本体2,000円+税
ISBN | 9784750329109 |
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判型・ページ数 | 4-6・320ページ |
出版年月日 | 2009/01/01 |
チェコとスロヴァキアを知るための56章【第2版】
薩摩 秀登 編著
数多くの歴史遺産が残るチェコ、素朴な町並みや山岳風景が印象的なスロヴァキア、欧州の中央に位置する両国の魅力を描く。「チェコスロヴァキア」としての独立運動、社会主義体制の崩壊から、分離後のEU加盟など最新の動きを踏まえ、個性的な芸術や文学も紹介。
はじめに
I チェコとスロヴァキアのなりたち
第1章 国土と住民――国境線はどうやって決まった?
第2章 チェコ人とスロヴァキア人――兄弟? それとも夫婦?
第3章 似ているけれども違う、違うけれども似ている――チェコ語とスロヴァキア語の不思議な関係
第4章 キュリロス、メトディオス、ヴァーツラフ――死んでもまだ忙しい「国民的聖人」たち
第5章 カレル4世――プラハに生まれた皇帝の壮大な夢
第6章 フス派の時代――中世のたそがれを告げた大動乱
第7章 「ドナウ帝国」の記憶――ハプスブルク王朝
第8章 チェコ国民社会の形成――「国民」を作るとはどういうことか
第9章 スロヴァキア国民社会の形成――選択された名称
第10章 チェコのユダヤ人――チェコ人とドイツ人のはざまで
第11章 新天地をめざした人たち――スロヴァキアから北米大陸への移民
II チェコスロヴァキアの誕生、解体、再生、そして……
第12章 第一次大戦とチェコ人・スロヴァキア人――戦乱の中から生まれた共和国
第13章 お城の大統領――マサリクと第一共和国
第14章 「保護領」と「独立国」――一つの戦争、異なる記憶
第15章 共和国の再興をめざして――ベネシュ大統領の苦悩と限界
第16章 「チェコスロヴァキアの道」の先に見えたもの――社会主義化の過程とその要因
第17章 改革は挫折したが……――「プラハの春」から一九八九年まで
第18章 ビロード革命と連邦解体――平穏無事な大異変
第19章 EUという列車に乗り込むために――冷戦後の国際社会の中で
第20章 政治の舞台と政治家たち――新たな体制の行く末をめぐって
第21章 チェコのロマ――放浪と定住の間で
第22章 ズデーテン・ドイツ人――「追放」された昔の「隣人」は、今……
III 経済・社会
第23章 経済の現状――計画的に作りだされた市場経済は機能しているか
第24章 工業国の伝統は今も――チェコ経済の牽引車たち
第25章 バチャの靴――知られざる世界的ブランド
第26章 教育制度――ドクトルがたくさんいるわけ
第27章 放送――テレビは誰のものか
第28章 プレス――「表現の自由」を求めて
第29章 スポーツ――二大人気スポーツと体制転換後の改革
第30章 体操は民族の魂?――ソコル運動について
第31章 スロヴァキア人のほろ苦い首都――多民族都市のあとかたに生きるブラチスラヴァ
第32章 モラヴィア――国になりきれなかった国
IV 暮らしの風景
第33章 伝統行事――年中行事ミニカレンダー
第34章 食生活――やはり家庭の味が最高
第35章 地方生活のひそやかな愉悦――村の風物詩を見に行く
第36章 余暇の過ごし方――うらやましい別荘暮らし
V 文化・芸術
第37章 国際色と郷土色と――中世・近世の文化
第38章 民衆文化の一大モチーフ――スロヴァキアのナショナル・ヒーロー、ヤーノシーク
第39章 「ネイション」と「コスモポリタン」――19世紀の造形芸術
第40章 モダンの終焉――20世紀アートの推移
第41章 建築という巨大なる叙情詩――チェコの20世紀建築
第42章 チェコのジャポニスム――日本美術がチェコ美術に与えた影響
第43章 言葉の可能性を求めて――第一次大戦までのチェコ文学
第44章 生活のなかにみいだされる詩――第一次大戦後のチェコ文学
第45章 帰属なきドイツ語のエクリチュール――プラハ・ドイツ語文学
第46章 スロヴァキア語は成熟した表現手段か――スロヴァキア文学の茨の道
第47章 世界はファンタジーに満ちている――チェコの児童文学
第48章 シーンは不条理の香り――演劇と劇場
第49章 世界的なフェスティヴァルがいくつも――チェコの人形劇
第50章 人々に愛され続けてきた踊り――スロヴァキアの民族舞踊
第51章 大コンテクストの音楽伝統――第一次大戦までの作曲家たち
第52章 民俗の風土と実験的様式――第一次大戦以降の作曲家たち
第53章 オールヌードで世界の檜舞台へ――チェコとスロヴァキアの映画について
第54章 絵や人形が織り成す多彩な世界――チェコアニメ史概略
第55章 切り取られた時代の一場面――チェコの写真家たち
第56章 チェコのガラス――インダストリーとアートの関係
■コラム■
1 スロヴァキア人の名前の話
2 シチェファーニクの日本訪問
3 「チェコスロヴァキア」か「チェコ-スロヴァキア」か――ハイフンの政治学
4 スロヴァキアの通貨デザインに見る歴史意識
5 あなたの身近にもチェコの製品
6 環境保護か、治水対策か――ドナウ川のダム裁判
7 温泉町――伝統の社交場は、今……
8 外国人として暮らしてみて――ゆとりのある日常生活
9 ドゥシャン・ハナーク監督の三つの作品
参考文献
編者あとがき
I チェコとスロヴァキアのなりたち
第1章 国土と住民――国境線はどうやって決まった?
