人女性との結婚
 5-3 『黒人法典』の効用
 5-4 皮膚の色の政治学
 5-5 近代人種主義のイデオロギーと「科学」

第六章 フランス革命から『ナポレオン法典』へ(伊藤誠宏)
 6-1 フランス革命と女性
 6-2 時代に逆行した『ナポレオン法典』の夫婦関係法
 6-3 『ナポレオン法典』の見直し
 6-4 今日のフランス的カップル形態、パックスを考える

終章 ヨーロッパの現代ジェンダー事情(浜本隆志)
 ヨーロッパの売春の現状
 結婚制度と同性婚
 ヨーロッパの婚外子と少子化問題
 今後の家族、パートナーとのあり方

あとがき(浜本隆志)

 図版出典
 執筆者紹介

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