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エルサルバドルを知るための55章
本体2,000円+税
ISBN 9784750331959
判型・ページ数 4-6・332ページ
出版年月日 2010/05/01

エルサルバドルを知るための55章

人口密度が高く、天然資源に乏しく、かつ地震や火山による災害が多いことから「中米の日本」を自称する大の親日国・エルサルバドル。92年の内戦終結以降、民主主義国家建設へと向かう現状を、様々な分野でエルサルバドルに関わってきた執筆陣が紹介する。

はじめに

I  変貌を遂げる政治と経済
 第1章 マウリシオ・フネス大統領の誕生――注目される米国との関係
 第2章 フネス政権を支える人びと――FMLNと「マウリシオ・アミーゴの会」
 第3章 政治の転換点となった2009年総選挙――「希望が生まれ、変革が来る」
 第4章 ハブ機能を高めるエルサルバドル――物流・金融・ビジネスの中心地
 第5章 エルサルバドル国際空港――史上最大のメガプロジェクト
 第6章 東部地域開発とドライキャナル――発展のカギとなる日本の協力
 第7章 経済政策とFUSADES――国内最大のシンクタンク
 第8章 北部横断道路と北部地域開発――発展の起爆剤となる道路建設
 第9章 CAFTA、メソアメリカ・プロジェクト――中米統合のカギを握る
 第10章 漸進的社会変化を目指したサカ大統領――「人間尊重の政府」

II 内戦から復興へ
 第11章 内戦の激化――中米紛争の勃発
 第12章 内戦の一部始終――国内の3分の1を「支配」していたFMLN
 第13章 内戦・災害からの復興――迅速かつ効果的な日本の協力
 第14章 エルサルバドル和平合意――順調な復興再建、課題は経済社会面の民主化
 第15章 急ピッチで進んだ経済再建――ドル経済・自由貿易圏・市場経済化を急ぐ新自由主義経済政策
 第16章 和平後の復興をめぐる国際協調の軌跡――共同歩調をとる日米の援助協力
 第17章 1994年選挙と日本のPKO参加――内戦終結と社会再建の出発点に立ち会って
 第18章 エルサルバドル革命博物館――ゲリラ活動から観光へ
 第19章 2009年大統領選挙監視員――国内外から4000人以上が参加

III 社会の姿
 第20章 14家族〈カトルセファミリア〉は存在するのか――大土地所有から、金融・マキラドーラ・不動産・サービスへと変わる業態
 第21章 企業家の挑戦――国際競争と改革への対応
 第22章 アミーゴを泣かせない――持続可能なコーヒー作りに取り組む
 第23章 中米麻薬回廊とマラス――ギャング団「マラ・サルバトゥルチャ」
 第24章 活躍する女性たち――どんな困難にも辛抱強く立ち向かう
 第25章 シャーガス病――感染リスクは中南米で最高水準
 第26章 自然災害への支援――“TAISHIN”と“BOSAI”
 第27章 地方自治体のゴミ問題への取り組み支援――「福岡方式」による廃棄物処分場と3R
 第28章 国営教育文化テレビ局(カナル10)――エルサルバドル版『プロジェクトX』の誕生

IV 歴史と自然環境
 第29章 エルサルバドル共和国の誕生――独立、中米連邦、そして共和国へ
 第30章 コーヒー共和国――少数の大富豪と大多数の極貧農民という社会
 第31章 1932年の大虐殺事件――長期軍事政権発足の端緒
 第32章 長期化した軍事政権の背景――軍部派閥型政治が生んだ激しい政権交代
 第33章 エルサルバドルの思想家――ダルトン、ロメロ、マスフェレールの闘い
 第34章 エルサルバドルの人と自然――中米一人口稠密な火山国
 第35章 「イサルコ火山」と「ルタ・デ・ラス・フローレス」――太平洋の灯台と花街道
 第36章 貝の国――牡蠣はエルサルバドルに限る!
  【コラム1】アカフトラ港

V 豊かな芸術と文化遺産
 第37章 エルサルバドル遺跡案内――マヤ文化の痕跡
 第38章 チャルチュアパ遺跡群――日本の考古学調査と国際協力
 第39章 ホヤ・デ・セレン――新大陸のポンペイ
 第40章 甦ったマヤのブルー――火山灰のなかから発見された藍の沈殿槽
 第41章 『星の王子さま』の故郷――コンスエロの情熱が生んだ作品
 第42章 目覚ましい美術界の動き――美術館建設とユニークな作家
 第43章 伝説と文学――「泣き女」とルベン・ダリオの師
 第44章 エルサルバドルの先住民――ピピル族とシピティオ伝説
 第45章 ピピル語――最南端のナウァ系言語
 第46章 映画『サルバドル』と『イノセント・ボイス』――内戦の実相を描く
  【コラム2】ワルテル・ベネケ作、戯曲『臆病者の天国』『葬儀屋』

VI 日本とエルサルバドルの深い絆
 第47章 日本との架け橋となった人びと――日本への強い関心と理解からエルサルバドルを見つめ直す
 第48章 学生中米親善見学団――若人の夢の一歩
 第49章 青年海外協力隊――中南米で最初の受け入れ国
 第50章 ワルテル・ベネケ――真の愛国者で大の日本贔屓
 第51章 国立コーヒー研究所――世界屈指の水準を誇る
 第52章 インシンカ事件の背景――誘拐されて過ごした114日間
 第53章 日本・エルサルバドル修好70周年――さらに進む関係緊密化
 第54章 ユサ社の軌跡――戦後最初の日本の海外進出
 第55章 日系企業がもたらす「価値」――多国籍企業が展開する事業活動という名の国際協力

 参考文献案内

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