ホーム > いっしょに考える家族支援
いっしょに考える家族支援
本体2,000円+税
ISBN 9784750333052
判型・ページ数 A5・264ページ
出版年月日 2010/11/20

いっしょに考える家族支援

現場で役立つ乳幼児心理臨床

現代社会においては、子育てがむずかしくなったと言われる。本書では、急速に変化する子育て環境を概観し、“心理臨床”の実践手法を援用しながら、主に乳幼児期から学童期にある子どもと家族の支援のあり方について考察する。

 

【執筆陣】

 南山 今日子(みなみやま・きょうこ)
子どもの虹情報研修センター研修課員。臨床心理士
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程を経て、平成20年度より現職。


川崎 二三彦(かわさき・ふみひこ)
子どもの虹情報研修センター研究部長
京都大学文学部哲学科卒。京都府宇治児童相談所相談判定課長を経て、平成19年度より現職。


金丸 智美(かなまる ともみ)
財団法人小平記念日立教育振興財団 日立家庭教育研究所 研究員。臨床心理士
お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科博士後期課程を経て、平成17年より現職。


太田 沙緒梨(おおた・さおり)
山梨英和大学人間文化学部非常勤講師、かながわ臨床心理オフィス非常勤心理士。
臨床心理士
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。平成18年より山梨英和大学人間文化学部助手・助教を経て、平成22年より現職。

矢野 由佳子(やの・ゆかこ)
和泉短期大学児童福祉学科准教授。臨床心理士
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程修了。平成16年度より和泉短期大学児童福祉学科専任講師を経て、平成22年度より現職。

冨田 貴代子(とみた・きよこ)
お茶の水女子大学大学院後期博士課程在学。臨床心理士
八王子市子ども家庭支援センター専門相談員(非常勤)を経て、平成20年度より豊島区子ども家庭支援センター専門相談員(非常勤)として勤務。

帆足 暁子(ほあし・あきこ)
ほあし子どものこころクリニック副院長。臨床心理士
大妻女子大学家政学部児童学科卒。平成15年3月より現職。

井上 万理子(いのうえ・まりこ)
渋谷区障害者福祉センター心理判定員。臨床心理士
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士前期課程修了。平成13年度より現職。平成22年度より青山学院女子短期大学子ども学科非常勤講師。

山下 洋(やました・ひろし)
九州大学病院 子どものこころの診療部特任講師。医学博士。児童精神科医
九州大学医学部卒。九州大学医学部精神科神経科助手を経て、平成21年度より現職。

増沢 高(ますざわ・たかし)
子どもの虹情報研修センター研修部長。臨床心理士
千葉大学大学院教育学研究科教育心理修士課程修了。社会福祉法人横浜いずみ学園副園長を経て、平成14年度より研修課長として勤務。平成21年度より現職。

第1部 現代社会と家族

第1章 心理臨床的家族支援の発想
 はじめに
 少子化と子育て支援
 小さな子どものメンタルヘルスのために
 家族の機能と関係性に着目する
 子どもを育む環境作りをサポートする
 まとめ――日常的文脈でのコラボレーション

第2章 子育て家族の危機
 子育ての孤立化
 格差(二極化の問題)
 離婚、ひとり親家庭
 ドメスティック・バイオレンス(Domestic Violence, DV)
 親の依存・嗜癖の問題

第3章 子ども虐待の防止と社会的対応
 乳幼児への虐待
 死亡事例の大部分は乳幼児
 児童虐待は保護者による行為
 虐待するのは圧倒的に実母
 2カ月男児虐待死、頑張りすぎて裏目に?
 子ども虐待のリスク
 貧困と虐待
 豊かな社会の子ども虐待
 意に添わぬ子
 虐待が起きてしまったら
 児童虐待防止法の10年
 子どもの虐待を防止するために

第2部 心理臨床からみた支援の基本

第4章 子どもの発達と親子関係
 子どもの発達と親子関係の見方
 乳児期~幼児期前期の子どもの発達と親子関係
 幼児期後期の子どもの発達と親子関係
 子どもの個性

第5章 親の心理教育
 心理教育とは何か
 親を支える心理教育プログラムの取り組み
 おわりに

第6章 親子の関係性を改善する介入の基本
 親‐乳幼児心理療法の構造
 親‐乳幼児心理療法の実際
 相談は短期間で一纏め。子どもの発達に合わせてフォローしていく
 親の気持ちをつかむ――母性のコンステレーション
 まとめ

第3部 家族支援の現場から

第7章 子育て・家族支援に関わる人とフィールド
 さまざまな相談のかたち
 相談のための基礎知識
 子育ての相談場所

第8章 ハイリスク傾向にある親子への家庭支援
 子育て期の家族のリスクとは?
 予防の3段階
 継続的支援のために

第9章 小児科での家族支援の実際
 小児科の相談・心理の現状
 家族を対象とした相談と支援
 子どもの遊戯療法
 子どもの発達保障
 家族・夫婦関係の調整――自分探し
 地域における連携
 小児科における家族支援のあり方

第10章 子どもの障害と家族支援の実際
 子どもの障害の理解と支援の動向
 発達障害に対する支援
 子どもの障害における支援の道筋
 療育の場における支援の実際
 家族全体への支援――家族のライフサイクルのなかで子どもの障害を考える
 地域のなかの連携
 次の場へ(就学:個々の教育的ニーズに即した支援)
 おわりに

第11章 周産期における家族支援
 赤ちゃんの誕生が家族にもたらすもの
 社会的存在としての赤ちゃん
 親のメンタルヘルスとペアレンティング
 周産期の家族支援の要となるもの

第12章 社会的養護における家族支援
 子ども虐待と社会的養護
 虐待発生にいたった家族の状況
 深刻な虐待を受けた子どもの特徴
 子どもの協働養育者としての家族
 家族への具体的な支援と家族の治療
 子どもの心の中の家族像を育む
 家族再統合と地域再統合

 あとがき

 索引

 執筆者一覧

このページのトップへ