第2章 チェコ人とスロヴァキア人――兄弟? それとも夫婦?
第3章 似ているけれども違う、違うけれども似ている――チェコ語とスロヴァキア語の不思議な関係
第4章 キュリロス、メトディオス、ヴァーツラフ――死んでもまだ忙しい「国民的聖人」たち
第5章 カレル4世――プラハに生まれた皇帝の壮大な夢
第6章 フス派の時代――中世のたそがれを告げた大動乱
第7章 「ドナウ帝国」の記憶――ハプスブルク王朝
第8章 チェコ国民社会の形成――「国民」を作るとはどういうことか
第9章 スロヴァキア国民社会の形成――選択された名称
第10章 チェコのユダヤ人――チェコ人とドイツ人のはざまで
第11章 新天地をめざした人たち――スロヴァキアから北米大陸への移民
II チェコスロヴァキアの誕生、解体、再生、そして……
第12章 第一次大戦とチェコ人・スロヴァキア人――戦乱の中から生まれた共和国
第13章 お城の大統領――マサリクと第一共和国
第14章 「保護領」と「独立国」――一つの戦争、異なる記憶
第15章 共和国の再興をめざして――ベネシュ大統領の苦悩と限界
第16章 「チェコスロヴァキアの道」の先に見えたもの――社会主義化の過程とその要因
第17章 改革は挫折したが……――「プラハの春」から一九八九年まで
第18章 ビロード革命と連邦解体――平穏無事な大異変
第19章 EUという列車に乗り込むために――冷戦後の国際社会の中で
第20章 政治の舞台と政治家たち――新たな体制の行く末をめぐって
第21章 チェコのロマ――放浪と定住の間で
第22章 ズデーテン・ドイツ人――「追放」された昔の「隣人」は、今……
III 経済・社会
第23章 経済の現状――計画的に作りだされた市場経済は機能しているか
第24章 工業国の伝統は今も――チェコ経済の牽引車たち
第25章 バチャの靴――知られざる世界的ブランド
第26章 教育制度――ドクトルがたくさんいるわけ
第27章 放送――テレビは誰のものか
第28章 プレス――「表現の自由」を求めて
第29章 スポーツ――二大人気スポーツと体制転換後の改革
第30章 体操は民族の魂?――ソコル運動について
第31章 スロヴァキア人のほろ苦い首都――多民族都市のあとかたに生きるブラチスラヴァ
第32章 モラヴィア――国になりきれなかった国
IV 暮らしの風景
第33章 伝統行事――年中行事ミニカレンダー
第34章 食生活――やはり家庭の味が最高
第35章 地方生活のひそやかな愉悦――村の風物詩を見に行く
第36章 余暇の過ごし方――うらやましい別荘暮らし
V 文化・芸術
第37章 国際色と郷土色と――中世・近世の文化
第38章 民衆文化の一大モチーフ――スロヴァキアのナショナル・ヒーロー、ヤーノシーク
第39章 「ネイション」と「コスモポリタン」――19世紀の造形芸術
第40章 モダンの終焉――20世紀アートの推移
第41章 建築という巨大なる叙情詩――チェコの20世紀建築
第42章 チェコのジャポニスム――日本美術がチェコ美術に与えた影響
第43章 言葉の可能性を求めて――第一次大戦までのチェコ文学
第44章 生活のなかにみいだされる詩――第一次大戦後のチェコ文学
第45章 帰属なきドイツ語のエクリチュール――プラハ・ドイツ語文学
第46章 スロヴァキア語は成熟した表現手段か――スロヴァキア文学の茨の道
第47章 世界はファンタジーに満ちている――チェコの児童文学
第48章 シーンは不条理の香り――演劇と劇場
第49章 世界的なフェスティヴァルがいくつも――チェコの人形劇
第50章 人々に愛され続けてきた踊り――スロヴァキアの民族舞踊
第51章 大コンテクストの音楽伝統――第一次大戦までの作曲家たち
第52章 民俗の風土と実験的様式――第一次大戦以降の作曲家たち
第53章 オールヌードで世界の檜舞台へ――チェコとスロヴァキアの映画について
第54章 絵や人形が織り成す多彩な世界――チェコアニメ史概略
第55章 切り取られた時代の一場面――チェコの写真家たち
第56章 チェコのガラス――インダストリーとアートの関係
■コラム■
1 スロヴァキア人の名前の話
2 シチェファーニクの日本訪問
3 「チェコスロヴァキア」か「チェコ-スロヴァキア」か――ハイフンの政治学
4 スロヴァキアの通貨デザインに見る歴史意識
5 あなたの身近にもチェコの製品
6 環境保護か、治水対策か――ドナウ川のダム裁判
7 温泉町――伝統の社交場は、今……
8 外国人として暮らしてみて――ゆとりのある日常生活
9 ドゥシャン・ハナーク監督の三つの作品
参考文献
編者あとがき
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