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日本で働く非正規滞在者
本体5,800円+税
ISBN 9784750329765
判型・ページ数 A5・520ページ
出版年月日 2009/04/01

日本で働く非正規滞在者

彼らは「好ましくない外国人労働者」なのか?

非正規滞在者は単なる安価な「単純労働者」ではない。本書は、日本に長期滞在する男性非正規滞在者に着目し、聞き取り調査を通して彼らの就労実態を通時的に把握するともに、「不法」な彼らの長期滞在・就労を可能とした日本の社会構造を解明する。

 はじめに

 序章
  1.研究対象の設定
  2.非正規滞在者に対する日本政府の対応
  3.非正規滞在者に関する実態調査
  4.非正規滞在者に関する社会科学的な分析
  5.本研究の問題関心と研究の進め方
  6.分析のための概念枠組み

第1章 外国人政策における非正規滞在者
 第1節 1980年代後半、「不法」就労の社会問題化
  1.朝鮮半島からの密航者
  2.「不法」就労の激増
  3.つくり出された「単純労働者」
 第2節 1990年代、放置された「不法」就労者・「不法」滞在者
  1.取締り強化をタテマエとした緩やかな排除
  2.包摂のめばえのなかでの権利の承認
 第3節 2001年以降、「不法」滞在者の取締り強化
  1.転換期を迎えた外国人労働者受入れ政策
  2.バック・ドアの封鎖

第2章 非正規滞在者を取り巻く社会経済環境
 第1節 バブル景気の人手不足のなかでの非正規滞在者
  1.メディア報道にみるバブル景気の非正規滞在者
  2.合法的な「単純労働者」の登場
  3.人手不足のなかでの好意的なまなざし
  4.非正規滞在者を支えるNPO/NGOの登場
 第2節 バブル崩壊後の景気後退のなかでの非正規滞在者
  1.安価な「単純労働者」の登場
  2.メディア報道の変化
  3.非正規滞在者の権利拡大をめざすNPO/NGOの運動
 第3節 体感治安の悪化と非正規滞在者
  1.治安対策と非正規滞在者
  2.線引きされる非正規滞在者

第3章 男性長期非正規滞在者の就労実態
 第1節 統計データにみる非正規滞在者
  1.「不法」残留者
  2.「不法」就労者
 第2節 聞き取り調査の概要
  1.調査の目的
  2.男性長期非正規滞在者への聞き取り調査
  3.NPO/NGO関係者への聞き取り調査
  4.雇用主への聞き取り調査
  5.調査の限界
 第3節 調査対象者28人の就労実態
  1.調査対象者の属性
  2.調査対象者のプロフィール
  3.労働市場における非正規滞在者
  4.職場における非正規滞在者

第4章 社会構造と男性非正規滞在者の就労行動
 第1節 分析のための概念枠組みの再確認
  1.社会構造と非正規滞在者の就労行動との関係
  2.両者の関係を考察するための視点
 第2節 男性非正規滞在者の就労の通時的変化
  1.来日当初の非正規滞在者
  2.滞在長期化にともなう能動的変化
  3.滞在が長期化しても変わらぬ制約的状況
  4.仮説1の検証
 第3節 社会構造から捉える男性非正規滞在者の就労行動
  1.バブル景気の人手不足における非正規滞在者の就労行動
  2.バブル崩壊後の景気後退期における非正規滞在者の就労行動
  3.移民選別時代における非正規滞在者の就労行動
  4.仮説2の検証

 むすびにかえて
 参考文献
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