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東アジアの歴史 その構築
本体2,800円+税
ISBN 9784750329871
判型・ページ数 4-6・336ページ
出版年月日 2009/05/01

東アジアの歴史 その構築

中国・朝鮮・ベトナム・日本4国の、漢字文化や稲作を共有する東アジア地域の歴史を概観する。ヨーロッパ史のアレゴリーという理解から東アジア史を解放し、独自の時代区分を設定して歴史的特徴をつかみ取る。斬新な視点からとらえなおされた画期的な通史。
はじめに
 東アジア史

序章
 「東アジア史」とは何か
 東アジア史の時代区分
 東アジアにおける歴史記述の基本形態
 東アジアの地理

第1期 古代文明期の地域文化、都市国家、神権政治〈前6000年頃-前221年〉
 石器時代/照葉樹林と東アジア文明の黎明/古代文明期の諸文化/翡翠/初期青銅器時代と国家形成の始まり、ほか

第2期 世界帝国としての初期古代中国〈前221年-後221年〉
 最初の帝国:秦(前221-前202年)/ユーラシア遊牧民との衝突/秦の終焉/宦官/前漢時代(前202-後8年)、ほか

第3期 小国分立と東アジアの民族移動〈221-650年頃〉
 三国時代(222-280年)/西晋(265-316年)/南北朝(317-589年)/朝鮮の三王国:高句麗、百済、新羅(313-668年)/高句麗(-668年)、ほか

第4期 東アジアにおける国家形成のモデルとしての後期古代中国〈650年頃-900年頃〉
 初唐(618-690年)/中国歴代王朝の官僚選抜法/唐代の諸改革/帝国の領土拡張と疲弊/武則天(690-705年)、ほか

第5期 中華帝国の分裂と周縁諸国の台頭〈900年頃-1270年頃〉
 五代十国時代(907-960年)/宋王朝(960-1279年)/近世中国の幕開け/遼(916-1125年)/西夏(1038-1227年)、ほか

第6期 モンゴル帝国の支配と周縁の危機〈1270年頃-1370年頃〉
 モンゴル諸部族の統一/高麗の征服/モンゴル人による中国の異民族支配:元王朝(1276-1368年)/大越:元の侵攻と陳朝の崩壊/占城、ほか

第7期 東アジアの再編〈1370年頃-1640年頃〉
 明朝(1368-1644年)/インド・太平洋圏へのヨーロッパの進出/明の発展と衰退/李氏朝鮮/琉球王国、ほか

第8期 東アジアの近世〈1640年頃-1840年頃〉
 中国:清王朝(1644-1912年)/鄭氏の台湾支配/清の国家と経済・社会/日本の対外関係/日本支配下の琉球、ほか

第9期 東アジアの解体〈1840年頃-1895年〉
 アジア大帝国の終焉/アヘン戦争と太平天国の乱(1840-1864年)/日本:開国と徳川政権の崩壊/明治維新:近代日本の建設(1868-1889年)/清:同治改革運動、ほか

第10期 東アジアの内戦〈1895年-1989年〉
 日本の台湾占領/大韓帝国/中国:百日維新から義和団の乱まで/日露戦争と朝鮮併合/中国とベトナムの民族主義運動、ほか

「東アジア」の構築 表象的空間の発見と近代ドイツ・日本の関与
 1 近世アジアの「アジア」
 2 ドイツに見る19世紀前半までの言語・民族・地理学
 3 東洋学の登場
 4 プロイセンおよびドイツ語圏の外交に現れる「東アジア」
 5 ヨーロッパ語の選択
 6 明治の「東アジア」
 7 軍事用語としての「亜細亜東部」
 8 脱亜論の「亜細亜東方」
 9 歴史・地理の「東亜細亜」
 10 「東亜」と日清戦争
 11 「東部亜細亜」と「東洋史」
 12 「東洋」と「東亜の現勢」
 13 「志興東亜」の時代
 14 東南アジアはなぜ東洋学から除外されたか
 15 三木・津田論争と「東亜」のユートピア
 16 「モンスーンアジア」とドイツの地政学
 17「東亜」から「大東亜」へ

 解題(李成市)
 索引

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