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キリスト教・組織宗教批判500年の系譜
本体3,000円+税
ISBN 9784750330051
判型・ページ数 4-6・280ページ
出版年月日 2009/06/01

キリスト教・組織宗教批判500年の系譜

ラス・カサスから現代まで

我こそ正義なりと信じる神を押しつける組織宗教は、人間と社会をいかに蝕んできたか。ラテンアメリカでのインディオ大虐殺を批判したラス・カサスからカトリックをラディカルに批判したリサール、ジョイス、反進化論を批判する生物学者までを縦横に駆けめぐる。

 はじめに――神様、仏様、お地蔵さん

第1章 ラス・カサスとコンキスタドーレス
 1……ラス・カサスとその時代
 2……エンコミエンダ
 3……ラス・カサスvs.セプルベダ論争
 4……征服戦争の犠牲者
 5……ラティフンディオ

第2章 リサールとカトリック教会
 1……リサールとその時代
 2……『ノリ・メ・タンヘレ』と反カトリック
 3……『エル・フィリブステリスモ』と反植民地支配
 4……「フィリピン人の怠惰」と「フィリピン、今後の一〇〇年」
 5……現代フィリピンの苦境

第3章 ジョイスと宗教の呪縛
 1……エリオットと宗教保守主義
 2……ジョイスとカトリック教脱出
 3……ラッセルと無神論
 4……『沈黙』と神の不在

第4章 ドーキンスと組織宗教
 1……ドーキンスとネオダーウィニズム
 2……宗教の起源と進化
 3……宗教の説く道徳
 4……「信じることは良いことだ」――寄生と共生の構図

第5章 新宗教とカルト
 1……航空便信仰(カーゴ・カルト)
 2……人民寺院
 3……モルモン教
 4……日本の新宗教

第6章 神の名のもとで
 1……キリスト教保守派と反進化論
 2……分解不可能な完全性(IC)とインテリジェント・デザイン(ID)
 3……分解可能な複雑性と現代進化学
 4……宗教原理主義と全体主義
 5……科学と宗教

第7章 「行く河の流れは絶えずして」――一周遅れは誰なのか

 あとがき――知力高い人たちの思い出

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