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思想と文化
本体4,800円+税
ISBN 9784750332338
判型・ページ数 A5・292ページ
出版年月日 2010/07/07

思想と文化

近代以前の性体制の考察を中心に「学問の変革と再生」「信仰の主体」「文化とメディア」の分野に分け、特定の時代、特定の事象の中で、性にまつわる言説がどのように捏造され、占有され、自明化されてきたかを追跡する。16の論文と12のコラムを収録。

 『ジェンダー史叢書』刊行にあたって

総論 思想の力/文化の流通(竹村和子)

第1部 学問の変革と再生

第1章 “聖なる女”の思想的系譜――ヒミコ言説の展開と天皇制・フェミニズム(義江明子)
第2章 国学思想に見るジェンダー――ケガレとムスビをめぐって(桑原恵)
第3章 科学史とジェンダー――「科学から疎外された」性が勝ち得たもの(川島慶子)
第4章 近代政治哲学とフェミニズム――その乖離の先にあるモノからの照射(岡野八代)
 ■コラム■
 母系制の言説の生成と転換――内側から見たモソ文化(大浜慶子)
 網野史学と女性(長野ひろ子)
 立法過程と法理論の交差――DV法の場合(戒能民江)

第2部 信仰の主体

第1章 中国中世の道教と女性――求道と「家」(都築晶子)
第2章 知られざる鎌倉の禅尼たち――その活動と伝説化(野村育世)
第3章 アメリカにおけるキリスト教とフェミニズム――エンパワメントと抑圧の政治文化(小檜山ルイ)
第4章 イスラーム法と女性――現代エジプトを事例として(嶺崎寛子)
 ■コラム■
 女たちのラーマーヤナ(粟屋利江)
 国分尼寺と「滅罪」(吉田一彦)
 女性教祖――如来教教祖喜之を例として(浅野美和子)
 ヴェールの意味――その歴史的変遷(大中一彌)

第3部 文化とメディア

第1章 近世~近代における「女大学」の読み替え(菅野則子)
第2章 近現代における『源氏物語』の受容と創造(河添房江)
第3章 メディアと“女”――「犠牲者」と「テロリスト」のはざまで(岡真理)
第4章 フェミニズム映画批評の変遷と実践(斉藤綾子)
 ■コラム■
 青楼の恋――唐代の文人と妓女(大平幸代)
 日記が生まれ、読まれる時(吉野瑞恵)
 『ブリタニカ』の編纂と女性たち(本田毅彦)
 「思想」の流通と「女流」の声(真鍋昌賢)
 コミック市場――「美少年」としてのレズビアン思春期(溝口彰子)

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