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朝鮮近代の歴史民族誌
本体6,000円+税
ISBN 9784750327921
判型・ページ数 A5・452ページ
出版年月日 2008/05/30

朝鮮近代の歴史民族誌

慶北尚州の植民地経験

朝鮮において植民地化とはどのような経験だったのか。慶尚北道尚州をフィールドに、植民地権力の様相、日本人植民者、「青年」の形成と社会運動、就学と識字をめぐる知と支配の再編、日記に記された農村青年の日常と「憂鬱」等を重層的に描きだす画期的な社会史。

図表目次
 朝鮮半島地図
 凡例

序論 近代朝鮮地域社会をみる視座
 1 東アジアの近世と近代
 2 植民地期の朝鮮社会をどうみるか
 3 本書の試み

第1章 近世尚州の社会動態
 はじめに
 1 尚州の〈邑〉社会
 (1)尚州の地理的条件
 (2)〈邑〉社会の成り立ち
 2 近世地域エリートの形成と展開
 (1)士族ネットワークの形成
 (2)吏族の存在様態
 3 一九世紀尚州社会の変動
 小 結

第2章 植民地化と尚州社会の近代
 はじめに
 1 尚州の植民地化
 (1)地方支配体制の再編成
 (2)尚州の日本人社会
 2 邑内の「市街地」化
 (1)邑治の換骨奪胎
 (2)「市街地」としての邑内
 3 地域産業の変容と持続
 (1)商業的農業の再編:養蚕業を中心に
 (2)地域工業の様態:酒造業を中心に
 小 結

第3章 地域エリートと政治空間
 はじめに
 1 士族・吏族の動向
 2 地域の社会運動の位相
 (1)尚州の三・一運動とその主体
 (2)一九二〇年代における政治空間の再編
 (3)政治空間の危機と変容
 3 地域エリートの様態
 (1)地域社会における政治空間の構造
 (2)地域エリートの意識――『新尚州』の分析から
 小 結

第4章 地域社会のなかの新式学校
 はじめに
 1 漢文教育の位相変化
 2 私立学校運動の盛衰
 (1)韓末儒林の学校建設運動
 (2)私設学術講習会の展開
 3 公立普通学校の展開
 (1)学校の設立と地域エリート
 (2)学校と地域との関係――中牟公普を中心に
 (3)学校に通う人々、離れていった人々
 小 結

第5章 日記を通じてみた植民地経験
 はじめに
 1 S氏とその日記
 (1)S氏の軌跡
 (2)日記の特徴
 (3)舞台設定と登場人物
 2 S氏の消費行動
 (1)メディア
 (2)通信・交通
 (3)時間
 (4)医療・衛生
 3 S氏の社会認識
 (1)新/旧の間で
 (2)民族と憂鬱
 (3)「日本」はどこにあるのか
 (4)「中堅人物」になるということ
 小 結

結論

 初出一覧
 あとがき
 参考文献/索引

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