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インド社会・文化史論
本体4,200円+税
ISBN 9784750332642
判型・ページ数 A5・308ページ
出版年月日 2010/09/10

インド社会・文化史論

「伝統」社会から植民地的近代へ

「伝統的」なインド社会・文化はイギリス植民地支配下においてどのように変容していったのか。古代インドにおけるヒンドゥー文化の特色から近代都市における社会変動、カースト制の変化まで複眼的に分析した、インド社会・文化研究の集大成。

 序

第1章 王権の儀礼と在地社会の儀礼――ヒンドゥー文化小論
 はじめに
 第1節 ヤジュニャ(供犠)
  1 ヴェーダ期のパシュバンダ(動物供犠)
  2 マラーター王国におけるヤジュニャ
  3 「ヒンドゥー儀礼」としてのヤジュニャ
 第2節 シャーンティ(鎮めの儀式)
  1 王権儀礼としての鎮め
  2 在地社会の鎮め
 第3節 プラーヤシュチッタ(罪の浄めの儀式)
  1 王によるプラーヤシュチッタの裁可
  2 在地社会におけるプラーヤシュチッタ
 第4節 サナ(祭り)
  1 王権の祭り
  2 村の祭り
 おわりに

第2章 インド的都市の類型論――「ヒンドゥー的」都市とムスリム都市
 はじめに
 第1節 「ヒンドゥー的」都市の発展――プネー市を事例として
  1 プネー市の拡大過程
  2 新しいペートの建設
  3 ペートに生きる人々
  4 コートワールとコートワール役所
 第2節 ムスリム都市と都市カースト――スーラト市を事例として
  1 カースト規則
  2 都市カーストの基礎単位集団と重層構造
  3 カースト守護神・カースト神殿・カースト導師
  4 カースト財産
 おわりに

第3章 植民地支配下における社会構造変動
 はじめに
 第1節 ワタン体制解体への過程
  1 ワタン体制
  2 初期ボンベイ管区行政下のワタン
  3 ボンベイ世襲役職法(1874年)
  4 ボンベイ世襲役職法以後
 第2節 マハール・ワタンと不可触民解放運動
  1 マハール・カースト
  2 マラーター王国時代のマハール
  3 植民地支配下におけるマハール=農民関係の緊張
  4 マハール・ワタン廃止運動
 第3節 村ジョーシー(占星師)・ワタンと反バラモン運動
  1 村ジョーシー・ワタンの法的規定
  2 村ジョーシーと反バラモン運動
  3 村ジョーシー・ワタンの廃止
 おわりに

第4章 植民地統治体制におけるカースト
 はじめに
 第1節 「カースト自治」政策の形成
  1 カーストとパンチャーヤト
  2 ボンベイ首位民事裁判所と「カースト自治」
  3 「カースト自治」政策の成立
 第2節 「カースト自治」をめぐる司法論争
  1 「カースト自治」政策の展開
  2 カルカッタ、ボンベイ両高裁間の論争
 おわりに

第5章 キリスト教とヒンドゥー文化
 はじめに
 第1節 キリスト教の衝撃
  1 キリスト教布教の解禁
  2 キリスト教伝道活動とヒンドゥーの反応
  3 「牛食い人種」イギリス人
 第2節 キリスト教への道――バーバー・パドマンジーの場合
  1 生まれと育ち
  2 学校生活と結婚
  3 「ヒンドゥー社会改良」
  4 キリスト教への改宗
  5 離婚と再婚
 第3節 福音とインド社会――個の自由と権利をめぐって
  1 改宗と個の自由
  2 個の権利と共同体
 おわりに

 【注】
 【参考文献】
 【索引】

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