ホーム > 現代日本の貧困観
現代日本の貧困観
本体2,800円+税
ISBN 9784750332239
判型・ページ数 4-6・292ページ
出版年月日 2010/07/01

現代日本の貧困観

「見えない貧困」を可視化する

日本人の「貧困」観とはどのようなものか? 格差が拡大し貧困層の増えるなか、根強い「自己責任論」や生活保護受給者に対する意識など、徹底した調査・インタビューによって解明していく。理論と現実を結びつけた貧困観研究の集大成。

 はしがき――謝辞に代えて

序章 なぜ貧困観か
 1 発端
 2 難問
 3 主観を問うこと
 4 生活世界(社会的世界)の「理解」の混乱
 5 社会的世界の「混乱の整理」の視点

第1章 貧困観研究の前提――貧乏と貧困
 はじめに
 1 貧乏(びんぼう)ということば――辞書・辞典から
 2 貧乏と貧困の並存――その歴史的性格の若干の検証
 3 貧困と勤勉
 4 貧困の意味転換と貧困観の変化――西洋世界における
 5 結論

第2章 貧困観研究の方法――調査で捉えようとするもの
 はじめに
 1 貧困観と現象学的アプローチ
 2 先行研究の若干の検討――なぜ現象学的アプローチか
 3 調査で捉えようとすることの検討
 4 アンケート・インタビュー調査の意義と概要――結論に代えて

第3章 現代の貧困観(1)――表象と理解
 はじめに
 1 「思い浮かべる」貧困
 2 ホームレス、生活保護、サラ金利用者と「貧困にある人びと」
 3 貧困の状態理解の分析
 4 貧困経験と身近な貧困認識
 5 結論と問題提起

第4章 現代の貧困観(2)――理解と責任
 はじめに
 1 貧困の要因認識
 2 貧困からの脱出と態度
 3 個人責任と社会責任
 4 結論と問題提起

第5章 現代の貧困観(3)――生活保護との関連
 はじめに
 1 生活保護報道と生活保護観
 2 生活保護制度と利用者像――漏給と濫給
 3 利用のスティグマとプライド
 4 「健康で文化的な最低限度の生活」――生活保護基準との距離
 5 結論と課題

第6章 アメリカの貧困観――シンボルの意味(翻訳)
 はじめに
 1 “マイグラント・マザー”から“ウェルフェア・クイーン”へ――イデオロギーの戦争
 2 スピンするイメージと像(icons)――貧困知識の劇場
 3 結論

終章 まとめと課題の提起
 1 二つの世界
 2 背景の到達点
 3 現況――混乱の構造
 4 現代の貧困観からの示唆――人間観・社会観の問い直しと並行して

 あとがき

同じジャンルの本

このページのトップへ