本体1,400円+税
ISBN | 9784750330327 |
---|---|
判型・ページ数 | 4-6・192ページ |
出版年月日 | 2009/08/01 |
反貧困の学校2
いま“はたらく”が危ない
年越し派遣村が社会に突きつけた貧困問題。湯浅誠らによる「反貧困ネットワーク」主催の「反貧困フェスタ2009」の内容を元にした本書は、好評を得た2008年の『反貧困の学校』に続くもので、派遣村問題の根源にある「労働と貧困」に焦点を当てる。
はじめに(宇都宮健児)
I 部 徹底討論:いま“はたらく”が危ない
1 いま“はたらく”はどうなっている?――当事者9名による報告「語ろう! わたしたちの雇用・労働」
・湯浅村長、年越し派遣村を語る。そこで見えてきたもの
・派遣村村民として過ごした立場から
・製造業派遣の立場から
・女性事務系派遣の立場から
・一般嘱託というかたちの障害者雇用の立場から
・公務非正規労働者の立場から
・大企業正社員の立場から
・福祉的労働の立場から
・失業者の立場から
2 “はたらく”をどうする?――パネルディスカッションより
・労働組合ナショナルセンターの立場から
・困難な状況の労働者を支援する立場から
・そして、どう連帯できるのか
II部 さらに考える、学ぶ。貧困を生み出す労働とは?
1 女性の労働と貧困について考える――女性はハケンを望んでいるのか?
2 働くことを学ぶ――貧困を生み出す労働とは?
3 住まいのセーフティネットをつくろう――安心して生活できる住まいとは?
おわりに(湯浅誠)
巻末資料 反貧困フェスタ
・反貧困フェスタ2009――催しの数々
・貧困ジャーナリズム大賞 結果発表
・対談 湯浅誠×中島岳志 報告
・賛同団体一覧
・執筆者一覧