ホーム > 精神鑑定とは何か
精神鑑定とは何か
本体1,800円+税
ISBN 9784750332925
判型・ページ数 4-6・208ページ
出版年月日 2010/11/05

精神鑑定とは何か

責任能力論を超えて

精神鑑定はどんな手続きで実施され、何を鑑定し、裁判にどのような影響を与えるのか。精神鑑定の基本に加え、「責任能力鑑定」を偏重しがちな日本の司法における「情状鑑定」の重要性を説く。近年注目されている自閉症スペクトラム障害の精神鑑定についても言及。

 まえがき

序章 精神鑑定医の必要条件
 はじめての鑑定経験
 産後うつ病
 精神鑑定への関心
 精神鑑定医の条件
 精神鑑定の勉強
 鑑定とは何か

第一章 起訴前鑑定
 起訴前鑑定とはどういうものか
 起訴前本鑑定の実例
 簡易鑑定の実例
 簡易鑑定の問題点
 簡易鑑定のこれから

第二章 公判鑑定と私的鑑定
 公判鑑定の開始
 公判鑑定の実例
 鑑定人尋問
 精神鑑定書の構成と裁判員裁判
 再び何を鑑定するのかについて
 私的精神鑑定
 意見書の作成

第三章 訴訟能力
 訴訟能力とは
 日本の場合
 野田事件の訴訟能力鑑定
 海外における考え方
 所沢事件
 公判停止のままでいいのか

第四章 責任能力の鑑定
 責任能力とは
 不可知論と可知論
 誰が責任能力を最終判断するのか
 再び不可知論と可知論について
 「刑事責任能力に関する精神鑑定書作成の手引き」
 マクノートン・ルール
 ヒンクリー事件
 責任能力鑑定を行ってはならない場合

第五章 情状鑑定
 情状鑑定とは
 PTSDの情状鑑定
 情状鑑定の意義
 子どもの虐待
 児童虐待事件

第六章 受刑能力と医療観察法
 受刑能力
 袴田事件
 死刑囚の受刑能力
 医療観察法
 医療観察法鑑定
 措置鑑定
 措置入院と医療観察法

第七章 少年事件の精神鑑定
 少年事件の流れ
 何を鑑定するのか
 少年の審判能力
 少年の責任能力
 少年事件の情状鑑定――中津川事件
 中津川事件の情状鑑定
 少年の処遇
 五五条移送をめぐって

第八章 自閉症スペクトラム障害の精神鑑定
 自閉症スペクトラム障害への注目
 責任能力をめぐる議論
 訴訟能力をめぐる議論
 受刑能力をめぐる議論
 情状鑑定をめぐる議論
 模擬裁判の経験から

 あとがき

 文献

このページのトップへ