ISBN | 9784750333373 |
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判型・ページ数 | 4-6・312ページ |
出版年月日 | 2011/03/05 |
スペインのガリシアを知るための50章
キリスト教の3大聖地の1つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラで有名なスペイン北西部のガリシア地方。大西洋に面し、降雨の多さから緑に恵まれ、文化的にはケルトの影響も残る。「情熱の国」のイメージとは全く違った知られざるスペインの魅力を紹介する。
【執筆者紹介】(50音順[担当章])
浅香 武和(あさか・たけかず)[27,31,32,33,34,39,40,コラム6,コラム9,コラム15,コラム20]
浅野 ひとみ(あさの・ひとみ)[12,13,17,18]
安藤 万奈(あんどう・まな)[26,43]
池田 宗弘(いけだ・むねひろ)[15]
岩松 美代子(いわまつ・みよこ)[コラム3]
大木 雅志(おおき・まさし)[6,7,8,9,10,11,28,41,42]
小田切 あき(おだぎり・あき)[コラム10]
加治屋 さわみ(かじや・さわみ)[コラム7]
カバラル、マヌエル(Cabaral,Manuel)[コラム17]
川成 洋(かわなり・よう)[コラム4]
木村 恭之(きむら・やすゆき)[コラム13]
桑原 真夫(くわばら・まさお)[1,4,14,25,29,35,36,46,48,コラム19]
サンス・フレイレ、ロマン(Sanz Freire,Roman)[2]
塩澤 恵(しおざわ・めぐみ)[19,24,45,コラム11,コラム14]
シングウル、フランシスコ(Singul,Francisco)[14]
杉本 ゆり(すぎもと・ゆり)[20]
ソモサ・メディナ、ホセ(Somoza Medina,Jose)[49,50]
高木 和子(たかぎ・かずこ)[コラム12]
高科 宙美(たかしな・ひろみ)[コラム1]
高橋 めぐみ(たかはし・めぐみ)[21]
詫間 沙季(たくま・さき)[コラム5]
武部 好伸(たけべ・よしのぶ)[5,コラム2]
蓼沼 やえ(たでぬま・やえ)[23,コラム16]
チャンターダ・アコスタ、ホセ・ラモン(Chantada Acosta,Jose Ramon)[44]
寺尾 江利子(てらお・えりこ)[3,37]
長岡 顯(ながおか・あきら)[47]
西川 理香(にしかわ・りか)[コラム8]
西村 英一郎(にしむら・えいいちろう)[16]
畠山 重篤(はたけやま・しげあつ)[コラム18]
畠中 昌教(はたなか・まさのり)[2,44,コラム17]
坂東 省次(ばんどう・しょうじ)[30,38,49,50]
堀 正人(ほり・まさと)[22]
I 総論
第1章 ガリシアという異郷――スペイン内戦により中断された自治州
第2章 ガリシアはどんなところ?――緑の大地・青い海・灰色の家
第3章 スペインのなかのガリシア――見えるものと見えないもの
第4章 ガリシア人気質――ケルト以来の郷愁の民
【コラム1】ガリシア島紀行――野鳥の楽園シエス
II 歴史
第5章 ケルト時代のガリシア――ガラエキ族の定住地
【コラム2】ガリシアのケルト遺跡をめぐって
第6章 ローマ時代のガリシア――ケルトからガラエキアへ
【コラム3】ルーゴの城壁
第7章 中世のガリシア――コンポステーラ時代とイルマンダーデ
第8章 近世のガリシア――中世からアンティーゴ・レシメへ
第9章 19世紀のガリシア――ガリシア主義のはじまり
第10章 20世紀のガリシア――ガリシア・ナショナリズムへの発展
第11章 スペイン内戦とガリシア――石のように冷たく重苦しい長い夜
【コラム4】フェロール時代のフランシスコ・フランコ
III 宗教と巡礼
第12章 サンティアゴ巡礼史――輝ける星、聖ヤコブに導かれて
【コラム5】私のカミーノ
