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中国‐ASEAN経済圏のゆくえ
本体3,200円+税
ISBN 9784750333458
判型・ページ数 A5・260ページ
出版年月日 2011/02/15

中国‐ASEAN経済圏のゆくえ

汎北部湾経済協力の視点から

中越国境にある北部湾地区(広西チワン族自治区)で、中国がASEAN諸国と進める開発事業は、地域に何をもたらすのか。この大規模プロジェクトから、世界諸国に大きな影響力をもつ中国の対外経済協力の姿と今後のゆくえを読み解く。

 はじめに

第1章 広西チワン族自治区の登場──遅れてきた中国沿海部
 第1節 広西の概要
  1 地理と民族
  2 歴史
  3 主な都市
 第2節 広西の経済と産業
  1 マクロ経済
  2 天然資源
  3 主な産業
 第3節 他省との経済競争力比較

第2章 広西と西部大開発──ASEAN諸国との経済協力
 第1節 西部大開発としての広西北部湾経済区
  1 西部大開発の対象としての広西
  2 広西北部湾経済区の承認
 第2節 広西北部湾経済区発展計画の概要
  1 戦略的意義
  2 地域計画
  3 産業政策
  4 インフラ整備
  5 投資家誘致
 第3節 ASEAN諸国との汎北部湾経済協力
  1 中国─ASEAN関係の進展
  2 ふたつの経済協力スキーム
  3 汎北部湾経済協力の提唱
  4 汎北部湾経済協力の内容
 第4節 広西の発展戦略の評価
  1 発展戦略の意義とねらい
  2 産業政策は妥当か
  3 ACFTAは広西にとってメリットがあるか
  4 他省、他の類似経済圏構想とのライバル関係

第3章 ベトナムとの関係──協力のなかの対立
 第1節 中越関係の推移
  1 戦後の中越関係
  2 経済協力の進展
 第2節 ベトナムの「両廊一圏」構想
  1 ベトナムの考え方
  2 北部国境地域の開発計画
  3 国境経済区の建設計画
 第3節 緊密化に伴う新たな問題
  1 巨額の赤字と構造問題を抱える対中貿易
  2 中国による資源開発への懸念
  3 いくつかの新たな摩擦

 中越国境の走破写真(1)南寧‐ピンシャン‐友誼関‐ドンダン‐ハノイ
 中越国境の走破写真(2)南寧‐欽州‐北海‐防城港‐東興‐モンカイ‐ハロン湾‐ハノイ

第4章 南シナ海の領有権問題──ACFTAに刺さったトゲ
 第1節 南沙諸島と西沙諸島
  1 概要と歴史
  2 領有権問題の背景
  3 中国の対応
 第2節 再び強硬化する中国と、ベトナムの反撃
  1 再び強硬化する中国
  2 ベトナムの反撃
 第3節 中越関係の今後
  1 ベトナムのジレンマ
  2 中越の相互依存
第5章 大中華圏の可能性と限界──新しい華夷秩序か
 第1節 中国の国家戦略
  1 中華民族の偉大な復興
  2 トウ小平路線からの離脱
  3 東アジアにおける意味
 第2節 人民元経済圏の形成
  1 「中華民族の偉大な復興」と人民元
  2 人民元国際化への動き
  3 非対称競争圧力
 第3節 今後の展望
  1 華夷秩序の再来か
  2 中国の限界

あとがき

 参考文献
 巻末資料I 汎北部湾経済協力の推移
 巻末資料II 中越の協力関係と南シナ海領有権問題

 索引

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