ホーム > グアテマラ内戦後 人間の安全保障の挑戦
グアテマラ内戦後 人間の安全保障の挑戦
本体5,000円+税
ISBN 9784750329703
判型・ページ数 A5・284ページ
出版年月日 2009/03/01

グアテマラ内戦後 人間の安全保障の挑戦

中米グアテマラでは30年以上にわたり内戦が続いた。ポスト・ジェノサイド社会において、暴力や追放などの「恐怖」や、貧困・医療や教育機会などの「欠乏」をどう克服するのか。文化人類学者が社会復興にいかに貢献できるかを試みた実践の記録。
国立民族学博物館「機関研究」の成果刊行について(松園万亀雄)

序章 人間の安全保障の挑戦(編者)
 1 はじめに
 2 人間の安全保障の政策論再考
 3 グアテマラ=人間の安全保障という課題の実例
 4 各章の紹介

第一部 恐怖からの自由

第1章 グアテマラにおけるジェノサイドと正義――リオ・ネグロ村の女性と子供たちの場合(フェルナンド・モスコソ・モジェール:吉川敦子・関雄二訳)
 1 ジェノサイドから裁判へ
 2 グアテマラにおけるジェノサイド
 3 ラビナル市における暴力
 4 リオ・ネグロにおけるジェノサイド
 5 和平プロセスでの正義
 6 リオ・ネグロの事件
 7 結び

第2章 大量虐殺の記憶装置としてのミュージアム(関雄二)
 1 記憶の歴史化
 2 パンソスの殺戮事件の時代的背景
 3 パンソスの虐殺と証言、そして秘密墓地の発掘
 4 コミュニティ・ミュージアムの建設
 5 博物館展示の完成
 6 モニュメントの建設
 7 記憶の回復と社会の復興
 8 記憶の生成過程の行方

第二部 欠乏からの自由

第3章 ポスト・コンフリクト社会における二言語教育(渋下賢・久松佳彰・上岡直子)
 1 はじめに
 2 二言語教育政策の変遷
 3 二言語教育実践の多様性
 4 おわりに

第4章 ポスト・コンフリクト社会への復興協力――研究者チームによる地方公共政策の改善研修(狐崎知己)
 1 はじめに
 2 グアテマラ和平協定の履行と国際協力
 3 ジェノサイドの実態解明
 4 国家補償
 5 治安問題
 6 経済発展と財政改革
 7 地方公共政策の改善を目指して――JICAグアテマラ国別研修「公共政策の計画立案の能力向上」
 8 おわりに――問われるメソ感覚

第5章 地域リーダーと文書管理――JICA研修におけるワークショップの試み(中村雄祐)
 1 JICA研修における文書管理ワークショップの位置づけ
 2 第一回文書管理ワークショップ(二〇〇五年一〇月三一日@東京)
 3 一期生フォローアップ(二〇〇六年八月一九~二一日@コバン市)
 4 第二回文書管理ワークショップ(二〇〇七年四月@東京
 5 JICAグアテマラ事務所現地スタッフ向けの文書管理講義(二〇〇七年八月一七日@グアテマラ・シティ)
 6 現地視察(二〇〇七年八月一八~二三日@グアテマラ各地)
 7 第三回文書管理ワークショップ(二〇〇七年一一月、一二月@東京)
 8 文書への意識

第6章 グアテマラにおけるアマランサス復活の意義(根本和洋)
 1 はじめに
 2 先住民農業と伝統作物の文化的重要性
 3 メソアメリカ起源の失われた作物アマランサス
 4 途切れたアマランサスの記憶
 5 マヤの伝統作物アマランサスを復興の軸に
 6 おわりに

追記
 JICA研修――その後の展開(狐崎知己)

 あとがき

 【編著者紹介】

同じジャンルの本

このページのトップへ