本体2,200円+税
ISBN | 9784750332970 |
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判型・ページ数 | 4-6・240ページ |
出版年月日 | 2010/11/06 |
災害と福祉文化
災害発生から復旧、復興に至る過程の中で、被災者一人ひとりへの福祉・保健・医療面での対応は多岐にわたる。錯綜する情報の中で福祉文化が担うべき役割は何なのか。新潟や神戸の事例を中心に、災害時における福祉文化活動の考え方・取り組みを紹介する。
まえがき(渡邊豊)
第1章 災害と福祉文化
第1節 災害と市民・ボランティア・NPOによる福祉文化活動(石田易司)
第2節 災害時支援に求められる福祉文化活動の視点とコミュニティソーシャルワーク(大島隆代)
コラム1 山古志を訪ねて(渡邊豊)
第2章 災害と福祉文化実践事例
第1節 市民・ボランティア・NPO等による福祉文化実践――被災地の復興とNPOによる活動(金子洋二)
1 復興の三段階とNPOの活動
2 NPOによる活動の特性
3 地域の復興力とNPO
4 NPOによる復興活動を支援する
○被災者との福祉レクリエーション活動を通して(鈴木優子)
○被災地における“ふれあいサロン”の取り組み(稲田泰紀)
1 『災害応援にゃんこ隊』の活動
2 日本福祉文化学会全国大会における交流の輪
3 小千谷市における高齢者ふれあいサロンの活動
4 まとめと今後の活動支援についての考察
○被災地の福祉文化活動――今自分たちにできること(関矢秀幸)
はじめに
1 「まだまだっ! 柏崎プロジェクト」
2 小さな絵本館サバト
3 文化財たちの復興
おわりに
○災害時の情報と弱者への福祉文化活動――2007年7月16日「中越沖地震 震災放送のすべて」より(大矢良太郎)
はじめに
1 中越沖地震の発生 その時私は……
2 中越沖地震の特徴
3 日本一小さなコミュニティ放送局(CFM)の哲学
4 誕生直後から災害放送の申し子
5 中越沖地震の災害放送はこうして始まった
6 「私にできること」の災害応援歌が届けられる
7 市民3000人を巻き込んだ復興支援コンサート
○阪神・淡路大震災被災者へ絵本やおもちゃを届け続けて(渡邊豊)
1 「夢と希望の本を届ける会」を結成
2 全国に広がる支援の輪
3 絵本、おもちゃを軽自動車に積み被災地へ
4 東灘小学校校庭で「夢と希望祭り」を開催
5 仮設住宅で「青空絵本・おもちゃ屋さん」を開く
6 菅原市場商店街の復興支援のため「春風福引大売出し」を行う
7 阪神・淡路大震災における活動を新潟での災害で生かす
○災害への備えと福祉文化活動(平田厚)
1 「福祉文化現場セミナー」で「災害と福祉文化」議論
2 静岡県民の災害意識調査から学ぶものはなにか
3 日常の地域福祉活動から災害時の地域組織化への努力
第2節 専門職等による福祉文化実践
○被災地社会福祉協議会における一連の支援活動(本間和也)
はじめに
1 災害支援を円滑に行うことが可能な組織の条件
2 局面に応じた支援活動の変遷
おわりに
○旧山古志村における生活支援相談員、地域復興支援員による福祉的被災者支援(井上洋)
○山古志のコミュニティと山古志災害ボランティアセンターの役割
○被災地におけるケアマネージャーの福祉文化活動(枝村和枝)
はじめに
1 報告者の業務
2 安否確認
3 震災による新たなニーズと対応
4 ケアマネージャーだからできたこと、思い、つらさ
5 ケアマネージャーに求められていること
○福祉避難所における福祉文化活動(冨田幸二)
はじめに
1 福祉避難所とは
2 福祉避難所の設置
3 福祉避難所運営の実際
おわりに
○災害時の障害者施設における福祉文化活動――阪神・淡路大震災をくぐった重症心身障害の人たちの地域生活拠点「青葉園」から(清水明彦)
はじめに
1 地震発生 安否確認、「情報拠点」に
2 その当日から「避難拠点」に
3 多くのボランティアと「支援拠点」として
4 復興に向けて「居場所づくり」
5 震災で見えた「支援の神様」
おわりに
○ケアの必要な方の暮らしを守るLSA(生活援助員)の活動――阪神・淡路大震災後 一般応急仮設住宅から災害復興公営住宅への変化の中で(西野佳名子)
1 大震災下で提案した「ケア付き仮設住宅」
