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子どもと福祉 Vol.1
本体1,700円+税
ISBN 9784750327907
判型・ページ数 B5・148ページ
出版年月日 2008/07/01

子どもと福祉 Vol.1

児童福祉、児童養護、児童相談に関する様々な課題について、福祉の実践者や研究者が研究、情報交流し、成果を広く発信する。第1号の特集は「児童養護施設における心理職の役割」。心理職の座談会や児童指導員らのレポートで、心理職と現場職員の連携のあり方を探る。

創刊にあたって(『子どもと福祉』編集委員会)

◎特集 児童養護施設における心理職の役割――現場職員との連携のあり方をめぐって
 特集にあたって(二宮直樹:本誌編集委員)

○座談会 心理職として働いて――児童養護施設の現場から見えてくるもの
 伊東奈穂(日本児童育成園、子ども家庭支援センター・ぎふ「はこぶね」)
 大谷基恵(名古屋市児童福祉センター)
 小池純代(名古屋養育院)
 廣藤稚子(都筑こども相談室)

○児丘養護施設の現場から
 生活につなぐ心理支援とは――那爛陀学苑の取り組みから(小林茂:浦河べてるの家支援員)
 筑波愛児園の再生と心理職――権利侵害事件からの5年間(立川弘司:筑波愛児園心理療法担当職員)
 心理職はどう連携するか――専門職として、一職員として(小池純代:名古屋養育院心理療法担当職員)
 心理職との連携と協働を考える――児童指導員から期待すること(伊藤龍仁:那爛陀学苑主任児童指導員)
 児童の社会的自立に向けた心理的ケア――要養護児童特有のニーズに向けて(早川悟司:目黒若葉寮主任)
 心理的ケアの課題と新たなニーズ――子どもが安心できる生活づくりのために(高橋朝子:調布学園児童指導員)

○まとめと課題
 児童養護施設における心理職――児童相談所心理職の立場から(二宮直樹:愛知県知多児童・障害者相談センター主任主査)
 児童養護施設心理職の今後――愛知・岐阜両県での調査から考える(吉村譲:愛知東邦大学人間学部講師)

◎制度と現場のはざまで
 現代の子ども・家族問題の焦点(川崎二三彦)
 現代の子どもと児童相談所の動向(佐藤隆司)
 現代の子どもと児童養護施設の動向――施設の小規模化に潜む問題(浅倉恵一)
 現代の子どもと少年法改正の動向――現代型非行の調査の在り方(山田麻紗子)

○当事者の語り
 居場所をなくす不安と闘いながら(小林大)
 いつも子どもたちの目線で(清水真一)
 自立援助ホーム「ふきのとう」と私(澤田正一)

○研究報告
 児童家庭相談におけるソーシャルワークモデル(竹中哲夫)
 児童養護問題の構造と子育て世帯との共通性――児童養護施設5カ所の実態調査から(堀場純矢)
 子ども虐待死の検証に関する考察――先行研究の到達点と今後の課題(加藤悦子)

○現場実践レポート
 取手児童虐待事件のもたらしたもの(岡田崇弘)
 児童虐待の現場から(北川拓)
 乳児院の家庭支援専門相談員の役割(窪田道子)
 親子だからできる支援――母子生活支援施設での取り組み(加藤智功)

○エッセイ
 私の子育て支援(蜂谷明子)
 ある日の児童福祉司(川松亮)
 「彼」と私(倉橋幸彦)

○書評
 『林先生に伝えたいこと』(永山友里江)
 『てぶくろ――ウクライナ民話』(畑井田泰司)
 『怒りの方法』(都筑基史)
 『ぼくたちの15歳――養設施設児童の高校進学問題』(遠藤由美)
 『子どもとマスターする50の権利学習――イラスト版子どもの権利』(遠藤由美)
 『エピソード記述入門――実践と質的研究のために』(千坂克馬)

○海外の社会福祉事情〈第1回〉
 中国の一人っ子政策とお国柄(野田正人)

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