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開発教育2010 Vol.57
本体2,200円+税
ISBN 9784750332499
判型・ページ数 A5・280ページ
出版年月日 2010/08/05

開発教育2010 Vol.57

オルタナティブな経済と開発教育

2008年、世界経済は「100年に一度」と言われる金融危機に見舞われ、景気後退や低迷から回復できていない。日本でも雇用不安や失業問題、貧困世帯や所得格差が拡大している。「共に生きることのできる公正な地球社会」を目指す開発教育からのオルタナティブとは。

研究誌『開発教育』の発行について――「深まり」と「広がり」を求めて

特集 オルタナティブな経済と開発教育

 特集にあたって――その問題関心と掲載論文の概略

〈総論〉
 オルタナティブな経済と開発教育
   ――「経済」の原点と「教育」との接点を問う(湯本浩之)

〈理論編〉
 連帯経済の発展と開発教育(西川潤)
 エコロジー経済学の視点からのオルタナティブな社会構築の可能性(和田喜彦)

〈実践編〉
 おカネに頼らない暮らしを
   ――おカネを使って、おカネのいらない社会を作る(田中優)
 オルタナティブな農業と市場
   ――タイと日本の事例から(大野和興)
 『民衆交易』にみる地域経済開発のオルタナティブ(堀田正彦)
 変容するCSRを読み解く
   ――CSRの本質とサステナビリティ(新谷大輔)
 ローカルの時代へ
   ――仕事とコミュニティをつなぐスロー・カフェ(吉岡淳)
 オルタナティブな消費の現場から(贄川恭子)
 市民の力でまちをつくる(又木京子)

実践事例報告

 「地域の課題は世界の課題」を実践する
   ――ソムニードの「内」と「外」の活動(竹内ゆみ子)
 いわてのフェアトレードものがたり
   ――国際協力からコミュニティづくりへ(宮順子)
 地域を掘り下げ、世界とつながるESDの実践
   ――「まちづくりの」のカリキュラム開発から開かれる多文化共生への扉(小林祐一・加藤英嗣)

投稿論文

 ロールプレイング・シミュレーションゲーム「開発が町にやってきた」の実践報告
   ――社会学教育としての試み(浜本篤史)
 開発教育としてのスタディツアー再考
   ――省察と行動の視点から(林加奈子)

研究会報告

 開発教育・ESDにおける国際交流の成果と課題
   ――「ESDの10年」中間評価の一環として(田中治彦)
 地球市民教育の日韓交流の歴史と課題
   ――地球の木の取り組みから(丸谷士都子)
 アジアにおけるコミュニティ・オーガナイジングから学んだこと(西あい)
 小・中学校で開発教育をさらに展開するために
   ――授業づくりサークルからの報告(鈴木隆弘)

会議報告

 第6回国際成人教育会議(CONFINTEA VI)参加報告(三宅隆史)

図書紹介

 『創造的に対立解決――教え方ガイド』開発教育協会(奈良崎文乃)
 『身近なことから世界と私を考える授業』明石書店(鈴木隆弘)

 2010年度の開発教育協会の活動
 研究誌『開発教育』58号投稿募集
 編集後記

 『開発教育』誌バックナンバー
 開発教育協会(DEAR)の紹介
 執筆者略歴

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