2 芦屋市のケア付き仮設住宅の光景から
3 ケア付き仮設住宅での援助実践からの提言
4 南芦屋浜災害復興公営住宅の24時間LSA派遣事業
5 シルバーハウジングにおけるLSA派遣事業の意義
コラム2 15年目の被災地を訪ねて(石田易司)
あとがき(渡邊豊)
第1章 災害と福祉文化
第1節 災害と市民・ボランティア・NPOによる福祉文化活動(石田易司)
第2節 災害時支援に求められる福祉文化活動の視点とコミュニティソーシャルワーク(大島隆代)
コラム1 山古志を訪ねて(渡邊豊)
第2章 災害と福祉文化実践事例
第1節 市民・ボランティア・NPO等による福祉文化実践――被災地の復興とNPOによる活動(金子洋二)
1 復興の三段階とNPOの活動
2 NPOによる活動の特性
3 地域の復興力とNPO
4 NPOによる復興活動を支援する
○被災者との福祉レクリエーション活動を通して(鈴木優子)
○被災地における“ふれあいサロン”の取り組み(稲田泰紀)
1 『災害応援にゃんこ隊』の活動
2 日本福祉文化学会全国大会における交流の輪
3 小千谷市における高齢者ふれあいサロンの活動
4 まとめと今後の活動支援についての考察
○被災地の福祉文化活動――今自分たちにできること(関矢秀幸)
はじめに
1 「まだまだっ! 柏崎プロジェクト」
2 小さな絵本館サバト
3 文化財たちの復興
おわりに
○災害時の情報と弱者への福祉文化活動――2007年7月16日「中越沖地震 震災放送のすべて」より(大矢良太郎)
はじめに
1 中越沖地震の発生 その時私は……
2 中越沖地震の特徴
3 日本一小さなコミュニティ放送局(CFM)の哲学
4 誕生直後から災害放送の申し子
5 中越沖地震の災害放送はこうして始まった
6 「私にできること」の災害応援歌が届けられる
7 市民3000人を巻き込んだ復興支援コンサート
○阪神・淡路大震災被災者へ絵本やおもちゃを届け続けて(渡邊豊)
1 「夢と希望の本を届ける会」を結成
2 全国に広がる支援の輪
3 絵本、おもちゃを軽自動車に積み被災地へ
4 東灘小学校校庭で「夢と希望祭り」を開催
5 仮設住宅で「青空絵本・おもちゃ屋さん」を開く
6 菅原市場商店街の復興支援のため「春風福引大売出し」を行う
7 阪神・淡路大震災における活動を新潟での災害で生かす
○災害への備えと福祉文化活動(平田厚)
1 「福祉文化現場セミナー」で「災害と福祉文化」議論
2 静岡県民の災害意識調査から学ぶものはなにか
3 日常の地域福祉活動から災害時の地域組織化への努力
第2節 専門職等による福祉文化実践
○被災地社会福祉協議会における一連の支援活動(本間和也)
はじめに
1 災害支援を円滑に行うことが可能な組織の条件
2 局面に応じた支援活動の変遷
おわりに
○旧山古志村における生活支援相談員、地域復興支援員による福祉的被災者支援(井上洋)
○山古志のコミュニティと山古志災害ボランティアセンターの役割
○被災地におけるケアマネージャーの福祉文化活動(枝村和枝)
はじめに
1 報告者の業務
2 安否確認
3 震災による新たなニーズと対応
4 ケアマネージャーだからできたこと、思い、つらさ
5 ケアマネージャーに求められていること
○福祉避難所における福祉文化活動(冨田幸二)
はじめに
1 福祉避難所とは
2 福祉避難所の設置
3 福祉避難所運営の実際
おわりに
○災害時の障害者施設における福祉文化活動――阪神・淡路大震災をくぐった重症心身障害の人たちの地域生活拠点「青葉園」から(清水明彦)
はじめに
1 地震発生 安否確認、「情報拠点」に
2 その当日から「避難拠点」に
3 多くのボランティアと「支援拠点」として
4 復興に向けて「居場所づくり」
5 震災で見えた「支援の神様」
おわりに
○ケアの必要な方の暮らしを守るLSA(生活援助員)の活動――阪神・淡路大震災後 一般応急仮設住宅から災害復興公営住宅への変化の中で(西野佳名子)
1 大震災下で提案した「ケア付き仮設住宅」
2 芦屋市のケア付き仮設住宅の光景から
3 ケア付き仮設住宅での援助実践からの提言
4 南芦屋浜災害復興公営住宅の24時間LSA派遣事業
5 シルバーハウジングにおけるLSA派遣事業の意義
コラム2 15年目の被災地を訪ねて(石田易司)
あとがき(渡邊豊)