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学校と博物館でつくる国際理解教育
本体2,800円+税
ISBN 9784750330280
判型・ページ数 A5・292ページ
出版年月日 2009/08/01

学校と博物館でつくる国際理解教育

新しい学びをデザインする

学校・博物館・学会の3者が連携・協働することでどのような学びが創造できるのか。国際理解の資料の宝庫である国立民族学博物館を舞台にした総合的な学習の時間や社会科の授業実践、教員研修の実例を紹介し、そこから浮かび上がる今後の課題について検討する。
はしがき

 序論 国際理解教育における「博物館-学校-学会」の連携(中牧弘允・森茂岳雄)

第 I 部 博学連携による国際理解教育の基礎理論
 1章 博物館からみた博学連携(中牧弘允)
 2章 学校からみた博学連携(森茂岳雄)
 3章 学会からみた博学連携(多田孝志)

第 II部 博学連携による国際理解教育の授業実践
 序章 モノが育てる異文化リテラシー(高橋順一)
 1章 アウトリーチ教材で広がる教室実践
  序 博物館から教室へ(森茂岳雄)
  1 「みんぱっく」――ツール開発とミュージアム・リテラシー(佐藤優香)
  2 「異文化発見キット」――利用者と支援者との対話(高橋順一)
  3 「ニッケイ移民トランク」――グローバル教育と多文化教育をつなぐ(森茂岳雄・中山京子)
  4 アウトリーチ教材を用いた博学連携実践(居城勝彦)
 2章 素材から出発する授業実践
  序 素材から教材へ(藤原孝章)
  1 願いをこめた仮面をつくろう――鑑賞と表現の循環(佐藤優香・八代健志)
  2 仮面を使った教材開発――異文化共生社会に生きる(秋山明之)
  3 民博展示と世界史カリキュラム(田尻信壹)
  4 文化祭でつくるミニ博物館(木村慶太)
  5 民博展示とプロジェクト学習(林原慎・加藤謙一)
 3章 企画展を生かした授業実践
  序 企画から活動へ(織田雪江)
  1 「弁当からミックスプレートへ」(1)――授業実践に生かす(森茂岳雄・中山京子)
  2 「弁当からミックスプレートへ」(2)――クラブ活動に生かす(織田雪江)
  3 民博オセアニア展示――修学旅行の事前学習に生かす(柴田元)
  4 「みんぱくキッズワールド」――総合的学習に生かす(古川岳志)
  5 「多みんぞくニホン」――社会科の授業に生かす(織田雪江)

第III部 博学連携による国際理解教育の教員研修
 序章 研究から研修へ(中山京子)
 1章 博学連携による教材・カリキュラム開発支援
  1 フィールドワークを生かした教材開発(大津和子)
  2 開発教育(ESD)の教材開発(藤原孝章)
  3 カリキュラム開発支援(今田晃一)
 2章 民博研究者との連携による教員研修
  1 パンダナス物語(中山京子)
  2 竹から音が生まれるとき(居城勝彦・八代健志)
  3 ひとかけらのチョコレートから(織田雪江)
  4 割り箸で海図をつくろう(田尻信壹)
  5 楔形文字で名前を書こう(森若葉)
 3章 討論教員研修ワークショップをつくる

第IV部 博学連携による国際理解教育の実践課題
 1章 展示をつくる、展示をつかう――民博オセアニア展示の試み(林勲男)
 2章 ボランティアによる博学連携――社会連携の視点(宇治谷恵)
 3章 意味をつくりだす学びのデザイン(上田信行)
 4章 博学連携の課題――相互メリット再考(小笠原喜康)

 資料 博学連携みんぱく教員研修ワークショップのプログラム

  あとがき
  事項索引
  人名索引

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