本体1,600円+税
ISBN | 9784750330044 |
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判型・ページ数 | 4-6・200ページ |
出版年月日 | 2009/06/01 |
施設で育った子どもたちの居場所「日向ぼっこ」と社会的養護
児童養護施設を退所した若者たちが気軽に集まって、少しでも元気になれる場所があったら……。そんな思いをもった当事者たちでつくった「日向ぼっこ」。その誕生までの経緯と活動、施設体験、社会に出てからの悩みや社会的養護への要望などをつづる。
まえがき
第1章 ひとりぼっちじゃない。そう思える居場所を
「日向ぼっこ」という名前にこめられた想い
こんな活動を展開中です
日向ぼっこ誕生までのささやかなものがたり
血がつながっていなくてもいっしょに生きられる
任意団体から特定非営利活動法人へ
第2章 親と暮らせない子どもを支える仕組み――社会的養護Q&A
社会的養護を多くの人に知ってもらうことの意味
Q1 社会的養護の意味を教えてください
Q2 クラスの友だちに児童養護施設で暮らしていた子がいました。そのころから気になっていたのですが、どんなところなのですか?
Q3 児童養護施設の数はどのぐらいあるのですか? 何人くらいの子どもが暮らしているのでしょうか?
Q4 児童養護施設の子どもたちはどんな部屋に住んでいるのですか?
Q5 児童養護施設ではどんな人が働いているのですか?
Q6 児童養護施設にはいつまでいられるのですか? 施設を出たあとはどうするのですか?
Q7 児童養護施設での生活でたいへんなのはどんなことですか?
Q8 日向ぼっこのような当事者団体はほかにもあるのですか? どんな活動をしていますか?
第3章 私が暮らした施設、そしていま施設に希望すること
すさみきった孤独な生活をしていた僕にとって、施設はいつもあたたかかった(小金丸大和)
いっしょに生きてくれる人が見つかる場所であってほしい(渡井さゆり)
僕のことをこんなに心配してくれる人がいる。そう思えたとき、愛の鞭が心にズシンと響き、うれしくて泣いた(渡井隆行)
退所後はじめてひとりで過ごした夜、寂しさと孤独で泣いた(冨塚正子)
第4章 日向ぼっこにのぞむこと、日向ぼっことできること
日向ぼっこ結成の瞬間に立ち会った者として期待すること(前田信一)
援助者からみた当事者活動、そして私が援助者として大切にしていること(高橋亜美)
私が日向ぼっこに期待するわけ――当事者活動の社会的な意義(津崎哲雄)
第5章 座談会●「生きているのも悪くない」と思える社会を
○コラム
私と日向ぼっこ
ハローノートから振り返る日向ぼっこの2年
CVVの過去・現在・未来
施設で暮らしていた人たちに聞きました!
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