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変わりゆく国連PKOと紛争解決
本体4,000円+税
ISBN 9784750390253
判型・ページ数 A5・368ページ
出版年月日 2006/07/01

変わりゆく国連PKOと紛争解決 【オンデマンド版】

平和創造と平和構築をつなぐ

なぜ国連PKOが、ときに紛争解決を妨げてしまうのか。いかなる条件下で国連は紛争解決の一翼を担えるのか。選挙監視員として東ティモールやカンボジアで活躍する著者の、キプロスとカンボジアを事例にした最前線の紛争研究書。著者は第二回秋野豊賞受賞者。
はしがき──紛争解決の現場から考える
序 論──平和創造と平和構築をつなぐ
 本書の主題──国連PKOと紛争解決の関係
 本書の主要な論点
 本書の独創性と重要性
 本書の構成と概要
第1章 国連平和維持活動の理論的分析
 1. はじめに
 2. 国連PKOを定義づける
 3. 国連PKOの分類型
 4. 国連PKOとは何か
第2章 紛争研究における理論アプローチの考察
 1. はじめに
 2. 紛争分析における主要な概念
 3. 基本的な論争「紛争は処理するべきか、それとも解決するべきか」
 4. 紛争分析アプローチと国連PKOのかかわり
第3章 概念枠組みの構築
 1. はじめに
 2. 紛争分析の2つのアプローチをつなぐ
 3. 本書の概念枠組み
第4章 紛争解決への障害──国連キプロス平和維持隊(UNFICYP)
 1. はじめに
 2. キプロス紛争の概説
 3. 紛争成熟度
 4. キプロスにおける国連PKOの検証
 5. 仲介活動の相乗効果
 6. 事例研究のまとめと結論
第5章 紛争解決の踏み台──国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)
 1. はじめに
 2. カンボジア紛争の概説
 3. 紛争成熟度
 4. カンボジアにおける国連PKOの検証
 5. 仲介活動の相乗効果
 6. 事例研究のまとめと結論
結論──紛争処理と紛争解決の結節点をめざして
 1. 本書のまとめ
 2. 理論的な貢献
 3. まとめ
 4. 結語
付録
 (付録1)関連地域略図
 (付録2)略語表
 (付録3)国連平和維持活動一覧表

あとがき
索引