第13章 ガリシアのロマネスク美術――誉むべきかな、神の勝利と栄光
第14章 サンティアゴ大聖堂への道――その中世西洋思想の背景
第15章 善光寺道とサンティアゴ巡礼道――歴史のなかで生き続ける東西の道
第16章 ガリシアの伝説と信仰――土着の神々とキリスト教
【コラム6】クルセイロ――石の大十字架
第17章 ガリシアの祭り――日常の憂さを晴らして、死者も生者もともに踊りあかす
IV 文化と生活
第18章 ガリシアの芸術――石と木と。大いなる自然に命を刻む
第19章 ガリシアの伝統工芸――神秘の化石「アサバチェ」とガリシアのレース編み
【コラム7】サルガデロス―ガリシアの陶磁器
第20章 中世ガリシア文化における音楽の遺産――聖ヤコブ典礼音楽について
【コラム8】サンティアゴ・デ・コンポステーラの音楽講習会に参加して
第21章 ガリシア音楽の特異性と普遍性――伝統を知り未来を見つめる音楽
【コラム9】ガリシアに響くアスビーオ
第22章 ガリシアの建築――苔むした石
【コラム10】オレオ―ガリシアの高床式倉庫
第23章 ガリシアの家族と女性――格好良いガリシア女性
【コラム11】時代の変化のなかでも失われないもの
第24章 ガリシアの家庭料理――食材の味を活かすシンプルな料理
【コラム12】ポルボ・ア・フェイラ―ガリシアのタコ料理
第25章 ガリシアのワイン――白ワインの宝庫、赤もあなどれない
【コラム13】エストレージャ・ガリシア―ガリシアのビール
第26章 ガリシアのチーズ――知られざるチーズの宝庫
第27章 ガリシアのマスコミ――新聞・放送・出版
【コラム14】テレビシオン・デ・ガリシアの番組から――日本のアニメからガリシア製ドラマまで
第28章 ガリシアのスポーツ――サッカーからピラグイスモまで
第29章 ガリシアの大学――6世紀にわたり唯一の大学USC
第30章 ガリシアと日本の人物文化交流――最初のスペイン人はガリシア出身
V 言語と文学
第31章 ガリシア語の成立――ラテン語から進展したガリシア語
第32章 ガリシアの言語政策――標準ガリシア語の制定
【コラム15】ガリシア語の映画と演劇
第33章 ガリシア語の現況――新しいガリシア語の創造
【コラム16】ガリシア語を学んで
第34章 中世ガリシア文学――13世紀に華開いたガリシア語の抒情詩
第35章 ガリシアの文芸復興――レシュルディメント
第36章 レシュルディメント三大明星――ガリシア文芸復興の主役たち
第37章 アルフォンソ・R・カステラオ――ガリシアの教育者
第38章 スペイン語で書くガリシア出身の作家たち――世界で活躍する知識人
第39章 現代ガリシアの作家と詩人――伝統と改新に生きる人々
第40章 ガリシア文学の日とガリシアペンクラブ――ガリシア文学を発信する
VI 政治と経済
第41章 スペイン憲法公布後のガリシアとガリシア自治州憲章――ガリシアの夜明けと自治権獲得
第42章 EU加盟後の現代のガリシア――新しいガリシア主義の時代へ
第43章 ガリシア自治州政府――自治州政府とはどのような存在か?
第44章 人口問題――スペイン・欧州に対する周縁的な統合に苦しむガリシア州
第45章 サンティアゴ・デ・コンポステーラ市――21世紀に生きるヨーロッパ千年紀の聖都
第46章 ガリシアの産業――EU平均を上回る経済成長率
【コラム17】環境問題―ガリシア州の自然保護制度は有効なのか
第47章 ガリシアの農牧業――国際化による浮沈の狭間
【コラム18】リアスの海辺から
第48章 日本進出のガリシア企業――世界にはばたく優良3社
【コラム19】ガリシア進出の日系企業
第49章 移民送り出しから移民受け入れへ――今やガリシアは外国人の希望の地
【コラム20】ポリーニョの石
第50章 世界のなかのガリシア人――強烈な郷土意識
おわりに
ガリシア歴史年表
参考文献・資料
ガリシアを知るためのブックガイド
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