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そだちと臨床 Vol.8
本体1,600円+税
ISBN 9784750331874
判型・ページ数 B5・160ページ
出版年月日 2010/04/01

そだちと臨床 Vol.8

特集・対人援助職の伝承/性虐待への対応を考える

特集1は対人援助職の伝承。多忙を極める児童福祉臨床の現場。新人がはいってもゆっくりと教える時間も人的余裕もないなかで、上の世代から後輩たちへと何をどう伝えていけばよいのかを考える。特集2は性虐待への対応を考える。

特集 対人援助職の伝承 中堅のジレンマから出発して

PART I  中堅対人援助職座談会
 ・先輩から受け取った「技術」や「思い」を後輩にどう伝えるか。中堅は悩み、内省する(大塚剛史/大島弘之/片岡真澄/上松幸一/東方愛/松友辰己[司会])

PART II ベテランはどう学びを深めてきたのか、次世代にどう伝承しようとしているのか
 ・児童相談所から考える伝承
 ・体験の共有が知恵の継承を促し、蓄積されていくしくみが必要だ(小出太美夫:元・横浜市西部児童相談所長)

里親開拓の現場から
 ・職員の共通言語をそだて、話し合う。その積み重ねが人をそだてる(岩崎美枝子:社団法人家庭養護促進協会理事)
「1人職種」の学びのプロセス
 ・学びは地域、他職種、当事者から。多くの人と時間を共有し、感化しあう(姫野紀代子:京都府山城北保健所綴喜分室精神保健福祉相談員)
児童養護施設での経験をとおして
 ・先輩の背中を見てそだつのが現場。その学びを支える温かい環境の構築(北條正治:大阪保育福祉専門学校校長 元・児童養護施設遙学園施設長)
学校現場での伝承
 ・伝える側の伝えたい気持ちと伝えられる側の意欲あってこそ(長者善高:京都市立修学院中学校校長)

まとめ○先輩に一言、言わせてもらいます

特集 性虐待への対応を考える

性虐待対応に必要な知識と留意点
 ・穏やかに、しかし確実に、子どもの安全を確保する責任が私たちにある(山本恒雄:日本子ども家庭総合研究所家庭福祉担当部長)
 ・社会資源も経験も不足しているなかで、初期対応を確実に進めるための工夫と苦悩(菅野道英:滋賀県中央子ども家庭相談センター児童心理司、本誌編集委員)
 ・被害を受けた子どもを苦しめる孤立感。その軽減に向けた援助実践(笹川宏樹:奈良県中央こども家庭相談センターこども支援課長、本誌編集委員)

実践報告○情緒障害児短期治療施設
 ・子どもの回復の鍵を握る非加害親への支援(穐山佳子/情緒障害児短期治療施設静岡県立吉原林間学園セラピスト)
 ・事例へのコメント 性虐待事例における非加害親への支援で留意すること(仲真紀子:北海道大学大学院教授)

実践報告○児童養護施設での性教育
 ・性教育は「大切なわたし、大切なあなた」を子どもたちに伝えること(鎧塚理恵:児童養護施設樹心寮個別対応職員・統括チーフ)


[連載]
・「そだちと臨床」現場における相談のコツとツボ
  第4回(武田玲子/永島正治)
・行政 up to date 8
  障害者虐待防止法(平田厚)
  親権法の見直し(吉田恒雄)
・みん&もこのりんしょう談義
  お題「伝える」
・Windows of Books No.8
  神奈川県編
・たとえ話で納得! 発達臨床心理学用語講座6
  遺伝説・環境説・成熟説/人見知りと迷子/非行と行為障害
・日本の児童相談をたどる 第5回
  山本昭二郎さん(川崎二三彦/鈴木崇之[インタビュアー・構成])
・「家族の構造理論」私風 第8回
  パワー1 決定(団士郎)
・私の“介在”療法 第3回
  遊び介在療法(津川秀夫)
・親・子に役立つ非行相談援助法6
  家庭裁判所との連携(渡辺忍)
・気がついたら中堅になっていた心理司から、フレッシュな心理司へ
  第2回 描画の大きさをめぐって(戸倉幸恵)
・ジェノグラムをとおした家族理解7
  家族の暮らしを想像し、支援の創造へつなげる(早樫一男)
・一時保護所論序説 第八回(最終回)
  恩寵園事件から考える(小木曽宏)
・books
・読者の広場
・編集後記/次号予告

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