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相互依存のグローバル経済学
本体3,800円+税
ISBN 9784750328898
判型・ページ数 A5・424ページ
出版年月日 2008/12/01

相互依存のグローバル経済学

国際公共性を見すえて

世界中にグローバリゼーションが進展しつつある現実をふまえ、「相互依存」の観点から、これからの地球経済を分析し展望する「国際公共経済学」の試み。同時に、標準的な経済学教科書としても使えるよう、既存理論の紹介や具体的事例、練習問題まで多数収録。

  はじめに
  表紙カバー写真について

第 I 部 貿易における相互依存

第1章 グローバルな相互依存
 第1節 グローバル化とは何か
 第2節 相互依存とは何か
 第3節 国境なき経済とは何か
 第4節 日本のグローバリゼーションは進んでいるか
 第5節 経済的相互依存の例示
第2章 自由貿易による相互利益
 第1節 どんな社会にも通用する分業の原理
 第2節 貿易の種類
 第3節 比較生産費説(自由貿易の原理、リカード・モデル)
 第4節 自由貿易からの利益(gains from free trade)
 第5節 交易条件(terms of trade)
 第6節 ヘクシャー・オリーンの要素賦存定理
 第7節 要素価格均等化定理
     ――ヘクシャー・オリーン(H・O)の第二の定理
 第8節 リプチンスキー定理
 第9節 ストルパー・サミュエルソン定理
 第10節 レオンティエフ逆説
第3章 貿易、投資、雁行形態、空間経済学
 第1節 国際投資と貿易
 第2節 プロダクト・ライフ・サイクル理論(Product Life Cycle, PLC)
 第3節 雁行形態論(Flying-geese Pattern of Economic Development)
 第4節 PLC理論と雁行形態論の類似点と限界
 第5節 ダニングの直接投資論(OLI, 折衷論)
 第6節 空間経済学
 第7節 事例研究――産業集積と直接投資(マレーシア、タイ)
 第8節 知識資本の経済学
第4章 貿易政策と経済統合
 第1節 貿易政策(従価関税、数量規制)
 第2節 貿易自由化(GATT・WTOの関税引き下げ)
 第3節 経済統合の分類
 第4節 経済統合の効果
 第5節 経済統合の動向
 第6節 歴史の皮肉?
 第7節 APEC――特徴と可能性

第II部 金融における相互依存

第5章 国際収支と国民所得――理論と実際
 第1節 日本の国際収支
 第2節 国際収支とマクロ経済(ISバランス論)
 第3節 複式簿記
 第4節 国際収支調整の理論
 第5節 国際収支の動向――世界、米国、中国
第6章 外国為替と国際通貨
 第1節 外国為替
 第2節 為替相場
 第3節 国際通貨とドル、ユーロ、円
 第4節 為替相場を分析する諸理論
 第5節 国際収支と為替相場
第7章 国際金融とグローバリゼーション
 第1節 国際金融市場
 第2節 実際の金融取引――デリバティブ市場
 第3節 日本の金融規制緩和――金融ビッグバン
 第4節 事例研究――アジア通貨金融危機
 第5節 国際マクロ経済学のトリレンマ理論
 第6節 金融グローバリゼーションの拡大と深化

第III部 経済開発における相互依存

第8章 南北問題の歴史と変貌(1980年代までの傾向)
 第1節 南北問題の登場と推移
 第2節 困難な途上国の経済的自立
 第3節 南の団結――UNCTADとNIEO
 第4節 南南問題、持続可能な開発、東西問題の消失
 第5節 貧困の原因と政府の役割
 第6節 事例研究――アフリカの後発性:アフロ・ペシミズム
第9章 人間中心の経済開発(1990年代以降の傾向)
 第1節 開発とは何か――根本的な見直し
 第2節 UNDPの「人間開発指数」(HDI)
 第3節 1990年代の新潮流――南南協力と参加型開発
 第4節 人間中心の開発とミレニアム開発目標
 第5節 将来も続く南北格差
 第6節 第8・9章のまとめ――21世紀の課題
第10章 IT革命と経済社会の変化
 第1節 地球規模のIT革命
 第2節 工業化社会と情報化社会
 第3節 情報革命の4つの特徴
 第4節 IT革命とグローバリゼーション
 第5節 ITサービス貿易と経済過程(エントロピーの増大)
 第6節 商取引の4要素、ITサービス貿易の種類
 第7節 ITサービス貿易の捕捉と計測
 第8節 IT革命の帰結
第11章 経済学と国際公共哲学
 第1節 新しい経済学の考え方
 第2節 公共哲学と主流派経済学
 第3節 開発経済学と公共哲学の接近
 第4節 「形而上のグローバリズム」と「形而下のグローバリゼーション」
 第5節 公共性の比較――WTO,FTA,APEC
 第6節 経済系と生態系――人口、資源、エコロジー、公共性
 第7節 総括と展望――「国際公共哲学」の萌芽

第IV部 総括
第12章 グローバリゼーションの光と影
 第1節 グローバリゼーションの光と影
 第2節 グローバリゼーションにともなう経済的な「不等価交換」
 第3節 異質な他者とグローナカルな相互依存
 第4節 途上国とグローバリゼーション
 第5節 相互依存のグローバル時代における日本の役割

 全体の結論

 参考文献
 索引
 あとがき

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