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中央アジアを知るための60章【第2版】
本体2,000円+税
ISBN 9784750331379
判型・ページ数 4-6・328ページ
出版年月日 2010/02/01

中央アジアを知るための60章【第2版】

中央アジア5カ国を中心に、新疆ウイグル、アフガニスタン情勢をも視野に入れ政治・経済、文化、生活、歴史およびその現状を概説した好評の2003年初版に一部修正を加え、以後の変化を簡潔に追記して、2000年代の重要な変化を記述する。

はじめに

I  シルクロードから現代へ
 第1章 中央アジアの多様な世界――文明の重層と複合
 第2章 「中央アジア=シルクロード」か?――「論争」とその後
 第3章 モンゴル帝国とその後――キプチャク草原世界
 第4章 ティムール帝国――栄光と崩壊
 第5章 英雄叙事詩に見る歴史とフィクション――カルマクとの戦いと「ノガイ大系」
 第6章 チンギス・カンの子孫とムハンマドの子孫――「名家」の系譜
 第7章 カザフ・ハン国――ロシアと清朝のはざまで
 第8章 中国ムスリム大反乱とコーカンド・ハン国――ヤークーブ・ベグの時代
 第9章 ロシア帝国の支配――「諸民族の牢獄」か?
 第10章 ロシア・ムスリムの改革と反乱――ジャディード運動とアンディジャン蜂起
 第11章 ロシア革命と自治運動――トルキスタン自治政府とアラシュ・オルダ
 第12章 ソビエト体制への抵抗と適応――バスマチ運動とファイズッラ・ホジャエフ
 第13章 東トルキスタン共和国――二度の「独立」と挫折
 第14章 スターリン時代――粛清・定住化の悲劇と「民族史」の創造
 第15章 ソ連計画経済体制下の工業開発――「社会主義的工業配置」の理念と成果
 第16章 アラル海の悲劇――無謀な農業開発と環境破壊
 第17章 ペレストロイカ・ソ連崩壊と中央アジア――予期していなかった独立
 第18章 「歴史の見直し」から「国史」の創成へ――ティムールの復権

II ことばと芸術・文化
 第19章 中央アジアの言語――テュルク系とイラン系
 第20章 カザフ文学の世界――アバイからスレイメノフまで
 第21章 タジク・ウズベク民族文学の創成――バイリンガルの伝統の分断
 第22章 口承文芸の現在――語りの継承と国威発揚への利用
 第23章 現代に生きる伝統音楽――多様な楽器と「近代化」
 第24章 中央アジアのポピュラー音楽――祝宴の余興から国家行事まで
 第25章 中央アジアの美術――グローバルに流通し続ける美
 第26章 中央アジア映画の活力――新しい名作群と製作現場

III 中央アジアの町と人々
 第27章 ブハラとサマルカンド――古都の魅力
 第28章 アルマトゥとサルアルカ――近代都市と大草原
 第29章 カザン――ロシアのムスリム都市
 第30章 新疆ウイグルの町々――マザールとバザール
 第31章 マハッラのくらし――ムスリムの日常と近所づきあい
 第32章 農村のくらし――家畜飼育と住まいの移動
 第33章 人の一生と人生儀礼――誕生・割礼・結婚・死
 第34章 中央アジアの女性――ソビエト初期の女性解放運動史と現在
 第35章 中央アジアのロシア人――「少数民族」の立場への適応と移住
 第36章 中央アジアの朝鮮人――強制移住の歴史と複雑なアイデンティティ
 第37章 祝祭――伝統と政治的演出
 第38章 料理と酒――客もてなしの文化

IV 政治変動とイスラーム運動
 第39章 カザフスタン――権威主義から「家産制」に進むナザルバエフ体制
 第40章 ウズベキスタン――カリモフの強権政治とイデオロギー
 第41章 クルグズスタン――「民主主義者」アカエフの光と影
 第42章 トルクメニスタン――ニヤゾフの個人崇拝
 第43章 タジキスタン――「地域間の内戦」の解決と秋野さんの犠牲
 第44章 カラカルパクスタン――国家内国家のアイデンティティ
 第45章 中央アジアの反対派政治家群像――「民主化」運動の野心と無力感
 第46章 タタルスタンとバシュコルトスタン――モスクワからの自立?
 第47章 新疆ウイグルの民族問題――「分離主義」取り締まりと少数民族の模索
 第48章 フェルガナ盆地のイスラーム復興――草の根の信仰と「原理主義」
 第49章 イスラーム運動――国内問題から国際問題へ、そして九・一一以後

V 市場経済移行の苦しみ
 第50章 市場経済への移行(1)――法改革・自由化・私有化
 第51章 市場経済への移行(2)――経済システムの多様化と実績
 第52章 農業改革の二重の課題――市場経済移行と生産構造の転換
 第53章 畜産ソフホーズの解散――親戚と臨む市場経済化
 第54章 カスピ海周辺の天然資源――パイプラインを巡る角逐

VI 「グレート・ゲーム」と日本
 第55章 戦前日本に来たタタール人・バシキール人――イブラヒムとクルバンガリー
 第56章 新しい「グレート・ゲーム」?――中央アジア諸国のしたたかな外交
 第57章 地域協力機構の盛衰――ユーラシア経済共同体、GUUAM、上海協力機構など
 第58章 日本との経済関係――ODA大国の存在感
 第59章 環境問題での日本の協力――アラル海とセミパラチンスク
 第60章 日本「シルクロード外交」の行方――「親日国」づくりか平和への貢献か

 中央アジア概略図
 中央アジア各国・地域概要
 参考文献

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