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アメリカ大陸コメ物語
本体2,500円+税
ISBN 9784750328317
判型・ページ数 4-6・320ページ
出版年月日 2008/09/01

アメリカ大陸コメ物語

コメ食で知る日系移民開拓史

食の安全が揺らぎ、食糧自給率の減少が危惧される日本では、西洋食文化への傾斜とともに、当たり前とされてきた「コメ食」が減少の一途をたどる。対照的に、かつて南北アメリカ大陸では、「コメ食」を普及させた日系移民がいた。コメをめぐる日系移民の今昔。

第I部 日系移民の北米稲作史

第一章 楽園ハワイに稲作のあけぼの
 1 万延元年遣米使節が食べたコメ
 2 漂流民・ジョン万次郎の報告
 3 明治元年のハワイ移民
 4 グアム、幻の“コメ作り第一号”と“悪徳奴隷商人”ヴァン・リード
 5 移民が支えたハワイコメ作りの盛衰
第二章 それはチャールストンから始まった
 1 漂流船、チャールストンに
 2 コメで賑わったニューオーリンズ
 3 名残をとどめるコメ料理は
 4 アメリカ米はインディカ種?
第三章 日系移民も西海岸へ
 1 会津若松からエルドラドへ
 2 カリフォルニアの夢のあと
 3 大陸横断鉄道と中国人排斥法
 4 サンフランシスコに大和屋開業、だが……
 5 「鉄道働き」は南京米、「キャナリーボーイ」は日本米
 6 シアトルの「十仙めし」
第四章 テキサスに日本人コロニーを
 1 アメリカに渡った品種、「神力」と「渡船」
 2 代議士辞めてテキサスへ─西原親子のコメ作り
 3 片山潜のユートピア
第五章 カリフォルニアに新品種誕生
 1 アメリカ農務省、自作米への試行錯誤
 2 カリフォルニア米誕生
 3 新品種「カルローズ」を開発
 4 “プレミアム”カリフォルニア米を作った男

第II部 南米三国移民物語

第一章 榎本武揚の情熱、メキシコ移民団
 1 メキシコ移民百年
 2 榎本の開拓構想
 3 「榎本殖民団」出発
 4 チアパスに着けば手違いの連続
 5 移民地に植えられた稲は?
第二章 ペルーの地に「八百の同胞死に瀕す」
 1 移入民を求める国
 2 秘露(ペルー)視察と移民の決定
 3 カニエテでは死者多数の惨状
 4 ペルーのコメ事情
 5 さらなる新天地を求めて
第三章 ブラジル移住の苦難と発展
 1 国交結ばれ、移民計画
 2 古くからある「アグーリャ米」料理
 3 そこは「舞って楽しみ留まる国」か?
 4 “話が違う”悪条件に逃亡者続出
 5 救世主公使の再登場
 6 初期移民のコメ作りあれこれ
 7 日本移民の稲作地帯でコメ輸出国に
 8 コメから「アマゾンの黒いダイヤ(胡椒)」へ
 9 戦後移民はアマゾンの奥へ
 10 コメ五十キロの値段がピーマン一キロと同じ!

第III部 漫遊南米コメどころ

第一章 メキシコ人に丼物を
 1 リベルタ市場のカルド・ミチ
 2 三世の握るすしはカリフォルニア米
 3 試験場から産まれた「モロレス米」
 4 クアウトラでコシヒカリに挑戦
第二章 ペルーでかわすコメ談義
 1 リマの天丼の米はカリフォルニア米に匹敵
 2 大福のモチゴメは国府田の「松竹梅」
 3 プカルパに残る水田のコメ
 4 テロリストに破壊された水田
第三章 新世代が拓くブラジル
 1 サンパウロに集まる多彩なコメ
 2 カテテ、アグーリャ、アグリーニャ
 3 本屋さんで聞いたグァタパラの話
 4 グァタパラ移住新世代
 5 歴史を語る「拓魂の碑」に感慨
第四章 基地代償のボリビア、棄民のドミニカ
 1 高山病に“地獄に仏”の焼魚定食!
 2 移民の生業はゴムからコメへ
 3 ボリビア米の品種を推測
 4 「カリブ海の楽園ドミニカ共和国が日本移民を招く」
 5 日本政府の棄民
 6 ダハボン水田への道
 7 我らが老骨を礎に
 8 改良品種「谷岡五号」と「プロセキーサ」
 9 国境の川へ
第五章 赤テラ・ロッサ土のパラグアイ、肉食国のアルゼンチン
 1 シウダーデルエステでの出会い
 2 日本レストラン失敗談
 3 スーパー経営者の余技はすし握り
 4 甘めのすしめしは「農林二十二号」
 5 イグアス移住地四十周年祭
 6 国境越えて客よぶ「光後米」
 7 アルゼンチンすしブームの先駆者一家
 8 羨ましいすしネタ
 9 肉食国のすし屋いろいろ
第六章 三国国境の大穀倉地帯
 1 ウルグアイブランド「光後米」と「弥勒米」
 2 世界最大の水田地帯
 3 ポル・キロ(量り売り)のすし屋さん
 4 サンパウロで最初の日本レストランは?
 5 大手のレストラン進出と「吉田米」

第IV部 北米に見るコメ産業の未来

第一章 移民の夢と新品種
 1 西原農場の跡地へ
 2 日系人最後のコメ作り
 3 「田牧米」ができるまで
 4 短粒米戦争が勃発
第二章 北米産ササニシキが輸入される日
 1 コメどころ目指して右往左往
 2 ライス・キャピタル(コメの首都)の農業博物館
 3 狙いは一つ、コシヒカリ!
 4 そして日米コメ摩擦へ
第三章 アメリカで作り、加工し、輸出する
 1 健康ブームが日本食ブームに
 2 おコメを炊くビジネス?
 3 玄米ずしとマクロバイオテック
 4 ついにアメリカ製弁当が日本へ

 主要参考文献
 あとがき

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