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ビルマ仏教徒 民主化蜂起の背景と弾圧の記録
本体2,500円+税
ISBN 9784750331461
判型・ページ数 4-6・264ページ
出版年月日 2010/03/01

ビルマ仏教徒 民主化蜂起の背景と弾圧の記録

軍事政権下の非暴力抵抗

2007年夏、ビルマ全土で起きた大規模民主化蜂起、特に日本人ジャーナリストが軍兵士により射殺された事件は多くの日本人がビルマに関心をもつきっかけとなった。本書では、軍事政権に対する仏教徒の抵抗の背景と弾圧の実態を、証言記録を基に明らかにする。
はじめに
 凡例

 ビルマの仏教と政治――その歴史的背景(根本敬)

第 I 部 二〇〇七年民主化蜂起の記録
 弾圧の実態(抄)――民主化蜂起から弾圧までの足跡
 布施された銃弾(抄)
 すべての同盟勢力、僧侶、僧院長へのお願い(全ビルマ僧侶連盟)
 日本国内のすべての僧侶と皆さんへのお願い(全ビルマ青年僧侶連盟議長/アシン・ケーマーサーラ)
 サフラン革命の指導的僧侶が回顧するビルマの仏教(ウー・ピンニャーゾータ)
 包囲されるビルマ仏教(アシン・ナーヤカ)

第II部 一九八八年民主化蜂起と「覆鉢」の開始
 すべての僧侶と国民への嘆願書(青年僧侶連盟〈下ビルマ〉、僧侶連合連盟〈マンダレー全地域〉)
 証言記録
 ビルマにおける「覆鉢」の歴史的背景

第III部 資料編
 拘束されている僧侶
 拘束されている尼僧
 軍政の襲撃を受けた僧院
 サンガ組織法――国家法秩序回復評議会法(SLORC法)
 ビルマ関連年表

 訳者あとがき