ホーム > そだちと臨床 Vol.6
そだちと臨床 Vol.6
本体1,600円+税
ISBN 9784750329741
判型・ページ数 B5・160ページ
出版年月日 2009/04/01

そだちと臨床 Vol.6

特集1は「よりよい展開のための理解と交渉」。相手の反応をみながら次の展開につなげる援助のプロセスで、援助職に必要なのは交渉力。福祉、司法、教育等の分野で実践を積む方々に交渉力を高めるヒントを語ってもらう。特集2は「発達検査を読み込むその2」。

特集 よい展開をつくるための理解と交渉
 弁護士が語る「理解と交渉」●樋口和彦/弁護士
  挑発にはのらず、パターナリズムに陥らず、敬意をもって対応する
 保護者のクレームへの対応●安家周一/あけぼの幼稚園園長
  無理難題やわがままが吹き出る機会がチャンス。保護者、保育者、子どもを巻き込み考えあう
 看護の現場から●宮子あずさ/東京女子医科大学大学院看護学研究科博士後期課程在学中
  侮辱と威圧ではよい展開は生まれない。お互いが楽になる「あきらめどころ」を見つけることも大切
 学校崩壊の現場から●渡邉安朗/北九州市立今町小学校校長
  「学校は福祉機関」の信念のもと、課題をもつ子どもや非行傾向のある子どもの変容をうながす
 少年刑務所での取り組み●竹下三隆/奈良少年刑務所教育専門官
  何よりもその対象者と共に時間を過ごすこと、対象者の話をじっくり聴くこと
 情緒障害児短期治療施設での家族支援●宮井研治/本誌編集委員・大阪市立児童院セラピスト
  「虐待する親を疑いながら、かつ信じる」。この矛盾した作業の遂行に役立つSoSAの活用


特集 発達検査を読み込む【その2】
 PART1 清水里美さんからの問いかけ
  試論について/データカンファレンス/松下裕さんのコメント
 PART2 「試論」との対話
  1.中枢性統合
  2.抑制
  3.内言・外言
  4.模倣
 まとめ●伏見真里子
  一人ひとりの検査結果を丁寧に分析するのが近道

連載
行政 up to date6
 平成21年度施行保育所保育指針●網野武博
 児童扶養手当・生活保護基準切り下げ●赤石千衣子
 スクールソーシャルワーク事業●山野則子
日本の児童相談をたどる 第3回 鈴木豊男さん●川崎二三彦/鈴木崇之(インタビュー)
「そだちと臨床」現場における相談のコツとツボ 第2回●青木直子・福間徹
みん&もこのりんしょう談義6
 お題「アンバランス2」たとえ話で納得!
発達臨床心理学用語講座5 私の“介在”療法 第1回
 イルカ介在療法●衣斐哲臣/惣田聡子
Windows of Books No.5 愛媛県編
BOOK REVIEW
 『子どもと青年の攻撃性と反社会的行動』
「家族の構造理論」私風 第6回
 夫婦サブシステム●団士郎
親・子に役立つ非行相談援助法4
 非行相談・援助の展開 その1●渡辺忍
ジェノグラムをとおした家族理解5
 家族の暮らしを想像し、支援の創造へつなげる●早樫一男
一時保護所論序説 第六回
 夜間指導員が語る その1●小木曽宏
読者の広場
編集委員がかかわった本のご紹介
編集後記/次号予告
ペアレント・ネイション
3000万語の格差

3000万語の格差(電子書籍)

世界の保育の質評価
 

このページのトップへ