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反貧困の学校
本体1,500円+税
ISBN 9784750328577
判型・ページ数 4-6・256ページ
出版年月日 2008/10/01

反貧困の学校

貧困をどう伝えるか、どう学ぶか

福祉・労働・ジェンダー・教育など、様々な領域・現場から反貧困の声をあげるメンバーから成る「反貧困ネットワーク」主催による2008年3月の「反貧困フェスタ2008」が本になった。当日の熱い議論をまとめ、貧困の諸相と今後の課題・方向性を1冊に凝縮。
はじめに(宇都宮健児)

 序章 シンポジウム「海外特派員が見た日本の貧困」─国際的に見ると〈貧困〉はメジャーな報道のテーマ!(水島宏明)

I 部 貧困のいまを伝える

 1章 究極の貧困をどう伝えるか─経済の貧困と関係の貧困と(生田武志)
 2章 手・足そして視力を失い……このうえ生活保護の扶助費までも……(日笠方彦)
 3章 そうだったのか!生活保護マニアック講座
  ◆生活扶助基準をどうとらえるか(岡部卓)
  ◆夢と活力のある社会づくりに向けて~スウェーデンとドイツの現地調査より~(大山小夜)

II 部 再生産される貧困

 4章 どうする?子どもの貧困─福祉と教育をつなぐ
  ◆「子どもの貧困」解決への貴重な出発点(湯澤直美)
  ◆「子どもの貧困」に関する問題提起(松本伊智朗)
  ◆「子どもの貧困」は放置できない(浅井春夫)
  ◆子どもの貧困と虐待(山野良一)
  ◆学校の「お金」と子どもの貧困(竹山トシエ)
  ◆生活保護世帯への高校進学支援(若井田崇)

 5章 ジェンダーと貧困─DVを中心として
  ◆ジェンダーと貧困の絡み合い(イダヒロユキ)
  ◆ドメスティック・バイオレンスはジェンダー・バイオレンス(吉祥眞佐緒)

III 部 貧困をどうなくしていくか

 6章 どうすればいいの?税と社会保障─弱者にやさしい制度とは?
  ◆税と社会保障の現場で、いま何が起こっているのか?(岡田広行)
  ◆所得再分配と税・社会保障(藤原千沙)
  ◆弱者にやさしい税制とは(浦野広明)

 7章 貧困と労働(高木剛・関根秀一郎・河添誠・竹信三恵子)

 おわりに(湯浅誠)

 巻末資料 反貧困フェスタ2008

 反貧困フェスタ2008─貧困をどう伝えるか─プログラム
 反貧困フェスタ2008─催しの数々
 コラム・反貧困フェスタ2008で伝えられたこと
  01 よろず相談コーナー
  02 貧困に反対する春の無料医療相談会とレントゲン検診
  03 講演会「教育・格差・貧困─現代教育問題を考える」
  04 ワークショップ「参加型で感じる世界の貧困・日本の貧困」
  05 ワークショップ「私の良いとこ再発見、私の未来を作るワークショップ」
  06 ワークショップ「働き方向上計画─労組・団交権の使い方」
  07 労働用語英語講座「英語で反貧困」 Learn Work Words in English “Teach Against Poverty”
  08 お芝居と歌で伝える日本国憲法
  09 雨宮処凛・廣瀬純対談抄録 「自由と生存」の風は、地球の裏側から吹いてくる

 参加団体/賛同団体・個人一覧

 執筆者一覧

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